プロジェクト結成素案(第2案)


2012年10月23日

12.15「IAEA 福島閣僚会議」開催にあたってー
原発被災地から望むことを伝えよう!
フクシマ アクション プロジェクト(再案)

<はじめに>

来る12月15〜17日日本政府と国際原子力機関(IAEA)の共催により「原子力安全に関する福島閣僚会議」が郡山のビッグパレットで開催されます。IAEAは福島医大と共同研究プロジェクトを組んで「原子力安全に関する世界最高水準の知見を生かして研究・開発を進める国際的活動拠点」を福島県に設置し、来年にも活動を開始することを、この8月31日福島県と合意しています。その中で佐藤雄平福島県知事は「除染と健康管理の分野での共同研究」を要請しています。来る郡山でのIAEA閣僚会議ではこれらのことが正式に決定・発表されると見られます。
この巨大国際機関IAEAはこれまで世界中の原子力・原発推進に多大な影響力を及ぼしてきました。こんな巨大な権力組織が福島に来て、何をしようとしているのかを私たちは知る必要があるのではないでしょうか。自分たちの暮らしと命は自分たちで守らなければなりません。ここ福島は放射能汚染によって子どもたちが安全に安心して健やかに育つ環境を奪われてしまいました。この取り返しのつかない膨大な「負の遺産」をいかに少なくするかが私たち大人に問われています。原発事故の被災者の健康と権利を守るために、知って、学んで、声をあげませんか!

1 名称

この会の名称を「フクシマ・アクション・プロジェクト」とする。

2 目的(案)

1)IAEA について知る。
2)「IAEA と福島医大との共同研究プロジェクト」の目的を知る。
3)「IAEA と福島医大との共同研究プロジェクト」への県民・国民の意識を高める。
4)12月15〜17日に開催される「原子力安全に関する福島閣僚会議」(日本政府・IAEA共催)の機会をとらえて、原発事故の被災者の声をIAEA、日本をはじめとする各国政府、福島県に届ける。
5)この研究・開発が「原発被災地」のために本当に活かされるのかを見極め、原発事故の被災者の健康と権利を守るために運動を広げる。
6)運動は「話し合い」を重点にあくまでも平和的手段で行う。

3 組織確立(案)

1)会員制とする。― 構成メンバーはこの会の趣旨に賛同する個人とする。県内外は問わない。団体としては扱わない。特定イデオロギーや政党色は持たない。
2)事務局体制とする。役員は顧問・共同代表若干名、副代表2名、事務局長・次長各1名、事務局員若干名などとする。規則は別途作成する。
3)事務局会は必要に応じて行う。

4 役員体制 (案)  ― 敬称略

役員名
名 前
役 割 り 分 担 内 容
顧 問
佐藤 栄佐久
他団体との交流・発信
(崎山 比早子)
他団体との交流・発信
共同 代表
小渕 真理
総括 他団体との交流・発信
同上
武藤 類子
総括 他団体との交流・発信
同上
総括 他団体との交流・発信
副 代 表
川崎 哲
議案作成・渉外
同上
アイリーン・美緒子・スミス
議案作成・渉外
同上
満田 夏花
議案作成・渉外
事務局長
佐々木慶子
パンフレット、チラシ作成・周知活動提示

(原資料にはこの後に事務局員の名が並んでいますが、省略します)

5 当面の活動(案)

< 目標項目 >
1)前記の目的を達成するためにー12.15「IAEA福島閣僚会議」開催前の10月中に組織化する。そのためのチラシ・パンフを早急に作成し、周知化をはかる。
2)11月中旬に立ち上げ総会を開催する。
3)12.15「IAEA福島閣僚会議」開催前に、日本政府およびIAEAから事前の説明を求める。
4)12.15「IAEA福島閣僚会議」開催に当たって、「原発事故の被災者から望むことを伝えよう!」フクシマ・アクションを行う。このアクションを通じて、「原発事故の被災者からの要望」をIAEAや日本政府、各国の閣僚らや福島県に伝え、その実現をめざす。あくまでも平和的手段で行う。
5)(4)のための要望・意見を広く公募して要請書を作成する。
6)12.15 フクシマ・アクションは東京で開催される予定の「Nuclear Free Now 脱原発世界会議2」とタイアップして行う。
7)「IAEAと福島医大との共同研究プロジェクト」を見守る運動につなげる。
8)随時、必要に応じて事務局会を行う。

