『原発と大津波』セミナー開催


澤井正子

来年1/24(土)、「もっかい事故調」が下記セミナーを開催いたします。講師は、福島第一原発事故前から原発の耐震安全問題に取り組まれ、国会事故調協力調査員として電事連等の資料を調査し、『原発と大津波』(岩波新書)を上梓された添田孝史さんを講師にお招きします。
2011年3月11日以前、東京電力を初めとして電事連、学会、各機関、原子力安全・保安院等がどのように津波問題を蔑ろにし、対応を怠り、安全対策を先延ばししていたのか、検証します。原発再稼働によって、今日またそれが繰り返される懸念が高まっております。沢山の皆さまの参加をお待ちしております。

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「もっかい事故調」オープンセミナー

「原発と大津波―警告を葬った人々―」

2015年1月24日(土)13:00-16:30
文京シビックセンター26階スカイホール
http://bunkyocivichall.jp/access
東京メトロ後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分

講演:添田孝史さん
(サイエンスライター、元朝日新聞科学医療部記者)
添田孝史twitter: https://twitter.com/sayawudon
添田孝史ブログ:http://media-risk.cocolog-nifty.com

資料代:500円

東京電力は、福島第一原発事故の原因は「想定外」の大津波だという。しかし、「大津波」は3.11地震の14年も前に報告されており、決して「想定外」ではなかった。今回の「もっかい事故調」オープンセミナーは、添田孝史さん(元国会事故調協力調査員)を講師に、3.11前の津波対策に焦点を当てます。

「電力会社は業界に都合のいい専門家を主に集めて、津波想定や対策を検討する。その報告を受け取った保安院は、内容をチェックしなまま、電力会社の「安全性は確保されている」という言い分を鵜呑みにする。その繰り返し。地震学者たちの最新の知見が反映される公正な仕組み、機会はなかった。そして外部から検証できないように、報告書や議事録は情報公開していなかった。東電、電事連、保安院などによる「密室の合議」の連鎖の中で、原発の津波脆弱性への警告は葬られ、それぞれの責任も曖昧にされていった。
―添田孝史著『原発と大津波―警告を葬った人々―』 (岩波新書)から
主催:もっかい事故調 (世話人 田中三彦)
*国会事故調において事故の原因調査をしたメンバー(元委員および元協力調査員)の有志がつどい、事故調査を継続しています。)

【連絡・問い合わせ先】
澤井正子:090-4422-5394
sawai@cnic.jp

南相馬市避難勧奨解除・緊急記者会見と抗議集会


満田夏花

南相馬市避難勧奨解除に関して、12月26日(金)下記の通り、緊急記者会見と抗議集会を開催します。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-cbde.html
13:30から参議院議員会館で記者会見&集会(どなたでもご参加いただけます)、
18時からは参議院議員会館前で抗議集会を開催します。
たくさんの方が参加することで、連帯の意を示し、南相馬のみなさんを激励しましょう!

以下開催に至った経緯と開催の詳細です。
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南相馬市の特定避難勧奨地点が、12月28日、住民の強い反対の中で解除されようとしています。
南相馬市で特定避難勧奨地点に指定された住民向けの説明会が開催されました。

出席した住民は、全員、強く反対。

「指定時、【解除の際には住民の理解を得ること】との約束があった。確認の上解除の話をして欲しい。」
「家の中でも空間線量率は0.8マイクロシーベルト」
「こんな環境に子どもを帰せない」
「ストロンチウムやプルトニウムなども飛散している」
「これで、”公平性”はないだろう」
「いくら除染しても、農地や山林から線量がくる」
「避難区域よりも放射線量は高い」
「再度の説明を求める」

などの発言が相次ぎました。
最後に、行政区長が、
「地域全体を下げてから解除でしょう。同じ人間として話をしてほしい。無理を通して、道理を引っ込めるのか」
と述べました。

高木経済産業副大臣は、「川内や伊達との公平性を保つ」「積算線量20ミリシーベルトを下回っており、健康への影響は考えられない」とし、一方的に指定解除を決定しました。

今回の解除に至るまでにも10月の時点で、指定解除の説明会が開かれたのですが、住民の強い反対にあい、解除は延期。「不安をしずめるため、掃除を行う」としました。しかし、「掃除」後、大量のゴミ袋を置き去りにされ、ゴミ袋は2μS/h超え、宅地内に10μSv/h超えの場所も残っています。

その後も、住民は1,000筆を越える住民署名を国に提出し、何度も解除に反対する意思表示を行ってきました。しかし、それらの住民の意向はすべて無視されてしまっています。

今回、たまりかねた住民のみなさんが、東京にて、抗議の記者会見と集会を開催します。
また、この間、みなさまにご協力いただいた署名を、国に提出します。

南相馬の住民を応援するため、一人でも多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

◆12月26日(金)
13:30~14:30:記者会見&集会
14:30~15:30:署名提出および政府交渉
18:00~18:30:参議院議員会館前抗議集会

※13時からロビーにて入館証を配布します。
※記者会見の間、質疑はメディアの方優先となります
※いずれも、どなたでも同席いただけます。

◆参議院議員会館 B107
◆資料代 500円
◆主 催 : 南相馬・避難勧奨地域の会、南相馬特定避難勧奨地点地区災害対策協議会
◆共 催 : 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、FoE Japan、避難・支援ネットかながわ(Hsink)、ひまわりプロジェクト南相馬

◆問い合わせ先: FoE Japan 満田/090-6142-1807

☆署名も継続中です。ぜひご協力をお願いします!

