FAP第2回総会


2013年11月30日
福島市:コラッセ 研修室AB

出席者は60人弱だったが、東京、茨城、宮城、愛知など、県内外からの参集も多数得て行われた。
1<2013年度の活動経過について>―(1)組織確立について―目標は会員数500人又は500口加入であった。結果として会員数は約250人、600口加入であり、目標はほぼ達成できた。会員の内訳は県内会員数114人で、県外は136人であった。このことから運動が全国的展開をしたことは評価できるが、県内の掘り起こしがさらに必要と言える。組織については県内外からの協力を得て市民国際会議の開催(2012年12月16日)や「IAEAに正しく対処するための資料集」の編纂と販売やパンフレットの発行などを実施することができた。中でも「脱原発会議」からは当初から資金援助や人材派遣など多大なる協力を得たことを特筆したい。お陰で予算も黒字決算にすることができた。(2)「IAEAを監視する」という最大目標についてーIAEAにその旨を伝える要請書を手渡す場を外務省交渉まで行って設定し、直接手渡すことができた(2012年12月15日)。その回答を受け再要請も行い再回答も得ることができた(資料参照)。回答の中身は充分なものではなかったが県民・市民の存在を知らしめた一助になったのではないか。回答の中で①IAEAは原発を推進する立場にはない②加盟国のエネルギー政策は自ら決定すること③撤退決定であってもIAEAはそのための支援をする旨が明記されているのでそこを足がかりに「福島県民を無視して県民が望まないことをさせない」姿勢を示し続けていくのが課題である。
2<IAEA と福島県との関係について>―IAEAの県としての受け皿は健康に関しては「県民健康管理調査課」であり、IAEAの拠点となる「環境創造センター」に関しては「環境創造センター整備推進室」である。後者はIAEAに直結していることもあり、何度か交渉を重ねた。その結果分かったことは①県としてIAEAからの業務を縦割り的に受けてその業務をこなしている②IAEA と対等平等にものを言う立場にない③IAEAが実際に何をしているかを把握していないことなどであった。現に、県に常勤しているIAEA職員との面会を、県を通して要求したがすんなりとはいかず、ようやく会えたが30分ほどこちらの話を聞いていただけで、早々に退席した。こんな県に対してもっと主体的に私たちの要望に沿って毅然とした態度で臨むように強く要望した。
3<県への請願行動について>―2013年6月福島県定例議会にFAPとして「福島原発震災はまだ進行中であるという実態を当事県として厳しく捉え、『真の事故収束』に全力を挙げて取り組む体制を県として国とIAEAに対して、強く求める請願書」を提出した。が7月2日に継続審議になったままであり採択されなかった。要望内容を焦点化し、多数の賛成を得るためのロビー活動が必要であった。
4<2014年度の活動方針について>―①昨年度の活動方針の強化発展を図ること

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総会に引き続いて「IAEAの真実」を知ろう!と題して竹内雅文さん(翻訳家)と簔口季代子さんの2人からトークイベントを行いました。チェルノブイリ事故後の深刻な状況とIAEAとUNSCEARなどの国際機関がどういうことをしてきたかを扱ったドキュメンタリー「真実はどこに」を上映し、これまでの原発推進側に立った不合理な活動実態について分かりやすい説明を受けました。
閉会行事は連帯他団体3つからの活動― ①核のゴミ焼却炉問題 ②福島原発告訴団 ③「子ども・被災者援護法」実現化活動について報告を受け、無事総会を終えることができました。

(文責 事務局長 佐々木慶子)

民主主義の危機:秘密保護法を阻止するために


満田夏花

経産省前脱原発テント裁判、第4回口頭弁論報告集会(2013年11月29日より、参議院議員会館)より

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私はあんまり愛国者だと自分で思ったことはないんですが、このところ、やっぱり自分は日本が好きなんだなということをよく感じています。本当に今、民主主義の危機が訪れようと…っていうか、前から訪れていたんですが、さらに凄いことになりそうな様相を呈しています。居ても立ってもいられない気持なんですね。

言ってみれば、本当に沢山の問題が今、同時並行的に進行している中、今、まさに成立の瀬戸際にある秘密保護法というのはですね、すべての私たちの努力を水泡に帰しかねない、非常に非常に悪法であると思います。

とりわけ反原発で闘ってきた私たちにとっては、この法律のできることの影響は測り知れないと、今、感じております。私も類子さんが先程おっしゃった、月曜に開催された福島の地方公聴会。これも居ても立ってもいられなくなってですね、福島の皆さんと共に抗議に駈けつけました。

本当に福島県中からですね、そして県外からも、宮城ですとか青森、それから山形から来た方もいらっしゃいましたね。皆、それだけ危機感を感じていたんだと思います。で、駅前でちょっと街宣やって、その後、会場前でチラシ配りとかやったんですが、凄くチラシの受け取りが素晴しく良くて、わざわざ引き返してきて手を出していく人もいました。

福島が何で唯一の地方公聴会の場所に選ばれたのか、これはなかなか不思議でもあり、興味深いと思います。当初、横須賀でやるっていう話もあったんですね。で、多分、これは私の想像ですが、横須賀はまあ、東京に近い、割とこの秘密保護法にガンガン、バリバリ反対している、沢山の市民が押し寄せて凄いことになるかもしれないというのをひょっとして怖れたのかな、とも思いました。

福島はまあ、保守王国でもあるので、自民党の力が強いので、福島でやれば、何かこの、凄く穏かなことになるのかな、そしてやっぱり原発事故の被害を受けているこの重みというのもあると思います。