< 全体日程 >

 項 目
日 時
場 所
備 考
01
議案・組織決定
10.23(火)18:30~
02パンフレット・チラシ作成 No1
11.初旬
03記者会見―第 1 回
11.19~20 頃
福島県庁
04総会
11.24
福島市
コラッセ(仮押え済)
05福島県への事前申し入れ
11.24 直後
06福島医大への事前申し入れ
11.24 直後
07IAEA への事前申し入れ
11.24 直後
08記者会見―第2回
12 上旬
09プレ―広瀬隆講演会
12.14(金)
郡山労福
脱原福島ネットワークと連帯
10海外ゲスト福島視察
同上
福島県内
1112.15 フ ク シ マ ア ク シ ョ ン そ の 1 -
IAEA への申し入れ
12.15 午前
郡山
東京・全国に中継
1212.15 フクシマ アクション その 2-
県内外団体と連帯した行動
12.15 午前郡山
東京・全国に中継
13脱原発をめざす首長会議12.15 13~16 時
郡山労福
市民による傍聴・参加
14市民会議
(海外ゲスト含む)
12.16(日)
13~15 時
郡山
場所を至急確保

< 具体項目 >
1)総会に向けて (別紙)
2)規則(案)―(別紙)
3)12.15 フクシマ・アクション 行動計画―「IAEA福島閣僚会議」へ向けて (別紙)
4)予算(案)―別途計画

予算の考え方(案)
・会費は個人から年300~500円を上限に集める。
・東京の Nuclear Free Now 実行委員会から、以下を目安にした財政補助を行う。
事前の総会(11/24?)1回。講師と会場にかかる費用。
当日の福島視察にかかる費用。
当日(12/16)の講師と会場にかかる費用。
10~12月のチラシ・パンフ等印刷にかかる費用(定額で事前合意する)
・それ以外の雑費については、会費とイベント入場料などで賄う

6「原発事故の被災者からの要望」(案)

事故から1年半経った現在も、爆発を起こした福島第一原発の 1〜4号機の炉内の様子も事故の実態も未だに分からず、事故は終息していない。中でも 4 号機は格納容器の天蓋が吹き飛び、使用済み核燃料の保管プールはむき出しになり、本体も傾斜している。大きい余震に耐えられる保証はない。日本は地震王国であり、3.11 以降日本列島は「活動期」に入っていると言われ、震度6以上の地震の頻度数多くなっている。「第2のフクシマ」が起きたら日本壊滅になると予測されている。
未曾有の原発事故によって放射能被害を受けた被災者たちはそれまでの当たり前の日常・くらし、仕事、生きがい・夢・希望、先祖代々の家・田畑、家族・近所・仲間とのコミュニケーション、故郷からの自然の恵み・・・・・多少なりともそれらの全てを失ってしまった。目にも見えずにおいもない放射能への恐怖と体制側からの「安全キャンペーン」の間で、私たちは外部被曝・内部被曝・低線量被曝の三重被曝に常時さらされ続け、命までが脅かされている。
何よりもこの福島から子どもたちが安全に安心して健やかに育つ環境を奪い、膨大な「負の遺産」を与えてしまったことが悔やまれる。子どもたちを放射能被害から一刻も早く逃すことこそ、私たち大人の責任である。子どもを守らずして福島県の、日本の、否、人類の未来はない。「第2のフクシマ」が起きたら日本は壊滅し、世界規模の放射能汚染はさらに深刻になることが予測されている。今にも起きるかもしれない大きな余震に福島県民は毎日、おびえているのである。
これらの実態は「核と人類は共存できない」ことの何よりの証明である。
IAEAには放射性廃棄物の処理と原発廃炉に向けての技術開発にこそ世界中の叡智を結集することを切望し、以下のことを要望する。