【応援の署名を!】南相馬市で住民無視の避難勧奨解除が進められようとしています。 http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45b6.html

※参考映像
FFTV:選挙のうらで着々と…南相馬市避難地点解除の動き
(今回の解除をめぐる経緯を解説しました)

※報道
OurPlanet-TV
「一方的な避難解除」に抗議~南相馬住民
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1840
政府に解除反対の署名提出~南相馬・避難勧奨地点
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1850


満田夏花 MITSUTA Kanna <kanna.mitsuta@nifty.com>

沈黙のアピール・99


佐々木慶子

恒例の「沈黙のアピール」その98をに行って以来、長い間お休みさせてしまい申し訳ありませんでした。
知事選が不本意に終わったことを真摯に受け止め、新たな覚悟で取り組んでいくつもりですのでこれからもよろしくお願いいたします。
内堀雅雄知事就任後、出来るだけ早く実施したかったのですが引き継ぎ直後の煩雑さを考慮していたらぎりぎり年末になってしまいました。仕事納め目前の中、無理にお願いしたこともあり直前のお知らせですみません。
「沈黙のアピール」その99を以下の要領で行います。なお、次回は(日時まだ未定ですが決まり次第、早めにお知らせいたします。)100回目を迎えます。その時には普段にも増して盛り上げたいと思っていますので多くのみなさま方に参加していただきたいと思っています。

今回は内堀体制初ということもあり、私たちの内堀知事への率直な想いを伝えたいと思います。また重点項目として「核のゴミ焼却炉問題」(野焼き規制を切り口として)と、県選挙管理委員会に対して投票日当日受付時間が18:00までを20:00までにするようにも交渉する予定です。御身一つで構いませんのでぜひ、ご参加ください。

○項  目: 「沈黙のアピール」その99
○日  時: 2014年12月22日(月) 14:30~17:00頃
○集合場所: 福島県庁西庁舎 2F 県民広場
○交渉場所: 自治会館 301号室
○日  程:14:30~  打合せ(県民広場)
14:55   交渉場所へ移動
15:00~  交渉開始
※ 秘書課との交渉終了次第、県選管との交渉に切り替えて、
その場所で行う予定です。
○ 内 容: ①「沈黙のアピール」その99 としての要請書
②「野焼き規制に対して公開質問&要請」(仮題)
③ 他寄せられた申し入れ書
○県側出席予定者:秘書課長、産業廃棄物課課長** 、選管委員長
※ 今回は秘書課を中心にして他は項目によって対象課を絞りま
した。
○ その他: 当日、申し入れ書あったもの。要望ある方はご持参ください。 一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」に関する要請


満田夏花

本日、環境省「第14回東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(座長=長瀧重信氏)が開催されました。。
http://www.env.go.jp/press/18749.html
驚くべきことに、この会合はすべての一般傍聴者を排除して行われました。
もともと、私たちは、本専門家会議の委員として、放射能の安全神話に加担してきた専門家が多くを占め、被害当事者の置かれている実情からかけ離れた議論が繰り返されてきたことに憂慮し、当事者を委員に加えること、また当事者ヒアリングの実施を求めてきました。これらはすべて無視されてきました。そして今回の傍聴者排除。

今回の問題に限らず、当事者を無視して強引に進められた専門家会議の進め方について問題提起するため、環境省に以下の要請書を提出しました。
以下のリンクとともに拡散していただければ幸いです。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-858d.html

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2014年12月18日
望月義夫環境大臣殿
小里泰弘環境副大臣殿
福山守環境政務官殿

「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」に関する要請

以下要請します。
1.本日開催される第14回専門家会議の傍聴を認めること
2.健診のあり方に関して被害当事者へのヒアリングを実施すること
3.中間とりまとめ案に関して、パブリック・ヒアリングを実施すること
4.千葉9市の市長が連名で提出した要望書および「子ども・被災者支援国会議員連盟」からの意見書に対して回答を行うこと

<要請の理由>
環境省は、「福島近隣県を含め、国として健康管理の現状と課題を把握し、そのあり方を医学的な見地から専門的に検討することが必要」「原発事故・子ども被災者支援法において、国は放射線による健康への影響に関する調査等に関し、必要な施策を講ずることとされている」ことから、この専門会議を設置しました。

本件に強い関心を持つ関東の汚染地域に住む母親たちや自治体など、多くの当事者が傍聴に参加してきました。しかし、第14回に限っては傍聴者を入れない形で開催することが発表されました。

これはきわめて異例なことです。原発事故子ども・被災者支援法第14条において、施策への被災者の意見の反映、透明性の確保について定めています。また、専門家会議の設置要項にも「原則公開」と記載されています。

環境省のホームページでは、今回の傍聴者を入れない理由として「第13回の会議で、発言等により議事を妨げる行為があり、議事を中断する事態が生じた」としていますが、その場にいた私たちとしては、傍聴を認めないいかなる事態も生じていないと考えています。