福島が何故選ばれたのかは分りません。ただ、言えるのはですね、与党にとって福島を地方公聴会の場所に選んだのは、たいへんな失敗だったと思います。福島であそこまで明確に7人の意見陳述人の方々がそれぞれの立場から、この秘密保護法をはっきり批判したのは、しかも、非常に説得力のある根拠を示したうえで、反対したのは多きなことだったと思います。

先程、(木村)結さんのお話の中で、強行採決の時に自民党から「福島を利用するな!」という声が上がったという話を聞いて、「さもありなん」と思いました。この凄まじい原発事故の影響に苦しみ続けた福島の人たちだからこその、本当に重い発言だったと思うんです。で、思うにですね、原発というものは常に機密と共にありました。原発の巨大な利権、なぜここまで私たちが反対して、そんなにいいところのない、凄い、核のゴミオを産み出して、コストも決して安くない、この原発がなんでここまで続けられるのか。これはやっぱり利権ですよね。

で、この利権を守ってきたのは、機密なわけです。このところ各地の反原発運動をやっている人たちの話を聴くと、反原発運動の歴史は秘密との闘いだったと言って過言でないみたいです。皆、様々な手段を使って、情報開示請求する、そうすると何か黒塗りとか白塗りとか、とにかく真っ黒黒、何も分らない報告書が出てくる、つまり今でも原発は秘密だらけです。

ところが、じゃあ、秘密保護法ができても、前も秘密だらけだから、before & after 同じじゃないかと思うかもしれません。ところがこの秘密保護法、皆さんもご存知のように、凄い厳罰化というのが特徴なんですね。厳罰化、および何が秘密なのかが良く分らない。で、やはり人間たるもの、そりゃあ怯えますよね、懲役10年、懲役5年とか言われたら、これはジャーナリストもちょっとビビるし、私たちも情報開示、政府交渉やって、「開示してください」って言ったらそれが教唆に当っていきなり5年とか言われたらどうしようっていうことは頭を過りますね。

まあ、でもこの秘密保護法のもつ影響というのは測り知れないと思います。間違いなく、今まで秘密だったものが、より正々堂々と法的根拠が示された上で、秘密になることが考えられます。

で、その福島の7人の口述、意見書陳述した方々の中に、牧さんという福島県弁連の副会長の方がいらっしゃるんですね。その方の陳述、たった10分なんですけれど、ぜひ、OUR PLANET TV,ユーストなんかで記録が残っていますので、見ていただく、本当は7人全員、見て欲しいんです。7人、それぞれ、凄いですよ。もう本当に聴きながら私は、涙が出てきてしまうほど、本当に、説得力がある。

で、牧さんは凄く、弁護士の理屈っぽく…要は「原発は特定秘密に当らないとか言っているけれど、それは条文上、どこに保障されているんですか? 保障されていませんよね。出ている答弁も、ある時、秘密でありませんと言い、いやいや、警備上の問題など、テロに関係することは秘密なんですと言ったり、何か二転三転しています、ていうよなことを指摘されているんです。

つまり法律っていうのは、条文がすべてなので、コロコロ変る森大臣の発言とかじゃ駄目なんです。やっぱり法律に書いてないと、それはちゃんと保障されない、時の為政者の解釈、あるいはそれが裁判に持ち込まれれば、裁判所の判断になる。誰も裁判なんかに訴えられたくないので、その手前で皆、立ち止まるわけなんですね。そういう萎縮効果っていうのがやっぱりもの凄いだろうなと、思いました。

ただ、今;こうたいへん難しい局面に差し掛かっています。与党はやっぱり数の力で、強行採決、見せつけられましたよね、火曜日、もの凄かったと思いました。福島の公聴会をやった翌日の強行採決、これもある意味、与党が失敗というか、それだけ彼等はね、今国会中に何が何でも成立させねばならない、日に日に世論の力は強まっていく…今、少しずつ皆さん、例えば元防衛官僚とか、元警察官僚とか、元NSCの高官みたいなね、国家機密が重要だと言っている人たちが、この法律は駄目だと言い始めてるんですよね。日本でも、アメリカでも。

つまり、それだけ駄目な法律なんです。国家機密が守りたい人にとっても、「こんな法律いらない」ってはっきり言ってるんですよね。ぜひ皆さんグーグって欲しいんですが、NHKの報道で、「元防衛官僚、秘密法案いらない」みたいなそんなタイトルだったと思うんですが、明確にですね、国家は誤りを犯すと。誤りを犯すので、それは情報を開示して皆にチェックしてもらわねばならないものなのだ、と。いいこと言うな、と。柳沢さんという人なんですが、で、その人曰く、こんな法律あったって、なくたって、別に、海外からの情報は….海外からの情報が貰えなくなるっていう理由で政府は秘密保護法案を作ろうとしているんですが、そんなのはなくたってくれる時はくれるし、それは国の間の信頼関係である、それからもう一つ言っていたのは、こんな法律なくたって、秘密は守れるし、つまり、「秘密を守る」ということの意味が(この法案には)ないということをかなり明確に言っているので、びっくりしました。

で、今日も参議院の国家特別委員会ですね、今、丁々発止のやり取りが行われています。今日の答弁でもですね、この秘密保護法案、ぜんぜん必要じゃないんじゃないか、っていうことがかなり明かになった。ようやく民主党が腹括ってですね、頑張ってくれています。皆さんは民主党が嫌いな人が多いかと思いますが、これはさて置き、今、頑張ってくれています。それは評価してあげましょう。

