田中知氏は金塗れの御用学者ではないのだろうか?


竹内雅文

「福島県環境創造センター(仮称)設置準備検討委員会」というものが存在するようです。県の作成した会議の資料を見ると、この委員会の会長が田中知氏であることが分りました。

田中知(たなかさとる)氏は東京大学教授で、日本原子力学会会長も務めています。

2012年2月6日の「朝日新聞」(電子版)には、この学者に関して、私たちにとって甚だ心配な記事が載っています。田中氏ら3人の学者が「2010年度までの5年間に原発関連の企業・団体から計1839万円の寄付を受けていた」というものです。

福島第一原発の事故の後で、「原子力政策の基本方針(原子力政策大綱)を決めるため内閣府原子力委員会」というものができたわけですが、そこで田中氏は専門 委員に選任されています。朝日の記事は、こうした政府の機関で専門委員として発言する人が、業界から金を受け取っている人でいいのか、という疑問に立って 書かれているわけですが、朝日の記者に対して田中氏は「寄付を認めたうえで、「会議での発言は寄付に左右されない」などと話している」そうです。

こうしたスキャンダルを報道したのは朝日だけではありません。2012年8月19日の「デイリー東北」にも、この人物等3名が「2010、2011年度の 2ヶ年で計912万円を電力業界などから受け取っていたことが全国市民オンブズ連絡会議から発表された」という記事がついています。

その記事では「田中氏は日立GEニュークリア・エナジーから2カ年で計120万円、」と献金元も特定されています。モロ、日立とGE合弁の原子力企業から金を 貰っていたことになります。そういう甚だご立派な方がこの福島環境創造センターの設置の準備に当っておられるということは、私たちが常に念頭に置いておくべきことがらではありましょう。

経産省前テントひろばに繋がる皆さんへ


武藤類子

2013年3月22日、経産省前テントひろば「仮処分抗議集会」で、簔口季代子さんによって代読されたメッセージ

霞が関の経産省の前にテントがある。2年近くも「原発はいらない、新しい社会を作りたいという人々が訪れ、集い、元気になる、こんな奇蹟が大都会に存在しています。

テントの持つ意味は深いです。原発いらない福島の女たちもテントに繋がり、力を得ました。たくさんの人と、信頼を結びました。日本の政府は人と人とを力でもなく、お金でもなく繋げていく、この不思議な存在が怖いのですね。私たちは権力もお金もないけれど、簡単には言うことを聞かないよ、という不服従があります。

基礎を打たない、変幻自在のテントはしなやかにしぶとく生き延びていくことでしょう。どんな時も応援しています

フクシマ・アクション・プロジェクト共同代表の皆様へ


2013年3月22日

小渕樣、武藤樣、関樣

2013年3月12日付けの天野之弥事務局長へのお手紙を、ありがとうございました。

手紙は確かに事務局長自身が受け取りました。皆様にIAEAの公式報道官として皆様に今一度、お答えいたしますのは、事務局長の指示によるもので、彼の許可を得て、機関の意見を表明させていただきます。

正確を期すために一言指摘させていただきますならば、私が皆様からの手紙を声を上げて読んだという皆様の言明は正しくありません。事実は、私は手紙が日本語で読み上げられ、続いて英語に翻訳されている間、じっと聴いていたのでした。

皆様方のご質問に対し、私共の前回のご返事がIAEAの立場を一点一点ごとに指摘するまでもなく、明確にご説明していると、私は信じております。

あのお答えは、まず英語で書いてから翻訳したのではなく、最初から日本語で書いたものです。皆様ご自身の請願書が日本語で提示されたものだったからです。ですので、微細な点が間違っている、といった危険性もありませんし、公式な英語の翻訳も用意されませんでした。

敬具

ジル・チューダー
国際原子力機関、報道官/メディア広報部門責任者

ブレスト地方のストリン地区


ベラルーシ共和国のストリン地区の、医療の状態が概観できるレポートです。ここはフランスの原発関係企業の資本で「エートス」が実施された地域です。(オリジナル版編集=ベルラド研究所)

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ストリン地区は1940年1月15日に設立されました。ブレスト地方の南東にあって、ブレスト地方のいちばん南になります。ブレスト地方のピンスク地区とルニネト地区、ホメリ地区のジコヴィチ地区に接しています。ウクライナのロヴノ地方の3つの地区にも接しています。ウクライナとの国境には、2つの越境点があり、一つは鉄道(ガリン駅)、もう一つは道路上(ニズニ・テレブゾフ)です。

地区の領域は、ベラルーシ大湿地の中央を占めています。地域の首都がストリンです。地域の広さは3342km2で、人口は82500人です。地域の領域内に鉄道のバラノヴィチ←→サリニ(ウクライナ)線があり、高速道路のピンスク←→ツロフ線があります。駅は3つあります。ホリニ、ヴィディボリ、プリピヤチです。ストリン地区の土壌の質は、氷河堆積、水成氷河堆積、旧および新河川湖水堆積、沼泥堆積、風成堆積、( ローム土壌(セルダム)、均質粉状砂ローム、砂と木質化石)などが代表的なものです。