― 記 –
(1)人類の最大限の叡智を集めて、早急に福島原発事故を真に終息させること。
(2)福島第一、第二の原発10基全てを即刻、廃炉にすること。
(3)地震王国日本に原発はあってはならないものであり、「第2のフクシマ」を起こさないように日本全国の原発は即刻、廃炉にすること。
(4) 放射能被害から一刻も早く、子どもたちを守ること。子どもたちの安全地帯への避難・疎開・保養を早急に行うこと。
(5) 福島医大が行っている子どもたちをはじめとする健康調査のデータは本人への情報開示と説明責任を果たすこと。被災者の健康と権利を守ること。
(6) 3.11「福島県のヒバクシャ」全員に「健康手帳」(仮称)を配布し、必要に応じて生涯にわたる健康・生活の補償を行うこと。
(7) 廃炉技術を促進させ、被曝労働者の放射能積算量低下に配慮したあらたな雇用を生み出すこと。
(8) エネルギー政策を脱原発依存に転換し、再生可能・低炭素エネルギーへの技術革新を促進し、新たな社会構築を行う。
(9) 使用済み核燃料廃棄物の処分法を早急に確立させること。
(10)使用済み核燃料廃棄物の処分法を確立する前の原発稼働は停止させること。

以上

住宅支援継続打ち切りをめぐって


佐々木慶子
(インタビューに答える。2012年10月15日)

keiko_utikiri

避難者への借り上げ住宅の提供が打ち切りになるという問題で、去年の今ごろも多分、同じような問題が出てきたと思うんですけれど?

昨年、新規申し込みを今年の3月で打ち切るっていう話が出たんですね。それを聞いて、去年の12月頃だったかな、県庁の避難支援課に行って、その時のリー ダーが塩見さんっていう方だったんですけれど、彼と交渉しました。私たちは毎月、6の日に「沈黙のアピール」っていうのをやっておりまして、この11月で 84回になるんですけれども、これは2010年からズーっとやっているものですけれども、そこと関連して、ついでにっていくか、これは緊急課題だっていう ことでやりましたが、塩見さんっていうリーダーの方はたいへん真面目に話を受け取っていただけて、「こういうことは他のグループなどからも声が上がってる し、皆さん、」つまり私たちです。その時は5〜6人で行ったんですが、「良く分りました」と。で、「何とかしてみます」っておっしゃったんです。

で 最初は県の方針によってしか動けない、みたいなことをおっしゃっていたんですが、でも、あなたのところが一番の主体的な責任を持って要求を出すところで しょって、県がどうのこうのよりも、あなた自身の方針として県に出してくださいって、お願いしたんですよ。そしたら、「分りました。そのように、じゃあ、 皆さんの声を受けて、出してみます」っていうことで、ちゃんと約束してくれて、結果、それ(打ち切り)が撤回されたっていいう非常に、私たちとしてはやっ て良かったという実感のある交渉でした。

その後、塩見さんのところに行って、私たちの声を受け入れてくれてありがとうございましたってい う、お礼も言ってきて、でも残念ながらその方が今、替わっちゃったんですよ、担当者が。それで次の人がいるので、来月の12月5日に「沈黙のアピール」を やる時に、その新しいリーダーの方と、秘書課の課長と、関連の方を喚んでいただいて、そこで打ち切りをやめてくれるように、と、それを強く申し入れしま す。

今年は去年とは違うという感じが?