で、今日、まあ私も言いたいこと色々あるんですが、それでも福山委員が凄くいい質問をしていて、実は前から秘密を護ることに関して、統一基準なるものがあったそうなんですね。で、それを森雅子大臣が衆院の審議の時に「統一基準はあるけれどバラバラだ」っていうふうに答弁したそうなんです。実はそんなことはなくて、統一基準は名前の通り、統一した基準なんです。つまりこの法律のそもそもの必要性がないですね、っていうことが明かになったそうです。これは凄い大きいと思う。で、福山君が要は差し戻せと。衆議院の答弁で大臣が虚偽の発言をした、差し戻せ!というようなことで詰め寄っていました。

これをただ、NHKとかは報道していないんです。中継しないんです。

で、済いません、話が前後しますが、その7人の素晴しい意見陳述の時も、地元のテレビ局が押し寄せて、中継させろって言ったみたいなんです。ところが中継させなかった。で、傍聴席ガラガラ、外ではワイワイ、福島県民を始め、我々が騒いでいるわけですね。という、今だって機密はあるし、これがいいとは私は思っていないし、情報を開示することが必要なんだと。私たちが原発についても、事故についても情報を与えられて判断して、政府の間違いを正していくのに、ベースになるのはやはり情報ですよね。

何でこんな当たり前のことが蔑ろにされているのか、本当に….まあ、皆さん、怒り狂っている人が多いと思うんですが、ここは冷静になって、この法案を潰すために何ができるかっていうのを考えた方がいいと、最近、思い始めています。あの強行採決のショッキングな映像を見せられて、これは奴らもやる気だと。奴らなんて言っちゃいけませんね。与党の皆さんはやる積りだということが実感されました。

彼等はやろうと思えばできるんです。ただ、そうは言っても国会運営のルールがあります。それも破りまくっているんですが。本当は与野党が合意しないと。合意したルールのもとで委員会の運営が進められるらしいんですが、もうかなり強行にですね、与党がとになく審議を進めてとにかく6日の国会会期中に通す、みたいな凄く、企んでいるので…ということで皆さん、頑張りましょう。

で、頑張る際には、心は熱くても頭は冷静に、ぜひ、皆さん、地元の与党の国会議員のところに行ってください。で、自民党の支部、あるいは公明党の支部、あるいは市議会議員とか、色んな与党の人とは普段、お付きあいない人が大半だと思います。ここはちょっと仲良くなって…あの、いい人、いますよ、時々。ぜひ、仲良くなってですね、自民党の中から….今の自民党、異常です。こんなヘンな、誰もが反対しそうな法案だったら、昔だったらね、必ず、俺は嫌だ、これはヘンだっていうような人たちが出てきたんです。出てきたんですけれど、そういう気配がない。でもこれはね、皆で掘り起した方がいいと思います。で、本当は反対なんだけど、っていう人を掘り起して、声を出して反対させるっていうことが必要なんじゃないかって思いました。

秘密保護法福島公聴会のこと、東電との交渉など


武藤類子

経産省前脱原発テント裁判、第4回口頭弁論報告集会(2013年11月29日、参議院議員会館)より

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今日はじめてテントの裁判を傍聴したんですけれど、次々と弁護士さん、そして被告がですね、本当にまっとうな演説をたくさんしてくださいまして、これで福島の現状をよく分るということで、たくさんの人に聴いて欲しい裁判だなって思いました。それで、私もとっても勉強になりました。

今日は福島のことをちょっとお話ししたいと思います。

今、秘密保護法のことがお話に出ました。25日に、福島でも公聴会があったんですね。それで、満田さんたちが来てくださって、私たちも朝早くから会場に行ったんですね。陳述をする人たちっていうのは、七人いたんですけれども、皆さん、口々に原発事故の時に本当に重要な情報が隠された、だからやっぱりこの秘密保護法は絶対反対だっていうことを本当に皆さん、素晴しい発言をなさったんですね。

それを、まあ、傍聴券が50人分しか出なかったんですね。それで、私はたまたまくださる方がいて入ることができたんですけれども、傍聴席が空いているにもかかわらず、「入れてください、持ってない人も入れてください」っていうことをお願いしたんですけれども、入れてくれなかったんですね。本当に、開かれた公聴会ではないのだなっていうふうに思いました。

そして、その公聴会が終った次の日に衆議院の強行採決があったということで、何というか、本当に、福島がアリバイ作りに使われたような….それで「福島さえ押さえてしまえば」っていうことでやるのかなって、そういうふうな感じがしました。

私たちが知る権利がある情報が、たくさん隠されていくんじゃないかなっていう、そうい不安を持っています。

つい、一昨日ですかね、東電に行きました。東京電力の福島の広報担当者との交渉があって、行ってきたんですけれども、今、核燃料の取り出しをやっていますね。1回目は新燃料だったんだけれども2回目からは使用済みが出されるっていうことで、それは核防護上の理由から公開しないっていうことが新聞に書いてあったんですね。それで、「本当にそれは公開しないのですか」っていうふうに聞きました。

私たちとしては情報があればその夜のうちにガソリンをしっかり入れたりとか、避難をするためのものをクルマに積んだりとか、そういうことをする都合があるから、ちゃんと公開してくださいっていうふうに言ったんですけれども、凄く、何か嬉しそうな顔をして、「いや、これは核防護の問題なんですよー。私たちは公表したくてもできないんですよー」みたいなね、そんな話を東電はしていました。たいへん、そういうことは困ることだなって思っています。

フクシマ・アクション・プロジェクト 初年度会計報告


収入の部                                                                                                  単位: 円

内訳

金額備考
会費
302500500円×605口
カンパ53810
参加費

82500
補助
274545脱原発世界会議
雑収入
6000書籍売上手数料
預金利子
35
合計719390

支出の部

内訳

金額備考
会場借用費
193140
刷成費78089
事務費
51204
郵送料
35640
謝礼
270000
打合せ他
5950
合計
634023

当期収支 : 85367

 