確かに第13回の会議で、「福島県外の被ばく量は低い」「一般的には放射能は、離れて行くほど低くなる、これが常識的」と発言したある委員に対して、傍聴席から「非科学的だ」との不規則発言がありました。

しかし、この程度の不規則発言は、他の政府系審議会ではいくらでもある話で、不規則発言をした傍聴者のみならず全傍聴者を締め出すという今回の環境省対応は、この不規則発言を利用して、都合の悪い批判勢力を締め出すために、本専門家会議の中間取りまとめに関する議論を非公開にしたのではないかとも思えるほど、過剰なものです。

本専門家会議の議論の進め方には以下の問題があります。

招聘した外部専門家からの指摘をほとんど無視している
当事者ヒアリングを実施していない
「結果」(=今現在生じている事象)についての分析・考察はせずに、「原因」(=被ばく線量)評価に偏重。データの不確実性が指摘されながらも、限定された被ばく評価を延々と議論した
本来、放射性物質の拡散には県境がないのにもかかわらず、福島県内・県外の比較を行い、福島県外は被ばくが比較的少ないという結論を強引に誘導している
現在、福島県健康調査において生じている甲状腺がんについての疫学的な分析や、個々の症例について分析がされずに、甲状腺検査にメリットはまったくないとする根拠のない主張がくりかえされている。
健診のあり方、医療費の減免など、子ども・被災者支援法第13条に明記されている事項が議論されていない。

第13回の会議に対しては、特措法の「汚染状況重点調査地域」指定を受けた自治体である、千葉9市の市長が連名で要望書を提出しており、また、国会議員連盟からも、要望が出されていました。しかし、これに対する回答も、専門家会議での報告もなされていません。
私たち市民は、以上の理由から、今回の不可解な傍聴規制(傍聴者の締め出し)に強く抗議するとともに、冒頭に記述した4項目について要請します。

放射能からこどもを守ろう関東ネット、子どもの未来を守ろう@うしく(牛久市)、常総市の子ども達を守る会(常総市)、とりで生活者ネットワーク(取手市)、放射能汚染から子どもを守ろう@つくば(つくば市)、こども東葛ネット(松戸市・流山市)、我孫子の子どもたちを放射能汚染から守る会(我孫子市)、鎌ヶ谷放射能対策市民の会(鎌ヶ谷市)、環境とエネルギー・柏の会(柏市)、白井子どもの放射線問題を考える会(白井市)、放射能汚染から子どもたちを守る会・野田(野田市)、松戸市PTA問題研究会(松戸市)、SCRMisato(三郷市)、大気汚染から生命を守る会(野田市)、NPO法人子ども全国ネット、放射能から子どもの未来を守る調布の会、ママレボ出版局、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、避難・支援ネットかながわ、放射線被ばくを学習する会、虹とみどりの会、緑ふくしま、原発いらない福島の女たち、福島原発30キロ圏ひとの会、ハイロアクション福島、福島老朽原発を考える会、FoE Japan
(27団体)

南相馬市・住民無視の避難勧奨解除


満田夏花

南相馬市で住民無視の避難勧奨解除が進められようとしています。

10月8日に開催された説明会で、南相馬の住民の発言はすべては反対意見でした。
住民の意思を踏みにじる指定解除と帰還の強要を阻止するため、ぜひ、応援の署名をお願いします!

署名フォーム
https://pro.form-mailer.jp/fms/36c30b8869706
(パンクしたら、フォーム増やします。アクセスできなければ”避難の権利”のブログサイトをご覧ください。)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45b6.html

一次締め切り:12月18日(木)朝9時
二次締め切り:12月20日(日)朝9時

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2014年12月 日
内閣総理大臣 安倍晋三 様
経済産業大臣 宮沢洋一 様
南相馬市における住民を無視した特定避難勧奨地点の解除に反対します
福島県南相馬市の152世帯の特定避難勧奨地点の解除が報道されています。
解除の話はいったん10月に浮上したのですが、住民の強い反対でいったん延期になりました。たった2ヵ月後の不意打ちのような解除。いったい何が変わったというのでしょうか。
南相馬の住民は、解除に反対しています。
2011年、政府が一方的に決めた年20ミリシーベルトという高い基準と、そこから導き出された空間線量率に基づき、住民の意向を無視して、世帯ごとに特定避難勧奨地点が定められました。調査もいいかげんで、同じ汚染レベルでも、指定されたりされなかったりでした。これにより、汚染が高く、避難したくても避難できない多くの住民が指定から漏れました。
そして、10月には特定避難勧奨地点に指定された南相馬市内の152世帯について、政府は早ければ月内にも指定を解除することを伝えてきました。

10月8日に開催された説明会で、発言した住民のすべては反対意見でした。

それもそのはずです。除染が済んだといわれる南相馬市の環境には、いまだ数十万Bq/m2もの汚染地点があります。また、いまだに百万Bq/kgを超える黒い物質があり、再浮遊、再汚染が起きているのです。
そんな場所に帰還を強要するのでしょうか。そんな場所に子どもや孫をすまわせろというのでしょうか。
被ばくに耐えてきた住民の意見は、またしても無視されてしまうのでしょうか。