全体的に、私も危機意識を持っているんですが、福島県の復興状況が県を中心に大々的に「安全、安全」っていう、復興対策がうまくいっているとか、避難区域が一部解除されたり、色んなイベントがやられた り、つい最近も東日本女子マラソンですか、去年も反対したにもかかわらず今年もちゃんとやってるし、3年後は国主催の植樹祭をやるとか。福島で。そういう ふうに安全キャンペーンっていうか「もう大丈夫だよ」みたいなキャンペーンが行なわれていて、それだけでなくて私たち県民自身も表面は何でもないかのよう な生活をしてます。

マスクもしている人は少ないし、洗濯物も表に乾してるし、私の家自体もそうなんですが、一年半ぐらいは窓をいっさい開け なかったんです。特に南側は。最近はやっぱ、空間線量が下ったっていうことで、私たち自身も窓を開けているような状況だし、一見、事故前と変らないよう な、そういう生活に見えるところが怖い。だから福島県はもう普通の生活しているから、何でもないんだ、もう原発の問題は割と癒やされてるのかなって、福島 県外の人に見られるのが非常に怖いのです。

それをいいことに、色んな支援対策が打ち切られつつあるんじゃないかと。だから、そういう風潮が 拍車をかけて、そういう支援対策が縮小の傾向になるのは非常に危険です。一見、何でもないようでも、問題を抱えている人は、一皮剥けばっていう人はたくさ んいます。諦めて声を出さない人とか、もう望みを失なって、生き甲斐を失なっている人とか、本当にそういう人が結構、多いっていう現実をもっと深く見てい ただきたいっていうのが私の危機意識だったり、全国の皆さんに対するお願いでもあります。

表面だけで、もう大丈夫だって、風化させないで欲 しい。福島県の現状は何ら変わってません。ある程度、表面的には慣れみたいなのがあって、匂いも何もしない放射能との闘いなので、一見、大丈夫なのかなっ ていう、そういう油断もあるのは事実ですが、でもいっさい解決されていない、いつ何時、もっと大きな地震が来たら、福島原発1号機から4号機なんて今にも 崩れそうになってますから、またあれと同等、あるいはそれ以上の放射能汚染が拡がる怖れもあるんです。そういうことを考えたら私たちは精神的に安全・安心 は得られておりませんので、そこのところをしっかり、もっと深く見て、福島の原発災害、原発震災を忘れないでいていただきたいっていうのが、私たちの願い です。

これからもまだ、避難して欲しい人たちがいるっていうことに?

今、健康調査を子供 を中心に行なわれてますけれども、それに対する疑問や不信感もたくさん出ているし、本当に新に、C判定の人が出たっていうことです。で、一人はB判定が出 て、癌の怖れがあるっていう人が一人出たんですが、もう一人出たっていう最近の情報もありますし、比率から言ったら本当に高い割合で出てるんですね、これ までになく。

だから、この結果が、本当に3年後、4年後が本当に怖いと思います。その時が恐しいので、私たちは決して安心しているわけでは ありませんので、特に小さなお子さんを抱えていらっしゃる親御さんたちは本当に心配してますので、福島の今後を、見捨てないでいただきたいと思います。

今後も県への要請を?

はい。頑張ってこれからも県との交渉は続けていきますので、色々お願いすることもあると思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

毎年群れをなしていた赤トンボが、今年は1匹しか来ませんでした


森園和重

2012年10月13日、「さようなら原発集会in日比谷」(東京・日比谷野外音楽堂)での報告

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皆さん、今日は。福島県から参りました。

始めに、今年の夏休み、全国の皆様のご支援により、福島県の子どもたちがこの夏も保養に出掛けることができました。本当に感謝いたします。有難うございました。

忘れてはいけないということを3つ、まずお話しさせていただきます。1つは福島原発告訴団について、ご存知の方、手を挙げていただけますか?有難うございます。今日、ここに参加された皆様にぜひとも、告訴人になっていただきたいと思います。1年7ヵ月たった今も原発事故の責任を誰一人取っていません。告訴は今月一杯、受け付けていますので、よろしくお願いしたいと思います。11月15日、福島地方検察庁に提出いたします。後ろの方のブースに資料が用意してございますので、詳細はそちらでお尋ねください。よろしくお願いいたします。