会計監査報告

平成25年11月28日

平成25年フクシマ・アクション・プロジェクト会計について、帳簿・預金通帳および関係証書・書類を監査した結果、適正に処理されていることを確認したので、報告します。

フクシマ・アクション・プロジェクト会計監事

丸森あや

 

市民を締め出した秘密保護法福島公聴会


森園和重

「ストップ秘密保護法!緊急市民集会」(2013年11月27日 議員会館)より

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今日は、福島県郡山市の森園和重です。本当に、関東の皆さんにはいつもこうしてお会いする度に、元気をいただいて、福島に帰ることができています。感謝しています。有難うございます。

私も人見さんと同じに、当日、満田さんたちがもう早々、8時くらいからですか、福島市の駅前で声を挙げていてくださってたんです。で、私も新幹線で飛び乗って、9時に到着して、私の場合はもう、とにかく、受付まで乗り込もうと思っていましたから、公聴会の受付の場所まで。傍聴券がないので、とにかくそこに行こうということでん9時半くらいから移動して、受付に行きました。

なんかちょっと、新聞か何かに、佐々木慶子さんとか武藤類子さんと一緒に撮っていただいた(写真)があって、その時に対応したのが佐藤さんっていう方なんです。課長さんなんですけど、「ぼくは受付だけの担当です」っていうことで、「とにかく入れることは絶対にできません、ルールを守ってください」っていう、そのルールっていうのに私はカチンときて、「ルールを守らないのはあなた方でしょう!」っていうことを言いながら、必死に食い下ったんですが、やはり…でも最後の5分ぐらいに一応、額賀さんに伺いを立てますっていうことで、その佐藤さんっていう方は一応、聞きに中に入ってくれました。
が、やはりNOという返事で、「だったら、佐藤さん、私たちの相手をしなさい」っていうことで、会場外のフロアーで、応接セットがあったのでね、そこに彼を呼んでガッチリ佐々木慶子さんと、言いたいことをガーッと述べてきまして、「何時になったらあなた方はね、市民である私たちの声を聴いてくれるんだ」っていうことを、ガッチリ申し上げました。

我が家がちょうど除染が終ったところだったんで、「除染ていうのはどういうものだか知ってるか」っていうことで私がアイパッドの写真を全部、見せると、「アーッ!」|アーッ!」って感動されてしまって、感動している場合かって思ったんですけど、こういうことをやるんですね、一つひとつ勉強してくださいっていうお話もしました。

で、昨日の国会です。人見さんも満田さんも坂上さんも話してくださいましたが、私も自宅で国会の委員会を傍聴ていうか、自宅で傍聴していまして、ブツブツブツブツ、テレビに向かってずっと物申しをしていたんですが、最後の段階で、ニュースに飛んだのを皆さん、覚えていらっしゃいますか? あの、採決をする瞬間にNHKはニュースを間に挟み込んだんですね。で、突然、そのニュースの中で突然、そのニュースキャスターが、「ただ今、動議が発動されて」っていうニュースが入った時に、いったい、何なんだろうって、凄く違和感がありました。いったいNHKも何を考えてるのかっていうのを、また再度、不信感を抱かせるような報道の形を取られてしまって、そこにも憤りがありまして、私たち福島県民の声は、何時まで経っても届かないし、もっと言いたいのは、福島県民の国会議員が何と言っても弱い、そこがもう、情けないっていうか、恥かしいっていうか、どっちを向いているんだ、もっと強く言えないのか、何を怯えているんだ、何を怖れているんだ、誰に言われてるんだ、って。

何時も同じことをマイクを持って言ってますけれども、そこを本当に知りたいです。どーしてここまで日本はコロコロコロコロ主張を変えられ、どっからどうされてこういう結果になっていくのか。皆、官僚がやっているんだ、官僚がやっているんだ、って言われてますけれど、どうなのか、そこが知りたいですね。

そこを追及して、そこに物を申しに行けばどうにかなるのかって、何時も思いながら、訴えを続けてきたこの2年半ですけれど、一向に動かないというこの現実に…先程、人見さんも言いましたが、本当に悔しい思いをしまして、今日から参議院ということなので、しっかり、参議院の議員さん一人一人にまた声を掛けて、で、しっかり、また勝ち取って、それで衆議院に戻して、そうなった場合に、衆議院の議員さんの中にも「やっぱり」と思ってくださる方がいると思うんですね。どんなに党議拘束がかかっていようが、これは間違っているんだ、っていう声を挙げる勇気がある議員さんがいることを信じて、やっぱり訴えていきたいと思っています。

今日は実は私は公明党を何とかしたいと思いまして、創価学会の本部っていうんですか、信濃町に行ってまいりました。で、たまたま新幹線に乗る時、人見さんに出会ったんで、「ちょっと信濃町に資料を届けに行くんだけど、一緒に行ってくれる?」って言ったら、行ってくれるっていいうとだったので、この集会の前にちょっと行って、受付の方に資料をお渡ししたんですけれど、やっぱり政教一致になってしまうからっていうことを述べられて、資料を受け取ってもらえませんでしたけれど、そういう、とにかく何でもやろう、と、また腹を括ったのでね、自分ができること、自分が「これをやってみよう」って思ったことはね、諦めずにとにかく、行動して、声を出していきたいと思います。

ぜひ皆さんも「これだったらできる!」ということがあったら、勇気をもって、諦めずに、お願いしたいと思います。有難うございました。よろしくお願いいたします。

秘密保護法福島公聴会のようす


人見やよい

「ストップ秘密保護法!緊急市民集会」(2013年11月27日 議員会館)より

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郡山市の人見やよいと申します。私たちが福島市で公聴会があるって聞かされたのは金曜日です。で、公聴会は月曜日。金曜日から週末ですよね。もう、どこにも申し込む方法がないね、って言ってたら、申し込むどころか、傍聴券っていうのは一般市民は絶対手に入らない仕組みになっておりました。