私たちは、あらためて特定避難勧奨地点の解除に反対し、住民の意向と汚染実態に即した避難勧奨の継続と地域指定を求めます。

呼びかけ団体:南相馬・避難勧奨地域の会、
協力:福島老朽原発を考える会、避難・支援ネットかながわ(Hsink)、
ひまわりプロジェクト南相馬、国際環境NGO FoE Japan、
問い合わせ先:090-6142-1807

フクシマ・アクション・プロジェクト第3回総会報告


2014/12/06

出席者は60人弱だったが東京、宮城、愛知など県内外からの参集を得て行われた。昨年の活動方針に沿って「環境創造センター」建設に対しての継続的取り組みや2度継続審議になった対県議会請願の採択へ向けてあきらめずに取り組んで採択を取り付けたことなどが報告された。質疑応答もなされ活発な論議を経て、提案案件は全て承認された。

1<2014年度の活動経過について>

(1)組織確立についてー目標は会員数500人又は600口加入であった。結果として会員数は約250人、687口加入であった。加入口数は大きく目標を超えることが出来ほぼ目標を達成することができた。会員目標数には及ばなかったのは残念であった。加入まではいかなかったが前年度会員やイベント参加者の方たちを含めると300人を超えている。手続きし損なっている方や関心のある方たちをいかに加入に結びつけるかが問われている。会員の内訳は県内会員数より県外会員数が多い状況は昨年と同じであった。このことから運動が全国的展開をしたことは評価できるが、県内の掘り起こしがさらに必要と言える。

(2)事務局会についてー通算で19回、昨年度は福島市で7回実施した。活動目標に沿って細案を練り、その決定に基づいて実践した。事務局員は交通費補助がない中で東京、茨城、郡山、三春、白河などからその都度、駆けつけてくれた。活動項目は①「福島県環境創造センター」建設への対応②初めての学習会開催③情宣活動などがあげられる。

(3)「福島県環境創造センター」(以下、環境創造センター)建設への対応についてー2014年度の重点活動としての位置づけを受けて、重点的に行った。この施設は3.11原発事故後、県として初めての原子力に関する県としての取り組み・情報・教育の公的施設であり200億円もかけて三春町と南相馬市の2ヵ所に建設され20164月開所予定である。県は三春町の施設の交流棟に県内全ての小学5年生を見学させるとしており、何を伝えようとするかが懸念される。私たちはその問題点として①原発事故の過酷な実態をあいまいにしないか。②目に見えない放射線をどう正しく捉えさせるか。③外部・内部被曝からの放射線被害から子どもたちをどう守るか。④3.11原発事故、県内の放射能被害を過小評価し、新たな安全神話を生みださないか。⑤子どもたちの明るい未来のために、再生可能エネルギーへの転換などによる真に安全・安心な福島の未来を提示できるか、などをあげている。またそこの研究棟にIAEA (国際原子力機関)とJAEA独立行政法人日本原子力研究開発機構)が常駐するのも問題である。県は昨年から設計と展示内容について「県環境創造センター検討会」を設置し具体的内容を論議している。その組織メンバーは公平な人選と言えず、私たちはそこにくさびを打ち込むべく「県環境創造センター整備推進室」などと交渉を重ね前述した問題点を何度も質した。「県環境創造センター整備推進室」と4回、「県義務教育課」と1回、その他事務局長による単独面談やロビー活動などを行った。特筆したいのは昨年度から対県議会へ上程し、2度継続審議になっていた請願が6月県議会で3度目の正直で採択されたことである(資料集参照)。受け入れられがたい最大会派である自民党議員や民主党議員に粘り強く働きかけたのが功を奏したと言える。私たちがしつこく言った成果かどうかは不明だが昨年10月、「環境創造センター整備推進室」は「環境創造センター」についてパブコメを行い一般からの意見を求めた。FAPとして意見書を提出し1024日)、そのことについて直接、意見交流も行った1113日 参考資料集参照)。これらの私たちの意見がどのように反映されるかを見届けする必要がある。

(4)第1回学習会開催についてー 昨年1011日、福島市に於いて第1回学習会を~フランスからゲストを招いて~ 「IAEAはチェルノブイリで何をしたか!」と銘打って開催した。フランスからイヴ ルノワールさんを招きあまり知られていないIAEAの活動を話していただいた。IAEAWHO(国連世界保健機関)だけでなく、ICRP(国際放射線防護委員会)やUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)などの国際機関は大義名分を掲げながら、陰で結託して世界の原発推進のために役割分担して放射線への危機意識を高めないように世界中に手を広げていることがわかった。その手が福島原発事故の矮小化につながっていることは容易に推測される。私たちはガラスのコップの中のような狭い視点でなくグローバルな視点の学びの必要性を感じさせられたものとなった。この日は東京新聞の取材も入り、後日、全国版の記事になった。

(5)情宣活動についてー「IAEA」や「県環境創造センター」についてはあまり、県民に知られていないのが実態である。「IAEA」については名前は知られていてもその本質がしっかり捉えられておらず、後者についてはほとんど未知と言ってもいいほどである。どちらへも危機意識がほとんどないのが問題である。FAPとしてそれを打開するために設立後間もなく「IAEAは福島県で何をするの?」という三つ折りパンフを1万部作成し配布した。さらに小冊子「IAEAに正しく対処するための資料集」の編纂を行い単価を@300円と安価にして利益より情宣拡大を図った。「分かりやすい。」と好評を得て2700部まで増刷し、2,000部以上を売り上げることができた。そこから得た特別会計利益が8万円ほどになり、この総会で一般会計に組み入れることが承認され思わぬ活動効果となった。

