コミュタン福島展示内容における改善点要望書


フクシマアクションプロジェクトは11月22日、福島県環境共生課に以下の要望書を提出しました。

 

コミュタン福島展示内容における改善点要望書

201611

福島県知事 内堀雅雄 様

環境共生課課長 遠藤洋 様

フクシマ・アクション・プロジェクト

共同代表 小渕真理/武藤類子/佐々木慶子

【総論】

(1)福島県民の暮らしが3.11福島原発事故後どのように変わったのか。避難や賠償、健康問題も含め、それらの苦悩の実態を展示内容に反映してほしい。

(2)福島県内で日々増えている除染ゴミは県民の生活する空間と直結している。展示内容の中に除染ゴミがなぜ生まれるのか、それに対してどのように対策を行い、将来どのようにしていくのかということを入れてほしい。

(3)汚染水についても県内の漁業に携わる人々や生態系にも影響を及ぼしていることから、汚染水についての説明、対策なども展示内容に入れてほしい。

【各論】

1.20123月時点の概念の明示を

福島県知事が20123月に発表した「福島の未来への宣言」は、3.11後に福島県が目指すべき基本的な理念、原発事故から年月が経過しても色あせない考えが明示されたと考えています。ぜひこの宣言を玄関ホールを入ってすぐ右にかかっている「福島の未来への宣言」の個所に掲げてほしい。

2.被災者の生活‐苦悩の実態の提示を

・福島県の生活の暮らしが3.11を機に劇的に変わったことを明記してほしい。例えば、健康調査が始まったこと、モニタリングポストが県内全域に設置されたことなど、福島県だけが語るべきこと展示してほしい。

県民の生業や生活の場奪われた苦悩の実態の描写も記載してほしい

3.厳しい現実を示すデータの提示を

・安定ヨウ素の説明も展示してほしい。

201110月に知事が米の安全宣言を行った後汚染米が見つかったということなど、県として教訓を掲載してほしい。

・「農林水産物のモニタリング」の展示では、2015年以降の検査では汚染率は0%と表記しているが、過去には基準値を超えるお米が出ていることから、2015以前の状況もきちんと明記してほしい。

・「住宅除染進捗率」の展示では、色々な理由を背景として除染を断った人はカウントされていないと思われるので、そのような事実も明記してほしい

・「避難者数」の展示に記載されている避難者数には住民票を移した人カウントされているのか、そのような事実も明記してほしい。

・ホットスポットを明示する展示も行ってほしい

・低線量被曝の危険性について説明する展示も行ってほしい「しきい値」がないことも明示してほしい。

・「探るラボ」のクイズでは、 人工放射線が体内にダメージがあるかどうかという質問の答えが×だった。このようなクイズはきちんと読まないと放射線は人体に影響はないのだと子供たちは誤解してしまう。このような恣意的だと疑われるようなクイズは直して欲しい。

4.廃棄物と環境問題のつながりの提示を

除染ゴミ対策フレコンパックの野積み状態や減容化と称してのごみ焼却処分による有害物質の空中拡散などにより、福島県内の環境を汚染するという新たな問題を引き起こしている。そのため、福島県内(一般家庭も含め)で大量の除染ゴミが生まれている事実とそれらのゴミに対する対応について(県内に設置された仮設焼却炉を含め)明記してほしい。

5.展示方法の改善を

・球形シアターの画面がボケており、色も不鮮明なので、改善してほしいまた、カメラワークの基本を全く無視した撮影方法と撮影場所の選定を考え直してほしい。

・言語対応は見出しを英語にしているレベルだったので、その中身の説明にも英語を加えてほしい

・館内のアテンダントでは英語対応を可能にしてほしい。

以上

もっかい事故調セミナー


澤井正子

▋つぎつぎに認められる“ゾンビ原発”の再稼働—その危険な側面—▋

日時:11月26日(土)PM1:00-4:30(事前申込みはありません)
場所 :岩波書店セミナールーム
(岩波アネックス3F・1Fは岩波ブックセンター)
(地下鉄神保町駅下車)
(チラシ・会場地図はhttp://www.cnic.jp/7218 )
資料代:500円
パネリスト:
上澤千尋(原子力資料情報室)
佐藤暁(元GE原発技術者)
小倉志郎(元東芝原発技術者)
田中三彦(元日立系原発技術者)
*もっかい事故調:国会事故調で事故原因調査を担当したメンバー(元委員,元協力調査員)の有志が集い,事故調査を継続している.