たった50人、50枚しかない傍聴券はすべて政党に配られてしまっていて、そこに伝手のない人は誰も入れない、一般市民は外でワアワア騒ぐしかないっていう状況が作られておりました。私はたまたま意見陳述をした議員さん、佐藤和良さんを通じて、一枚だけ傍聴券を入手することができまして、中に入ることができました。

中に入ってやっぱびっくりしたのは、傍聴席の多さです。50、50、50、で150くらい席がありました。で、そこに傍聴人が50人入って、メディアの方がやっぱり50人くらい入って、50席ぐらいは空席でガラガラ空いてました。で、後ろの方の席がかなり空いているので、私も武藤類子さんも、「外に待っている人がいっぱいいるので、ぜひ入れてください」と委員長に、額賀さんにお願いしました。だけど額賀さんの方はこうゴソゴソと係の者とお話しをされてその結果として多分、NOという答が出たんだと思うんですけれども、NOということさえも言うことなく、開会されてしまいました。

で、もちろん、外で待っていた、これから話す森園さんなんかは中にも入れずに、待つしかなかったというヘンな状況です。公聴会と言うからにはね、広く聴かせるべき場所なのに、そうやって福島県民を排除して聴かせない。ていうのをまず、その段階からおかしいなって思っていたら、公聴会事態は実はさっき報告もありましたけれど、本当に素晴しいものだったんです。

7つの政党の議員さんがそれぞれ一人ずつ陳述者を選んで、立てたんですけど、その7人がそれぞれ、すべてが法案に反対である、慎重に審議すべきである、廃案にすべきである、という意見を述べました。もう、本当に素晴しくて、論理だっていて、村長さん、市議さん、弁護士さんが2名、大学教授が2名、そして原発使用者の方が1名、計7人だったんですけれども、すべての方が、「この法案はあってはならない」ということを述べました。

で、私たちはベントすることも知らされなかった。SPEEDIの情報も知らされなかった。いっぱい、今まで隠蔽されてきました。もう秘密にはウンザリしてるんです。秘密にウンザリしている福島県が、こんな特定秘密法案なんていうのに賛成するわけがないんですよね。先程の方がおっしゃったように、福島県民を舐めていたんだと思います。

で、自民党が推薦した町長ですら、本当に、これはあってはならないっていうことをはっきりおっしゃっていました。だから、パブリックコメントは77%の反対だったかもしれないですけれども、福島県の公聴会では100%が反対だったんです。だけどやっぱり不思議ですよね、修正合意ができていて、その上でこれから成立させようとしているその前の日になってやっと公聴会を開く、で、「公聴会で聴いた意見を持ち帰ります」って委員長さん、おっしゃりましたけれども、持ち帰っても反映させる気がないことは、如何な馬鹿な私でも分ります。これはもう絶対、活かす気なんかないんだ、と。

「どこで反映させるんですか」っていう質問も飛んでましたけど、それには答がありませんでした。そして、拙速に進めないでください、もっと慎重に審議してくださいという声には、「3週間も審議したんです」っていいうふうにおっしゃったんですね。3週間もっていうところで、皆、ザワザワしました。3週間しか話し合っていない、しかも国民の多くが反対している法案をね、どうしてこんなに無理無理通すんだろう? これから合法的に隠蔽できる、っていうことをね、どうして決めたがるんだろう?

で、福島県はこれから、燃料棒の取り出しが始まっても、教えてもらえなくなるのかもしれない。何が起っているのかも教えてもらえない、避難もさせてもらえない…そして福島の県民健康調査、これからとんでもない結果が多分、いっぱい出てくると思うんです。被害もいっぱい出てくる。子どもたちに甲状腺の異常が出てきたっていうことが、これからドンドン分ってくるんだと思うんです。それすらもね、ひょっとしたら秘密、特定秘密にされてしまうのかもしれない。私たちはそういう知る権利を塞がれようとしているのに、ただ、「話は聴きました」「福島の意見は聴きました」公聴させていただきましたっていう、そういうアリバイ作りのために、福島県が使われたっていうことに、本当に、憤りでいっぱいです。悔しいです。

昨日の国会中継の様子はテレビで見てました。本当に考えられないです。この国のトップの人たちっていうのは、何に、何所に向いているんでしょう? 本当に、国民の声を聴いてくれない、「やめてくれ」っていう声も聴いてくれない、そして、無理矢理、数の力で押し通していく。悔しいです。

でも、これから参議院にはもの凄く期待してます。きっと廃案にもってってくれると思ってます。だって、あり得ない法案なんですから。これはもう、廃案にするしかない法案なのだから、きっと参議院ではNoっていうのを突き付けてくれるって思ってます。そして福島県のあの7人が叫んだ叫びをね、参議院ではきっと取り上げてくれるって信じてます。で、「頑張ってください!」っていうエールをこれからいっぱい、参議院の皆さんには贈ろうと思ってます。

なので、差し戻されてきても、衆議院の皆さんにはぜひNOという声を挙げてもらいたいと思います。それがやっぱり、福島県の子どもたちの命を守ることにも通じるし、これ以上の嘘を横行させないっていう、大人がそういう視線をね、子どもたちに見せていかないと、本当に大変なことになると思います。