  また「環境創造センター」建設についての県民への周知化を図るためにFAPとして分かりやすいパンフレット「知っていますか? 福島県環境創造センターのこと」(同封)を1万部作成し、目下、機会を見つけて無料配布し好評を得ている。その他の情宣として先述の第1回学習会時の東京新聞の取材が20141019日の「こちら特報部」として記事になり「福島県環境創造センター」が大きく取り上げられた(資料集参照)。さらにこれを見た天木直人さん(元レバノン全権大使)が翌日のご自分のブログでエールを送ってくださったことにつながったのも嬉しいことであった。また機関紙「日本の科学者」からFAP活動紹介の原稿依頼を受け、Vol 49 20149月号(資料集参照)に記載されたことも申し添える。

(6)「IAEAを監視する」という最大目標についてー2012年12月15日から3日間、郡山市のビッグ パレットで国・福島県・福島県立医大の共催の国際会議、「原子力の安全に関わる福島閣僚会議」が開催された。この機会を捉えてIAEA天野之弥事務局長宛の要請書をFAPから手渡す場を外務省交渉まで行って設定し、ジル チューダー報道主任に直接手渡すことができた(2012年1215日)。その回答を受け再要請も行い再回答も得ることができた2013年1月)。回答の中身は充分なものではなかったが県民・市民の存在を知らしめた一助になったのではないか。回答の中で①IAEAは原発を推進する立場にはない②加盟国のエネルギー政策は自ら決定すること③撤退決定であってもIAEAはそのための支援をする旨が明記されていたのでそこを足がかりに「福島県民を無視して県民が望まないことをさせない」姿勢を示し続けていくのが課題である。その後は2013年4月から県に常駐しているIAEA緊急時対応センター職員(伊藤Project Officer)との面談を何度も要求し、ようやく1回30分程実現した(2013年6月18日)だけで後はプッツンである。

IAEA と福島県との関係について県と何度も交渉して分かったことは①県としてIAEAからの業務を縦割り的に受けてその業務をこなしている②IAEA と対等平等にものを言う立場にない③IAEAが実際に何をしているかを把握する総合的窓口もない(秘書課に聞いてもノ―であった。)④IAEAに言いたいことがあったら外務省を通さなければならないことなどであった。こんな県に対してもっと県として主体的に毅然とものの言える手立ての必要性を強く感じた。

2<2015年度の活動方針について>

これまでの活動方針の強化発展を図り、総会要項にあるように6つの具体的活動方針が提示された。重点活動として「福島県環境創造センター」の運営と展示に関する問題点の解決に当たることとJAEAの実態把握があげられた。他に予算案と役員体制などが提案された。役員組織に関して共同代表に佐々木慶子も加わり、事務局長と兼任することになった。

3 <記念イベント>について

総会に引き続いて記念イベント~Our Planet-TV 白石 草(しらいし はじめ)さんを迎えて~ 映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」と銘打って行った。彼女自身がウクライナに行って集めた映像と情報を提示し、ウクライナと日本の原発事故への取り組みの違いを比較し、日本がいかに子どもの被曝削減に疎いかを指摘した。保養制度の確立などの緊急対応の必要性も強調され、日本として子どもを守る政策がいかに不足しているかを感じさせられた。

 その後、福島の教育現場から「福島の子どもたちの今」と題して鈴木浩之さん(郡山市立谷田川小学校教諭)からの報告を受けた。

4 <閉会行事>について

連帯他団体からの活動として「核のゴミ焼却炉問題」と「福島原発告訴団」からの報告を受け無事総会を終えることができた。

福島の子どもたちの今〜教育現場から


鈴木浩行

フクシマアクションプロジェクト第3回総会より

suzuki0皆さん、今日は。私は郡山から来ました、教員です。鈴木と言います。

2011年の原発事故当時ですが、私は現場を離れていまして、教職員組合の専従ということで、郡山の教育会館にいました。その当時ですが、もの凄い揺れで、コピー機があちこち走り回ったり、向いの屋根から瓦が飛んできたり、道路から水が吹き出てきたりという中で、一緒にいた中地さんが、「原発!」って言ったんですね。そして312日に爆発ということになりました。

私は組合の書記長という立場でありましたので、学校現場に何としても情報を伝えなくちゃならない、ということで学校の方に、情報を伝えるということをやっていきます。

これはFAXの通信なんですが、郡山市内に小学校がおよそ60校、中学校が30校、およそ90ぐらい学校があるわけですけれども、学校にFAXで兎に角、情報を流していこうということを始めました。当時、電話も不通だったんですが、唯一、FAXが何故か遅れた、という状況で(場内爆笑)、FAXを流し続けます。左側にあるのが61号ですが、多分、56号くらいから始まったんだと思います。最初に流したのは315日でした。

suzuki261号は水道水に関する情報で、当然やはり豊田の浄水場(注)から150ベクレル出たっていうことで、広報車がずっと走って回っていたんだけれど、おそらく寒い季節でしたので、窓も閉め切っているし、ほとんどの人が分からない状態だった中で、学校にこういう情報を流しました。