2つめは福島集団疎開裁判についてです。現在、仙台高裁で審議中です。第一回の審訊は10月1日に行なわれました。第2回の審訊は11月26日です。疎開裁判の詳細についてはこちらのブックレット600円にて、説明していますので、ぜひ、お買い求めいただいて、お勉強していただいて、皆様に広めていただいたら、有り難く思います。こちらもよろしくお願いいたします。

3つめは、原発事故子ども被災者支援法、正式名称、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住人等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」が、今年の6月21日に超党派の議員の皆様の力により、国会で成立いたしました。この法律についての話し会いが今日も郡山で行なわれている予定になっております。私も今日、こちろの集会とデモを終了後、すぐにトンボ返りする予定でおります。

この3点をお伝えするという私の大役をまずは果したと思います。

続いて、今回も何時ものように、私のお話しをさせていただきたいのですが、話が飛んでしまうと分らなくなってしまうので、書いてきたものを読まさせていただきます。

今年の夏、我が家のある、私の住んでいる地域では蚊や娥やコガネムシがほとんどいませんでした。ゲリやドーウも昨年より少なく、コンビニエンスストアの青白い光に飛び込む網いっぱいの虫たちの姿もまったく見掛けませんでした。今年、お米の収穫期を迎えた田圃から、毎年、聞こえてくる雀避けの空砲の音を一度も聞きませんでした。毎年、夏の終りに群れる赤トンボが、今年は我が家の庭に1匹しか飛んできませんでした。コオロギや鈴虫、スイッチョンやバッタも弱々しい鳴声です。

福島の子どもたちはこの夏も虫に、昆虫に触ることはできませんでした。毎年、沢山、沢山出ています。去年の方がまだ元気でしたが、今年はなぜか皆、弱々しいです。この先、昆虫たちの姿を見ることができるのでしょうか。子どもたちに既に出ている健康被害、無色透明、無味無臭の放射性物質。今日も容赦なく私たちに降り注ぐ放射線。

これはある小学校の線量です。遠くの方、見えないと思いますが、その小学校はテレビにも放送され、有名な小学校でした。除染に継ぐ除染を重ねても、先日、9月29日、線量を測ってきました。5,736μSv/hです。5マイクロあります。こんなホットスポットが、校舎の中にもまだまだ点在しています。こういうホットスポットが、郡山市、福島市…福島県の中にはまだまだあります。そんな中で先日も郡山市ではシティマラソンが開かれました。昨年夏からマラソン大会、駅伝大会、ビール祭り、ラーメン大会、屋台や出店、そして先日、霧雨降る中で、神輿を子どもたちが引いていました。放射能の雨です。

その霧雨の中で子どもたちが楽しそうに太鼓を敲きながら神輿を引いているんです。誰がやらせているんでしょう? でも本当に子どもたちは雨に濡れながらも楽しそうでした。

企業、商工会議所、教育界、医学界までもが行政と結託して昨年早々から「安全安心キャンペーン」を繰り広げてまいりました。それを垂れ流し続けた読売朝日。大手メディア。原子力事業は国策であると言い放ち、原子力村の言うがままに放送を続けたNHKの大罪、どう責任を取るんでしょう。

でも、私たち大人の責任でもあります。私の責任でもあります。無知で無関心で、数十年生きてきました。もっともっとどこまでもどこまでも貪欲で強欲で…そんな人間たち。地球は私たち人間だけのものではありません。

12月15日から、IAEAが郡山で会議を開くそうです。原子力村が何をしに日本に来て、居を構えるのか。原子力産業を海外に輸出し続ける東芝・日立・三菱の皆さん。皆さんにお聞きしたい。私たちの命と健康をどう考えているのか。この時、この瞬間の福一では原発事故の収束の作業を続けられている作業員の方々たちが、約3000名いらっしゃいます。今年の夏は本当にうだるような暑さで、ご無事でいるかと、皆、祈っていました。6割が福島県民です。被害者が加害者に雇われているのです。これが現実です。