といういうことで、これからも私たちは、告訴団と同じになっちゃいますけど、「呆れ果てても諦めず」やっていこうと思います。どうも有り難うございました。

「福島県環境創造センター」の運営と展示に関する問題点


2013年11月
フクシマ・アクション・プロジェクト

背景

「福島県環境創造センター」は、「放射性物質により汚染された環境を早急に回復し、県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造する」ことと「国内外の研究機関と緊密な連携の下、世界に冠たる国際的研究拠点を目指す」ことを基本理念として福島県が建設し運営する施設である。2012年2月から検討が開始され、同年10月に基本構想がまとめられた。三春町にA施設(モニタリング、研究、情報発信、教育・交流)、南相馬市にB施設(原発周辺のモニタリングや監視)が作られる。2015年度の開所予定。

関連して、2012年12月に「原子力安全に関する福島閣僚会議」が郡山市で開催された機に、福島県と国際原子力機関(IAEA)の協力に関する覚書が交されている。放射線モニタリングと除染の分野で協力プロジェクトを実施することになったほか、2013年5月には「IAEA緊急時対応能力研修センター」が福島県自治会館に開所した。

環境創造センターの設置に向けては、2013年1月から有識者による設置準備検討委員会(会長:田中知東大教授、日本原子力学会会長)が開かれており、同年10月に「中間まとめ」として目指す施設の概要が発表された。基本設計は、株式会社トータルメディア開発研究所が受託し、進めている。

«付記»

県とIAEAとの協定とはべつに、健康の分野については県立医大とIAEAの協力が合意されている

施設の概要(2013年10月「中間まとめ」による)

■A施設三春町 46,000平米)

①モニタリング、②調査研究、③情報収集・発信、④教育・研修・交流、の4機能
2階建で、本館、研究棟、交流棟の3棟。
研究棟には日本原子力研究開発機構(JAEA)と国立環境研究所が入居する。現在自治会館に置かれているIAEA緊急時対応能力研修センター(日本人職員1名)は同本館に転居。規模は県職員も含め全体で200名規模。
交流棟は子ども・県民向けの展示やイベント等のスペースとなる(後述)。

■B施設南相馬市 19,000平米)

原発周辺のモニタリングや安全監視を担う。
日本原子力研究開発機構(JAEA)が入居。

交流棟の展示・運営

A施設「交流棟」は、「子どもたち・県民とともにふくしまの未来を想像する『対話と共創の場』」をコンセプトとして、①子どもたちに「放射能をはじめ正しい福島の情報」を伝え、②福島の環境創造の力を「県民そして世界に発信」し、③子どもたち、県民と専門家の「対話」を醸成し、④「透明」でオープンな展示や活動を行い、⑤福島の未来を「創造」することを掲げている。(「交流棟に係る展示・運営事業の考え方(案)」)。

小中学生が中心的なターゲットとされ、学校で行われる放射線教育の一環としてこの施設訪問を組み込んでいくことが構想されている。県内の小学5~6年生が全員来館するようにするとの構想が報じられている。このほかに、教師の研修や県民(NPOなど)の地元利用、研究者や産業界による会議利用も構想されている。展示例としては「楽しみながら学べる参加体験展示」、放射線ラボ、環境創造シアターなどが挙げられている。

交流棟は2014年度前半に発注、同年秋から約1年半かけて本体工事し、2016年4月の開所を目指している。(本館は2013年度内に発注、2015年度前半に開所)

環境創造センター、とりわけ「放射能教育・展示」の問題点

フクシマ・アクション・プロジェクトは、IAEA共催による「原子力安全に関する福島閣僚会議」をきっかけに生まれた市民グループである。2012年11月の発足以来、県の環境創造センター整備推進室などとの対話を重ねてきた。福島県は、「県内の環境を回復していくために、原子力や放射能に関する専門的知見を有しているIAEAやJAEAから知見を活用させていただいている。全基廃炉、脱原発という県の方針は明確であり、それが揺らぐことはない」と説明している。

しかし、環境創造センターの整備に関する一連の流れを見ると、原子力推進機関であるIAEAやJAEAの影響力が大きいとの印象はぬぐいえない。これまで、いわゆる原子力ムラを構成する多くの企業や機関が、さまざまなパビリオンや教材を使って放射能に関する教育事業を行ってきた。しかしその多くが「放射能の危険性は小さく原発は安全である」という「神話」教育であったことが、今日までに明らかになっている。環境創造センターがこうした過ちをくり返すものになってはならない。

このセンターは、開所すれば、原発事故後に作られた公衆向けの初めての見学・教育施設となる。子どもたちが公教育の一環として訪問することになるのだとすれば、その波及効果は大きい。原子力や放射能の危険性を隠したりそこから目を背けたりするのではなく、原発事故と被災の教訓をしっかりと踏まえたものにしていく必要がある。

県議会、メディア等で取り上げられるべき論点

1. 環境創造センター交流棟の展示・教育内容は、誰が策定するのか。政府や産業界から独立し、原子力に対して批判的な観点をもった専門家が関与することが不可欠である。展示・教育内容の策定委員会を早急に形成し、その策定過程を被災者、県民をはじめ、広く公開すべきである。

2. これまでの学校教育における放射能教育には多くの問題があったことが原発事故後次々と明らかになっている。福島県は原発事故で直接に被災し脱原発を掲げる県として、同センターでの展示・教育内容に関して、文科省の枠組みにとらわれず独自の視点を掲げるべきである。

3. 現時点で、環境創造センターでは、原発事故の恐ろしさや事故被害の実態に関する直接的な展示は行わない方向での検討がなされているようである。子どもや被災者への心理的影響に対する配慮が必要であるとしても、原発事故こそが今日の問題の原点である。展示内容について、被災者、県民に開かれた十分な議論が必要である。