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ストリン地区の地学的特徴は、川や湖沼や溜池が密な網になっていることです。水の供給には困りません。領域内には大小17の河川があります。大きい方から、プリピヤチ川、ホリニ川、スチル川、ストゥイハ川、ルア川、モストゥア川などです。いちばん大きな大ザソミノイェ湖は地区の南部にあります。大オルリ(ドゥベネツコイェ)池とモロチュナ池は最近できた大きな貯水池です。

地区の南東部の特徴は、沼地の多さです。モロチノ沼、クラシュノウェ沼、ガロ沼の3つの沼があります。うしろの2つは科学者の目から見ると、人手の入っていないヨーロッパの森沼地帯としては最大規模のものです。1998年に、ここに94000ha規模の「オルマニスキイェ・ボロタ」国立景観保存区が、珍しい、消えつつある植物や鳥や獣の種を保護する目的で作られました。

ストリン地区は森林が豊富で、地区の35%を占める128300haは森林です。

行政区の上では、当地区は19のソヴィエトに分れています。ダヴィド・ホロドク都市ソヴィエト、レチスタ居住区ソヴィエト、そして17の田園ソヴィエトがあります。地区には、ストリン市、ダヴィド・ホロドク市、レチスタ産業区など98の居住区があります。2009年1月1日現在で、人口は82516人でした。大部分は田園地帯の住民で、56566人になります。64747人が、チェルノブイリ事故の結果として汚染された地域で暮しています。

放射能汚染された地帯には59の居住区があり、うち3つは都市型の居住区です。32840haの農地、44700haの森林が1Ci/km2を超えるセシウム137および(または)0,15Ci/km2を超えるストロンチウム90によって汚染されています。

ストリン地区は、チェルノブイリ原子力発電所の事故による汚染が、ブレスト地方でもっとも激しい4つの地区の一つです。現状で、98の居住区のうち、59が放射能汚染地域にあります。64000人を超える人々(地区の総人口の78%)がここに生活し、うち16300人は子どもや10代の人たちです。

放射性核種セシウム137と結び付けることのできる基礎的な線量は格別に大きいというのではなく、大概の場合、1から5Ci/km2程度です(定期的に測定している地帯の数値)。けれども、ベラルーシ大湿地の川の多い、湿地ないしは人手で排水してある大地は、土から植物へ、そして食品へという、セシウム137の移行の度合いが大きいのが特徴です。

人口の動き(単位:1000人)

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14歳以下の子どもの数の動き

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出生率の動き(人口1000人あたりの人数)

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死亡率の動き(人口1000人あたりの人数)

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人口の自然増加率の動き(単位:1000人)

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医療施設数

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田園部の病院数

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医師に予約した人の数(歯科を除く)

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手術を受けた人の数

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病気の子どもの人数の動き

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病気の成人の人数の動き

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成人の罹患率の動き(成人1000人あたり)

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癌による死亡者の割合(人口100000人あたりの人数)

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腫瘍系の疾患による死亡者の割合(人口100000人あたりの人数)

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ミンスク
ベルラド研究所
2013年

自分の言葉で喋れる人に皆がなっていく


人見やよい

(2013年3月3日、明治大学リバティーホールで行なわれた「福島・首都圏の集い〜福島原発事故に学ぶ」での発言)

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マスコミの方が「何か楽しいことありますか?」って聞く気持も分るんです。それは福島県民の気持でもあるんです。やっぱり希望や楽しいこと、考えたいです。もう、絶望することばっかりです。本当に、何をやっても、いい評価はなかなか貰えないです。

声 を出し続ける、と言いますけれど、声を出し続けても、それがどこに届いているのかっていう、その何て言うか、やりきれなさをずっと抱えてます。それから さっき、そちらの鈴木さんがおっしゃったみたいにね、福島を出発点にする、と。これから、言いたいことを伝えていくっておっしゃってくださった言葉を聞く と、本当に嬉しいです。それが私たちの希望です。

ですから、「福島を忘れない」:このテーマを、どうぞ一人ひとり、お持ち帰りいただいて、 何が自分にできるのかっていうのを、考えてください。私たちに、言えって言うのは…本当に、何て言うのかな。言います。言いますけれども、ぜひ、国民 が一人ひとり、賢くなっていかないと駄目だと思うんです。このまんま同じように騙されていくまんまでは、日本は変りません。なので、本当に賢くなって、自 分の声で、自分の言葉で喋れる人っていうのに、皆がなっていく、それが本当に、社会を変えていくっていうことだと、ようやく私もこの歳になって思ってま す。ですので、皆さん、これから一緒にやっていきましょう!