(注)豊田の浄水場: 猪苗代湖から引いてきた水を郡山市に給水するための施設だったが、昨年、閉鎖された

それから、330日の号です。当時は放射線を測定するガイガーカウンタみたいなものもほとんど無くて、運良く手に入ったもので郡山の地域を測ることにしました。図の左側が猪苗代に近い方、右が小野を通って浜通りに向う方角です。真ん中あたり、東北自動車道や東北本線の通っているあたり、その周辺がもの凄く高いということが分かりました。

suzuki3次は4月の27日です。郡山市教委から保護者への通達が出されて、3,7μSvという基準が出されて、「これはおかしいだろう!」ということで郡山市教委に出向きまして、基準の見直しと、慎重な態度を取るようにという申し入れを行ないました。拡大解釈をせず、共通理解を求めての要求でした。

それから次は暫く飛んで、6月になりますけれど、「風評被害」という言葉は慎重に扱うべきだというのを学校現場に流しました。今でもその「風評被害」という言葉によって我々は分断されている面がありますので、当時、この言葉は非常に危険であろうということで、教員の方に流しております。下の方には、年度1mSvの計算はこういうふうになってますよ、というふうな放射能の情報であるとか、色んな知識であるとか、そういうものを学校現場に届けました。

suzuki4623日です。文科省で発表されたデータを学校に送りました。一番上の行に、数値が付いていますが、事務所の前のところで毎日測定して、その日の移り変りですとか、毎日、せっせと流し続けました。

145号は「突然アラームが!」という見出しで、線量計を買ったところ、そのスイッチを入れた途端に鳴り出したわけなんです。向こうの基準が0,3μSvだったんです。そういうことで、そういう衝撃的な中身を現場の方に流して、2学期の体育であるとか、生活科であるとか、その他の活動であるとか、学校行事であるとか、栽培活動であるとか、除草についてはいったいどうなんだ、ということで、慎重な内容を学校に求めるように、現場の方に流しました。

suzuki5夏休みを過ぎて、826日、奉仕作業とか、そういう時期が学校現場に押し寄せてきます。県の方で出された資料を、「こういうふうにするんだよ」っていうことで、現場の方に流しました。実際、放射線のことについて一般の方はほとんど知識がありませんでした。で、本当にマスクもせず、肌を露出して、そういうような活動をする動きがありましたので、現場には慎重に慎重を重ねて下さいというお願いをしたのです。

その3日後ですけれども、福島県の小中生園児17 651人が、転向した、というような数です。

suzuki695日、文科省がセシウム134137の濃度の合計を出します。ところが、濃いところがあるんだけれども、ある範囲から先は公表されなかったんです。その先はいったいどうなっているんだろう、ということですね。ぜんぜん分からない、という状態でした。

その後、郡山の事務所で、表面汚染土の測定のできる、ベクレルの測れるものを買いまして、これも5台くらい買いました。それで支部の周りの表面汚染について調べて、「こういうところが高いですよ」というような中身の内容を送りました。

で、学校現場の状況ということでありますけども、私の勤めているのは谷田川小学校(郡山市田村町谷田川)です。郡山市全体としてはだいたい、0,1μSvくらいで推移しているんですが、私の勤めている学校のあたりは、2011年の34月当時は、線量が高くて、だいたい0,40,5μSvくらいだったろうと思います。

実はその次の年からこの学校に赴任するわけですけれども、低い線量ということもありまして、保護者、それから子どもの意識というのは、町の中心部と比べると、低いというような状態でした。

suzuki7次は、現在私が勤めている学校の通学路の線量率です。Hot spot finderという機械を使って、730日頃ですね、20kmくらい歩きました。5時間くらいかけて、ズーッと歩いて、測定してきました。除染してません。その中で、高いところで0,2μSvくらい。0,3μSvというのも1個所あったんですが、田圃の中の、水が集まっているような泥のあたりですね。後は平均すると0,1前後ということです。

suzuki8一方、郡山の中心部です。郡山3Aさんというところが造られた資料を持ってきたのですが、開成山公園のところへ行きますと、今でも0,60,7μSvというような状況だということですね。

学校現場で今も問題になっていると思われるのが、やっぱり、最初からあった「線量率の差」っていうのは非常に多きくて、それは国の中もそうだし、県の中もそうだし、市町村でもそうだし、地域の中でもそうです。

それから「不安」「知識・情報の差」….こうしたもので、我々が分断されてはいないか、って思っています。意識の違いがいっそう拡大していて、不安から防御するために、まあ、原発事故の当初は、非常な高ストレス状態でしたよね、我々。そうしますと、そういう高ストレス状態がずっと続くと限界に達して、「だいじょうぶ」だっていうようなことを選択する方もたくさんいたのではないかなと思います。

今、ダンダンダンダン、原発事故のことが、現実のことが忘れられて、過去の出来事のことになりつつあったり、それから「不安」と言えないというような気持。言うとどうなるか分からない、そういう状況も実は生まれていて、この分断はよりいっそう進んでいないかなっていうふうに思います。