4. 環境創造センターの内容策定過程には、国際的視点が不可欠である。海外からの見学に対応できるよう展示内容は英語など多言語でなければならないのはもちろんのこと、構想段階での情報を積極的に国際社会に発信し、策定プロセスに国際的な独立専門家の助言を得ていく必要がある。

秘密主義が安全神話を助長し、事故の被害も拡大した


佐藤和良

秘密保護法、福島公聴会での発言(2013年11月25日)
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私は原発震災の渦中にある自治体議員としてですね、住民の生命と財産を護るという立場から、発言させていただきたいと思います。

原子力発電に関してはこれまでに馬場・浪江町長さんを始めとして、被災県である私どもの本当の悲痛な叫びが今、語られたんではないかと思います。ご案内のとおり、14万から15万におよぶ我々福島県民が全国各地に今なお避難している、その原因がいったい何であったのか、ということを捉えていただきたい。その上で、今日の公聴会が稔り多いものに、明日の採決のための通過儀礼としての公聴会、ということではなくて、本当に国民国家である限りは、国民の共有の財産である情報を、キチンと国民に提供する、情報を拡大する、という立場からぜひともこの公聴会を稔りあるものにしていただきたい、ということを党派を超えてですね、お願いしたい、というふうに思うところでございます。

それで、私は具体的にはですね、この原子力発電に関しまして、これまで事故や津波の予測などの情報が、公開の基本原則が貫かれなかった、と。原子力基本法の「自主・民主・公開」の「公開」の部分が言わば秘密主義に陥りですね、その結果、安全神話を助長した、ということが大きなこれまでの福島原発事故の経過を見ると、原因の一つとしてあるのではないかというふうに思います。

事故発生後もですね、やはり情報の操作・隠蔽というものがありまして、その結果、極めて重大な被害を県民はじめ東日本全域にもたらしたというふうに思いますので、その現実をぜひとも直視していただきたい、という立場でございます。

で、この今般の法案について申し上げれば、この原子力発電に関する情報が「特定有害活動の防止」やあるいは「テロリズムの防止」の名の下に、「特定秘密」として秘匿され、市民の安全に関わる情報が「非公開」ということになりますと、国民の基本的人権を侵害する結果を産むのではないか、ということで、ここはこの秘密法の制定よりも「情報公開法」の拡大ということに、適切に判断されるのが肝要ではないか、というふうに思います。

で、具体的な事案としてはですね、先程来、お話が出ていますように、2002年の東京電力の原発記録の不正事件、この点は、ありましたように炉心シュラウドのですね、原子炉の心臓部の点検記録の組織的な改竄、ということと隠蔽事件でありまして、当時の南社長以下、東電の取締役が辞任する、あるいは様々な経済団体の長をお辞めになるというような波紋がございましたけれども、現実的には今、お話が先程もありましたが、2年間、内部告発したものが秘匿されたということで、2年後になってようやくこれが情報公開になり、さらには原子力安全保安院などの国の監督責任が問われたわけでして、この時点からやはり、福島県が、そういう意味では、大きく舵を切って国の原子力政策には一切、協力しないという立場を知事が表明するということで、県として原子力行政の体質改善と見直しを国に求めるという大きな事件でございました。

それからこの今般の2011年以降の原発事故においてはですね、先程来、お話が出ておりますように、メルトダウンの事実がですね、隠蔽されている、さらにはSPEEDIの情報公開がかなり遅れた、ということで、原子炉が炉心溶融を起して放射性物質が大量に、しかも広範に拡散するという危険性を基本的には秘密にしたということ、さらに、SPEEDIによって拡散情報が適切に公開されなかった、すみやかに公開されなかった、そのことによって馬場町長さんの浪江町の住民を初めとしてですね、福島県民、国民が無用の放射線被曝を受ける結果になった、ということで、これは痛恨の極みだというふうに思います。

で、このように秘密扱いされた結果が今日の被害の拡大になっているという現実はぜひとも、押さえていただきたいな、とというふうに思います。

さらにもう一つの事案は、東京電力の津波予想、これは震災直後にですね、清水、当時の東電社長を初め、「想定外」の津波による事故で、このような苛酷事故に至ったと、こういうことを主張して、法的には責任ないんだというのとを東電が依然として主張しているわけですけれども、しかし、実際はですね、2002年に政府の地震調査研究推進本部の「長期評価」に対応した断層モデルを提出せよ、という指示のもとにですね、2011年の3月7日です、3月11日の直前です、3月7日に東京電力は福島第一原発および第二原発の津波評価というものを原子力安全保安院の方に提出しております。

そこでは、先程も申し上げました、推本の断層モデルに基いて津波高の試算をした結果、明治三陸地震で小名浜ポイント・プラス13、7mから15、7m、江戸時代の延宝房総沖地震のポイント13、6m、ということで、確実に3.11の東北太平洋沖地震の小名浜ポイント11、5から15、5を想定していたという事実が判明しております。

これは実際、国の方、つまり保安院の方もこの報告を受け取っていながらですね、8月に読売新聞がスクープするまで、この事実を確認しなかったというので、明きらかに隠蔽であったのではないか、というふうに思われます。

こうしたものの積み重ねが、基本的な今日の原発事故による被災の拡大とものに原因としては繋がっている、ということがありますので、原子力発電に関する情報の隠蔽は許されない、(情報公開法の)拡大こそが基本であろうと思います。その意味で福島県議会の意見書というのはまさに県民の意志の表明であるだろうというふうに思いますので、このことは福島県挙げてall福島で、国会の皆さんに要望しているんだということを、肝に命じていただきたい、というふうに思います。

ここでは、文章では、「情報の隠蔽を助長する可能性がある」と。「もし、制定されれば民主主義を根底から覆えす瑕疵ある議決となることは明白である」と、ここまで申し上げておりますので、このことは重く受け止めていただきたいと思います。