福島第一原発事故を受けた炉規法改定により、原発の運転期間は「原則40年」
に制限された。しかし、これはあくまで“原則”である。原子力規制委員会が認めれば、最長20年の期間延長が認められるのだ。よくあるザル法のようだが、原子力規制委員会発足直後の記者会見で、田中俊一委員長は確かこう話していた。期間延長への対応は「相当困難」である、と。
ところがどうしたことか。運転年数40年を超え、墓場へと向かうと思われていた関西電力の高浜1号(運転開始1974年)と高浜2号(同1975年)の二つの老朽化
原発が、今年2月、あいついで運転延長が認められた。そして、翌月には、同じ関西電力の美浜3号(同1976年)の運転延長も認められた。期間延長は相当困難どころか、半死半生のゾンビ原発がいとも簡単につぎつぎと蘇っている。早くも「40年ルール崩壊」の感がある。
40年を超えた原発、あるいはそれに近づきつつあるゾンビ原発予備群。日本にはこうした“老朽化原発”がじつに多い。現在再稼働が目論まれている42基の原発のうち、運転年数が30年を超えるものがじつに17基もある。これらの老朽化原発は浅い知識、古い技術、古い法規、古い審査体系をもとにつくられている。そんな原発が当初の想定寿命を超えて運転延長されることにはどんな大きな危険があるのかを、まずパネリストが提示し、参加者の方々と全員で議論したい。

主催:もっかい事故調
賛同:原子力資料情報室
協力:岩波書店「科学」編集部
問い合わせ:
090-4422-5394(澤井)
sawai@cnic.jp

第49回 月1原発映画祭


西川直子

築50年の木造民家を耐震補強再生改修した谷中の家で、
11月6日(日)、スウェーデン映画『脅威』を上映します。
スカンジナビア半島北部でトナカイ遊牧生活をしてきた先住民族、
サーミの人々はトナカイが大量に殺処分されるなど
チェルノブイリ事故による放射能汚染で 大打撃を受けました。その様子は、
酪農はじめ福島の農林水産業の現実と重なります。
当日は、映画の日本語版制作に携わった荒川俊児さんと、
スウェーデン在住の松田青子さんをゲストに迎えてお話をうかがいます。

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第49回 月1原発映画祭+交流カフェ
『脅威』上映+トーク「北欧サーミとチェルノブイリ事故をめぐって」
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■日時:11月6日(日)
【1回目上映】14:00~15:20(開場13:30)
【2回目上映】16:00~17:20(開場15:30)
トーク 17:20~18:15 ☆1回目をご覧の方もご参加いただけます。
【交流カフェ】18:30~19:30

■映画『脅威』 http://www.eizoudocument.com/0648FILM003.html
スカンジナビア半島の北部でトナカイの遊牧生活を営むサーミの人々のチェルノブイリ後を描いた映像詩。サーミの人々は、豊かな大自然のなかに、生活のすべてをつくりあげてきた。ところが、チェルノブイリの死の灰が彼らの地を突然襲った「あの日」以来、彼らの生活は根本からくつがえされてしまった。彼らの暮らしぶりと、サーミ人の夫婦ユンさんとリリムールさんの淡々とした語り口のなかから、サーミの人たちの心が伝わってくる。ベルリン映画祭特別賞受賞。(ステファン・ヤール監督/1987年/スウェーデン/72分)

*各回上映後に、ヤール監督のショート・インタビュー(今年4月にスウェーデンで放映されたチェルノブイリ30周年のTV番組より)を上映します。

■トーク・ゲスト
・荒川俊児さん(映像ドキュメント.com)
・松田青子さん(スウェーデン在住)

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-05-14.jpg

■参加費/定員
【1回目・2回目上映(トーク込)】各1000円(パンフレット付)/定員30名
【交流カフェ】500円(軽食+1ドリンク付)/定員20名

■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。
1.申込みフォーム
【1回目上映】http://kokucheese.com/event/index/432089/
【2回目上映】http://kokucheese.com/event/index/432090/
【交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/432091/
*交流カフェは、上映とは別にお申込みが必要です。

2.メール eigasai@jtgt.info
*件名を「月1原発映画祭申込み」として参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、参加内容(1回目、2回目、交流カフェ)を明記してください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*交流カフェは上映会に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

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2017年1~3月の予告
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長編ドキュメンタリー『遺言』(豊田直巳・野田雅也共同監督)
http://yuigon-fukushima.com/
を3回に分けて上映します。

・1月8日(日) 第1章 汚染(取り残された住民たち)
第2章 決断(酪農家人生の崩壊)
・2月5日(日) 第3章 避難(ご先祖さまを残して)
第4章 故郷(つなぐ想い)
・3月5日(日) 第5章 遺言(原発さえなければ)

■主催:月1原発映画の会
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)
問い合わせ先 eigasai@jtgt.info