それから、学校現場で言いますと、学校行事の平常化です。野外活動もそうですし、運動会、栽培活動、そういうものが、普通に行なわれる。行なおうという動きがドンドン進んでいるところです。

原発事故の記憶のない子どもたちが入学してきました。小さな頃ですので、ほとんど記憶のない子どもですね。これからは原発事故の後に生まれた子どもたちが学校現場にドンドン入学してくるようにもなります。

それから、食の平常化です。ほとんど測定されることのない畑の野菜。私のところは本当に田舎ですので、じいちゃんばあちゃんが、畑で作ったものを食べていたり、前と同じように渋柿を剥いて、干し柿にしたりとか、そういうような状況も生まれつつあります。測定する場所はたくさんあっても、そこを活用して測定するようなことは、恐らくほとんどない、あるいはごく少ないというような状況であります。

これから私たちは色々注意して見守っていかなければならないんですが、まず、学校現場に落ちてきたものは、まず、震災前は「わくわく原子力ランド」っていうのを文科省が配ってましたね。「絶対事故にならない」っていうのをドンドンドンドン宣伝してましたが、原発事故後は最初は「放射線について考えてみよう」っていうものが出されて、放射線について書かれたものですが、これにはかなり批判が多くて、その後、2014年の228日に新しく「本年度から新しく使ってもいいですよ」っていうことで、「小学生のための放射線副読本」が出されます。

その中身なんですが、イラスト入りで色々書かれています:放射線から身を守る方法は「放射性物質から離れる 」って書いてあります(会場爆笑)。まあ、我々は離れると近付くといった状態、離れたはずが、より高いところ場所だった、というようなことだったですよね。

それから、内容的にはやっぱり、「福島のことじゃない」っていうことです。これはつまり全国向けなんでしょう。福島以外の人たちもこれを使って学習しなさいよ、っていう中身でありまして、福島県では到底、使えないと思っています。

suzuki9それから「退避・避難をする時の注意点」なんて書いてありますけれども、こんな感じじゃないんですよね、あの当時を思い起こしても。もっともっと緊迫感があったし、もっともっと長い間、苦しめられたし、っていうことであって、こんな簡単にイラスト付きて書かれるような中身ではないです。

それから、政治的な判断で、充分な公平性もない、一方的な政治的な情報の取捨・選択によって書かれた内容だと思っています。政府・電力会社の責任にも触れられていません。事故後の廃炉問題、放射性物質についても、いっさい、記載はありません。そういうことで、私たちはやはり、放射線教育っていうのは、これからは人権教育も含めたうえで、そういう視点を持ってですね、学校現場の子どもたちとですね、一緒に学ばなくてはならないな、とい思っています。

どうも有難うございました。

情報を隠して進められる焼却炉建設


和田央子

フクシマアクションプロジェクト第3回総会での報告

3_sokai_3福島県内で19個所、24基もの焼却炉が、どんどん建設を進められています。建設ラッシュという と思うんですが、先程、白石さんから「情報隠し」というお話しがありましたが、この焼却炉問題はまさにその典型の一つでありまして、事実、日常で皆さまはこの焼却炉の情報にほとんど触れることが無いと思うんです。それだけ、相手にとって隠したい情報であるということです。ですので、積極的にこの情報を得るようにしていただきたいと思っています。

鮫川村の焼却炉は第1号だったんですけれども、その他の焼却炉でも、地元の住民のごく一部にしか計画が知らされないということが、徹底して行なわれています。どんなに市町村の境界に近くても、隣りの市町村にはまったく報せない、住民には報せないという方法を取っています。

それから、施設の設置許可申請と言うものが、県に出されるんですが、これも、県も一緒になって情報隠しをしています。県のホームページの後の方にこっそり載せるのです。それから、設置許可申請、現地の生活環境影響調査などについては、1ヵ月間告示縦覧して、利害関係者は意見を述べることができるということが決められているんですけれども、それを知らせないんです。

市町村については、縦覧態勢は取っているんです。「来れば窓口で見せますよ」っていうことは言うんですけれども、それを住民に知らせないんですね。広報紙にはいっさい載せません。縦覧だけがあって、告示がない状態です。告示・縦覧っていうのは、2つ合わさって始めて意味のあるものなんですけれども、その告示がなされないということが徹底して行われています。

まさに今、飯舘村の蕨平(飯舘村の南東部)に施設が3つ計画されておりまして、この告示が行なわれています。で、大きな焼却炉なんですけれども、この焼却炉の部分と、「仮設資材化施設」と言って、焼却灰および、中間貯蔵施設に入れる予定の汚染土壌の、再利用、セシウムを飛ばして路盤材にしようという恐ろしい計画があるんですが、その施設が建てられるということです。これはIAEAとの共同研究ということになっています。

IAEAは環境創造センターだけではなくて、蕨平にも入ってくるんです。この許可申請が今、県の方に出されてまして、告示・縦覧の状態になっていますけれども、何故か、焼却炉の部分だけなんです。この資材化施設についてはいっさいの申請が出されていないんですね。