さらに、国際連合の「特別報告者の表明」というのが11月21日、ジュネーブで出ておりまして、これは国連の特別報告者というのは加盟国から選出された人権理事会が特定の人権問題に対して調査および報告するということで任命した独立した専門家でありますが、この方たちが日本政府に主に4点ほど、「法案は極めて広範囲」であること、さらには、 「公共問題に関する情報を秘密にすることの正当性」の問題、それから「独立機関の審査が不可欠である」点、さらには情報公開した人の罰則について、それが個人にまで及ぶということは、如何なる処罰も受けてはならない、という点が国際連合の特別報告者から出ております。

従いまして、これらの日本政府に対する質問に対する解答をですね、ぜひ、特別委員会として解答促進を図っていただいて、その上で、この採決の問題っていうのは、取り扱っていただきたいな、というふうに思います。先程から出ておりますように、慎重に取り扱う、あるいは反対、廃案を求める声の方が国民の圧倒的な声でございますので、慎重の上にも慎重に審議を重ねていただいて、全国で公聴会を開催して、国民の声を聴いていただきたい、ということを最後に議長に申し上げまして、私の発言とさせていただきます。

有難うございました。

公開された公聴会ではないという印象


武藤類子

秘密保護法福島公聴会、終了後にOurPlanetTVのインタビューに答えて

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陳述された方々が口々にこの法案に対する疑問とか不安、そして反対の意を表示されたと思うんですね。やっぱり福島県民にとっては….本当に、ほとんどの県民の意見がそうなんだというふうに感じました。そして今回、福島ではこのようなものが行なわれて、非常に重要な会議だったんですね。だからもっともっとたくさんの人たちに公開されてしかるべきだったというふうに思います。

それから、福島だけでなくて、各地で、こういう公聴会を開いて、国民の声っていうものを聴いて欲しいなっていうふうにつくずく思いました。

ーー始まる前にですね、前の方に出て、「席がこんなに空いているんだから入れてください」とおっしゃっていましたけれど、それに対して返答はなかったんですが、何も。

やっぱりそういうこと自体がね、公開された公聴会ではないという印象を持ってしまうと思うんですね。だから、せっかく席も空いていて、傍聴券も非常に手に入りにくい、そういう状況の中で行なわれているということ自体が、問題だと思います。

ーー傍聴の方はどういう申し込みだったんでしょう?

これは議員さんを通して何枚か配布があったようなんですね。で、私の場合はたまたま、持ってなかったんですけれどちょっと譲ってくださる方が会場の中でいらして、入ることができたので、入れなかった人たちにぜひ、入って欲しいという思いを伝えました。

ーー今日、福島で公聴会、開かれましたけど、その政府の意図はどのように?

良く分らないけれど、やっぱり福島を制圧してしまえばいいいのかなって思ってるのかな、って思います。何て言うんだろうか。福島県議会がね、全員一致で秘密保護法に対する決議をしたっていうことも一つあるとは思うんですけれども、福島を抑えるっていうことで、この国を抑えたいというふうに思っているのではないかと思いました。

私たち自身の主権者としての責任と自覚が必要な時


庄司郁子

福島原発告訴団「検察審査会第2次申し立て報告集会」(2013年11月22日・東京日比谷図書館)での発言

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私は三春町在住の庄司郁子といいます。告訴団の役員をさせていただいています。

河合弁護士さんもおっしゃったように、私たちの告訴・告発が強制捜査もなく全員不起訴という検察の処分、それが出たということは到底、納得のいくものではありません。

で、この検察審査会に申し立てたということが、これは私たち市民が強権力から主権を取り戻す、そういう闘いなんだっていうふうに私は認識しています。如何に、私たち市民一人ひとりが情報を自由に得て、そして自分で考えて、判断して、行動するかということが問われている、大切な時なんだと思っています。しかし、それを阻むものが次々と今、作り出されています。

私たちはあまりにもこれまであらゆることに対して無自覚すぎたのではないかな、と私などは思っています。原発設計にかかわられた後藤正志さんなどは「原発は未熟なテクノロジーだ」と。「一度、事故が起きれば取り返しがつかないものなんだ」とおっしゃっていたのを、3・11の後で知りましたし、で、人間の手に負えないものなんだと、このようなものがどうしてこんなに、日本中に54基も建ったのか、と。

それはやっぱり安全神話のもとで科学技術への盲信、それが根底になるんだと思います。で、1950年代、私が生まれた頃ですけれど、「原子力の平和利用」という名の下で、その原子力の導入というのは、テレビの導入と連動していて、その時CIAのエージェントであった正力松太郎がアメリカの大きな戦略の一つとして、メディアと…丁度、テレビの導入と重なりましたから、テレビと、新聞と大々的に、その「平和利用」のキャンペーンをやったわけですけれど、この60年あまりの原子力の歴史そのものが、もう、情報操作と、不都合なことを隠す、隠蔽するという…最初から一方的で、不均衡であったものだということを、余りにも無自覚でいたんじゃないかな、と思います。

で、先程、藤崎さんが福知山線の脱線事故のことを色々、教えてくださいましたけれど、私自身、検察審査会っていうものを知ったのは、この福知山線事故の後でした。で、今でこそこの検察審査会というものが沢山の方々に知られて、そして今度こそ徹底的な、この事故の総括や検証が行なわれて、二度とこういうことが起きないようにしていくようにするための、私たち自身の主権者としての、自覚…責任と自覚が必要な時なんだということを強く感じております。

私たちのコミュニケーション力を高めて沢山の人に、特に都民の方々には…沢山の方々にそれを伝えていって欲しいと切に切に思っております。よろしくお願いいたします。