皆、家族を守るため命を守るため、生活を続けるため、日本を守るため、高線量の中で、命懸けの作業です。何時また地震が来るかも分らない。私はこうして東京に出て来る度に、連れ合いにメールをします。「大丈夫ですか?地震は来てないか?」必ず確認を取ります。何もなかったように生活をしている福島気県民も、地震や余震があると、福一は大丈夫かと、連絡を取り合います。どんなに「安全安心キャンペーン」を張られても、地震があると一瞬で311の時に戻ります。

原発事故後、窓という窓を締め切り、目張りをして揺れるカーテンを見て過した恐怖が甦ります。今度こそ風向きを確認して逃げようと、もう二度と再び地震は起きませんか? 誰か断言できますか? 福一は収束していません。ここ東京が何も変わらず、安全に生活できているのは、福一で収束作業にあたってくれている被曝労働作業員の方々がいるからです。そのことを絶対に忘れないでいただきたいと思います。

人間の手に負えない原発は、もう作っても再稼動してもいけないのです。最後に、日本人の女性の皆さん、世界中の女性の皆さんに、繋って、No Nukes、原発はいらないよ、止めようよ、と声を挙げていただきいと思います。そしてそれをサポートしてくれる男性の皆さんも、一緒になって、絶対に、再稼動された原発、これを止めて、廃炉作業も被曝が少ない綿密な計画のもとで、行われるように、行動していく、皆さんと一緒に、進んでいきたいと思います。

今日はお話を聴いていただいて本当に有難うございました。

脱原発世界会議第7回福島懇談会


脱原発世界会議第7回福島懇談会
(「12月世界会議(仮)」福島準備会)

2012年10月11日(木)18:30~20:30
アオウゼ MAX ふくしま

出席者
岩田渉(市民放射能測定所)、小池光一(日本有機農業研究会)、川崎哲、越智信一朗(以上、ピースボート)、酒井政秋(飯舘村)、佐々木慶子(ふくしま WAWAWA の会)、関久雄(りょうぜん里山がっこう)、高村美春(つながろう南相馬)、地脇美和(福島原発事故の責任をただす!福島原発告訴団)、塚田一敏、小渕真理、新保哲也(以上、アウシュヴィッツ平和博物館)、武藤類子(脱原発福島ネットワーク ハイロアクション)、矢田部裕子、吉野裕之(こどもたちを放射能から守る福島ネットワーク)、渡辺智教(あとりえとおの)

スカイプ参加
アイリーン・美緒子・スミス(グリーンアクション)、石原明子(熊本大学)、渡辺瑛莉(国際環境 NGO FoE Japan)

【結論】

1)12月15-17日に行われるIAEAと日本政府共催の閣僚会議(「原子力安全に関する福島閣僚会議」)に対して、福島の被災者の声を上げるための会の名称を「フクシマ・アクション・プロジェクト」としたい。

2)「フクシマ・アクション・プロジェクト」の呼びかけ文に関しては、「被曝地フクシマ・ヒバクシャ」という表現を「原発被災地」へ、「福島県のヒバクシャ」を「原発事故の被災者の声」と変更するという前提で書き換える。

3)上記呼びかけ文に関しては、改定案を次回の会議までに回覧し、多くの方にコメントなどを入れてもらう。

4)共同代表を含めた役員に関しては、佐々木、小渕、武藤の3者間で、県内の地域的な関係も考慮したうえ、改めて人選案を出してもらう。それと同時に、自薦、他薦を問わず、適当な候補者を考えられる場合にはこの 3 者に投げかける。

5)次回の会議までに、東京での計画も踏まえたうえで12月の行動プラン及び事前の行動の提案を出す。その中には、論点の整理、パンフレットの作成、福島県との交渉などが含まれる。