これにどのような問題があるかと言うと、情報開示請求をしても、「その資料がありません」と言われる可能性があるということです。ですので、焼却灰という、もの凄い高濃度の放射能の凝縮したものと、それからダイオキシンとか有害物質のかたまり。そういったものを大量に扱う施設であるにもかかわらず、どのような施設かが知らされないという、恐ろしいことになってくるかも知れないということです。

それから、つい先日、123日に、テレビニュースで発表されたんですけれども、新たな焼却炉の建設候補地が公表されました。二本松市東和町の夏無という自然公園とキャンプ場のある、凄く景観の良い所です。キャンプ場っていうのは子ども連れで利用する可能性の高い所ですよね。そういった所に焼却炉を建てるというのは、どうなんでしょうか。焼却炉が稼動したとしても、そこを立入禁止にするわけではないんですね。「焼却炉は絶対安全です」っていうことで、進められているので、「どんどんキャンプにも来てください」っていう方向で進められることに間違いはないと思います。

この二本松の焼却炉は、事業主体が安達地方広域行政組合という、一部事務組合が主体となっているんですけれども、ここは日常は二本松と本宮市と大玉村の、3つの市町村をカバーしている、ゴミを処理しているところです。ということはその3つのエリアから出る汚染廃棄物をそこで燃やすということになります。

私が電話で二本松に確認したところ、36万ベクレルの稲藁があるというのが分かっています。農林業系の副産物、廃棄物も処理されるということになります。郡山市では50万ベクレルの稲藁が見付かっています。これだって、本当の汚染濃度かどうかは分からないんです。鮫川村では最初は4 500ベクレルの稲藁、というふうに発表されていました。が、今、稼動データを毎日、チェックしていますと、何と81 000ベクレルの稲藁が燃やされたことが分かりました。このように、国や自治体が発表している線量というのは本当に信頼できるものなのか、疑わしいと思っております。

川俣町が風下になりますが、その川俣町の人たちにはいっさい知らせない、「説明会の予定はありません」と言っています。これは間もなく説明会が開かれまして、12126時半から、二本松東和文化センターにて行なわれます。400世帯にしか通知されていないんですけれども、確認したところ、二本松の市民であれば入れるということですので、是非、二本松のお知り合いの方に知らせていただきたいと思います。

風下に当たる川俣町の町民の方にも是非、知らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

仮設焼却炉_予算_A4チラシ

フクシマアクションプロジェクト第3回総会・閉会に当たって


武藤類子

3_sokai_2どうも皆様、お疲れ様でした。色々不備もありましたけれども無事に総会を終えることができました。ご協力ありがとうございます。福島の中は、原発事故からもうすぐ4年たちますけれども、本当に、当初の被害だけではないんですね。様々なことがたくさん、たくさん起きてきて、毎日、毎日、色んな問題と向き合わなければならないというのが、私たちの今の現実だと思います。

そういう中で、環境創造センターというのが私の家の、本当にすぐそばにあるんですね。毎日、そのそばを通って、その建物が出来ていくのを見る度にですね、福島がどんどん蹂躙されていく、というような、非常に悲しい気持になります。も、色んなことを、私たちは、本当に細やかな団体ですけれども、少しでも色んなことを知りながら、そしてそれにどういうふうに向かっていけるかっていうことを、市民の一人ひとりが考えていければということを思い、この活動を続けています。

どうぞ、2015年度も皆さまのご協力のもとに、何とか活動を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当に今日はありがとうございました。

 

諦めずに、少しずつでも声を掛けるということ


小渕真理

フクシマアクションプロジェクト第3回総会での、共同代表挨拶より

3_sokai_1皆さん、改めまして今日は。今日、フクシマアクションプロジェクトの総会に参加された、皆さん、ご苦労さまでした。たいへん、色んなご意見もいただきましたし、 また心を新に、1年の活動を進めてまいりたいと思っています。本当にありがとうございます。これから、記念イベントに移る前に、一言だけ、述べさせれいただきます。

原発事故から39ヵ月が過ぎようとしています。私も含め、多くの県民はこの現実と実情を理解できるようになっています。しかし、人は考えが変ります。それぞれの立場で主義主張も変えられていきます。私はこの間、本当に人間不信に陥りました。でも;もうこれ以上、バラバラになりたくありません。それぞれの立場や考え方を理解し、尊重しながら、できるだけ、手を繋いでいきたいと思っています。

そのために私たちも変らなければならないと思っています。原発事故で人生を変えられた私たち。でも、さらに生き方を変えていく必要があると私は思っています。皆さんお一人お一人が考えてみていただきたいと思っています。

福島原発事故を受けて、アメリカや韓国、台湾などでは、反原発の市民運動がたいへん活発です。若い人もたくさん参加しています。まあ、それに比べて福島県の実情はどうでしょうか。色んな集会があります。県外からも応援がたくさん来ます。だけれども、だいぶ金太郎飴状態で、いつも同じ方たちの集いになっているのが実情だと思っています。

チェルノブイリや福島から学ぶことは大事です。でも、その仲間を増やしていかなければならないですよね。そのためにはやはり、色々な場所で、様々な市民に声を掛け続けていくことしかないのではないかと思います。諦めずに、少しずつでも良いので、声を掛けるということ、声を挙げるということが、一番だと思います。

そのことを実行することは大変なんですけれども、皆さんと本当に励ましあいながら、行動に移していきたいと思います。