6)次回の会議は下記の通りと決まった。
10月23日(火) 18:30~20:30

「フクシマ・アクション・プロジェクト」第2回準備会議 兼 福島懇談会

議事
•この間の報告
•会の立ち上げ
•情報交換

以下、詳細となります。

この間の報告
-佐々木、川崎が佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、郡山市長と会った。
-佐藤栄佐久氏の代表就任は難しいが、顧問は引き受けてもらえる感触があった。
-原子力閣僚会議について、川崎が外務省担当者と話をした。
※話した内容については、別添資料1を参照【転載禁止】

会の立ち上げ
佐々木より、IAEAと日本政府共催の原子力閣僚抗議に対するアクションとして前回の福島懇談会で生まれた「フクシマ アクション プロジェクト(案)」の説明が行われた。※別添資料2を参照

この文案について、以下のような意見が出た。
-フクシマというカタカナは差別されていると感じる。
-福島という言葉を中心に使い、言う人によってフクシマと使ってもよいとしてはどうか。
-副題で福島かフクシマかと入れてみてはどうか。
-アクションプロジェクトで何をやっていこうとするのか。どことつながってやるのかによって変わってくる。みんなで一緒にできるようなものがいい。
-漢字の福島よりカタカナの方がいいと思う。被曝地、被曝者を入れるとちょっと反発が強いと思う。
-現実的に、今見つめなおしているときにこう言われると殻に閉じこもってしまう。原発事故被災地などはどうか。
-フクシマだと出来事、過去のものと認識してしまうのでは。
-フクシマでいくなら、きちんと説明できることを準備すべきでは。
-福島というと福島だけの問題になってしまう。汚染地帯ということで範囲を広くしたい。
チェルノブイリも多くの周辺国を巻き込んでいる。県外でも声を上げられない人たちもいるので。今回のアクションは県へということなので県民の声という表現でよいが、文中には多くの人を福島県内以外の人たちも包み込むような言葉を入れたい。
-広島、長崎のときにも差別化されるという声があった。普通の人ではなくなった。被曝した人である。当たり前の生活をしていくと目立たなくなり、忘れ去られる。為政者が原発を推進してきたが、
一部では県民も関係していて、起こさせてしまったという部分への大人としての責任がある。あえて特化して訴えていきたいと思う。
-感情的な対立が今生まれやすい。自分が被曝者として生きていくという人、違う人、多くの人がいる。すべての人に届くようにしたい。この IAEAをめぐって県民が対立する可能性が生まれてしまう。
-茨城の臨界事故のときに名乗り出た人は少ない。言うのが辛い人も多かった。
-復興したいという気持ちもあると思う。そうなるとしめたものと思う人もいる。そこに乗りたくないという思いがある。リーフレットなどを作って県民に問いかけをしたいと思っている。
-12月14日に広瀬隆氏を呼び、講演会を行う予定を立てている。
-今回のIAEAの閣僚会議は県がIAEAに要請して計画されているので、きちんと県に対して言う形をとった方がよいのでは。県民健康管理調査も県が県立医科大に委託しており、事業主体の県が認めないことは県立医科大もできないので。それらの関係性をきちんと認識し、行動する必要がある。
-政府や県、IAEAなどの意図(県の脱原発宣言はなんだったのかなど含め)をきちんと整理して考える必要があると思う。何が問題なのか、なんとかしたいと思っている人たちに届くようなアプローチ方法を考えてみるといいと思う。

情報交換
-県民健康管理調査などに関して、市民側から情報公開を要求するときの項目例として、Florent De Vathaire氏による甲状腺検査結果の情報公開内容の例(別添資料3)が参考になる。
-県民健康管理調査の運営実態調査概要で、内部告発的な答えをしている人が常に1人はいることがわかる。
※詳細は、下記より。
福島県HPにある「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査について。
資料:P.32、P.33。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/houkokusyo.pdf
-三春町に「福島県環境創造センター(仮称)」ができるという話がある。
※下記URLより、PDF資料を参照。
wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/report_20120817.pdf
※上記、議事メモの内容に関しては、当日参加者の皆様と確認を取れておりませんので、もしも誤りがございましたらご一報ください。