福島の今

森園和重

2012年5月18日、たんぽぽ舎勉強会「隠された福島事故を暴露する」より

福島の今ということでお話しさせていただきます。昨年の3月11日に、危機を感じた方はすぐに避難しました。でも私のように何も無知な人間はそのまま地震に怯えて、原発のことよりも地震に怯えて、固まって3月を過ごしました。

まず、その時期は水道も止まっていたので、マスクはしていましたけれど、3時間、5時間と水を汲みにあちこちを走り回ったりという、そういう状況の中で過していました。

で、この1年が経ってなんですけど、国の、政府の思い通りに、福島県民はマインドコントロールをしっかりされまして、郡山に至っては、もう、本当に速い段階から「大丈夫よ」という声が市民の中からもだいぶ聞こえてて、凄い大変な状況をずっと暮してきています。

未だに窓を開けない方、洗濯物を干さない方、布団を干さない方、私も実際、窓はほとんど・・・・風がない日だけですね。それ以外は窓を閉め切ったままにして、暮しています。この辛さはちょっと経験していただかないと、分らないかなっていうくらい、大変な、ことでした。ええ。夏は暑いし。

で、去年、学校、小中高にエアコン付けるように、さんざん県や市町村に訴えたんですが、いっさいエアコン付けられず、今年も除染費用は330憶、郡山は入ったので、その一部でエアコンを小中高に付けろと、何度も何度も請願書・・・・あと、応援してくれる市議会議員さん、女性3人と何度も訴えたんですが、やはり却下されてしまって、もう今年は怒りまくってますので、ちょっと郡山市の前でマイクを持って、「窓を開けろ!」と。

眼の前には開成山公園という、まだ6マイクロ、9マイクロ、平気で10マイクロあるところの、開成山公園の前に郡山市役所がございますので、窓を開けてエアコン切って、応答しろということを、あの、マイクを持たないと分らないかな、と。子どもたちがどれほどの苦しみの中で勉強を強いられ、生活を強いられているのか、大人はあまりにも鈍感になってしまって、想像もつかない状況に陥っているのが、今の郡山の状況です。

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福島原発、今あと行なわれているのが、原発告訴団。先日も武藤類子さんがこちらの会場でお話をさせていただいたと思うんですが、6月11日を目指して告訴団の中に入っております。

それから子どもたちの集団疎開の裁判も、今、仙台高裁の方に、今週20日を目処に今、必死の思いでまとめあげて、郡山市に対抗すべく、今、メーリングリストを使って、書類を作成してます。

それから、今、昨日だったんですが、院内集会で被爆者支援法、援護法を、ということで、兎に角、被曝をしてしまったことは事実なので、これに対しての支援法、援護法の立法化を求めて、行動も起しております。

そして、そうですね、小中学校のことで、また戻るんですけれど、給食で地産地消をずっと進めてるんですね。でも東北っていうのは、冬の間っていうのは葉物がいっさい無いので、皆、西日本から全部入れていたんですが、これから葉物がどんどん出てくるんですね。その中で地産地消を進められて、米飯給食の地産地消を去年の秋からずっと強いられて、それを子どもたちが食べるのかということを、想像していただいて、この危険を知っていただけたらな、と思っております。

それから、先程も出ましたけれども避難経路。この後にもし何かあった時の避難経路や沃素剤の配布についても、県庁に解い合わせようが、やはり請願書なり申し入れ書をしても、「安全なんだから大丈夫です」っていう一言です。あと、「そんなことをしたら、福島市にも郡山市にも人がいなくなってしまうでしょう」ということを平気で県庁の人が申します。そういう状態がずっと続いています。

で、後、健康のことで言えば、皆様もご存知の山下俊一氏という長崎大学から福島の副学長になった、彼等が今、進めている甲状腺のみについての、執着というか、それによって日本全国の医師会がもの凄い圧力を掛けられて、なかなか声を出されないで今まできたんですが、やっと市民と科学者による内部被曝問題研究会というのが立ち上がって、少しずつ、協力してくださるお医者さまも出てき始めています。

今、私、個人的に考えているのが、やっぱり被曝したことを実証するには、死亡後に献体というか、本当にキチンと調べてもらえる、そういう医療施設、脳から皮膚から眼から、すべてにどれだけのものが、あるのかということを、すべてできるように、進めて。それも法律の中に入れていただいて、キチっと頭から足の先まで解剖してもらって、それによって、事実を突き付けていきたい、と。政府に対しても東電に対しても、突き付けていきたいと思います。で、今、その行動も始めました。

今、本当に、被曝は容赦なく、続いている状態で、郡山からこちらに来ると、私は凄くアレルギーがあって、敏感なんですね。なので、なのでやっぱり自分の家に戻ると体が怠くて、偏頭痛っていうのか・・・・偏頭痛とは違うんでうよ。頭痛って言っていいんでしょうか、前頭葉の方がもの凄く重たい感じになって、唇の中が痺れたり、夏、粘膜から血が出たり、疲れが溜ると血が出てくるの当たり前だったり、そういう症状が。あと、紫斑が去年が出てたりして、それに対する色んな防護法を肥田舜太郎先生とか、それ以外の先生方にお聞きしながら、色々教えていただいて、今、こうやって元気に生活してお子さんがいて苦労している親御さんのために何かできないかと思って走り回っている状況です。

何もできないんですけれど、今の福島がどうかっていいうことで、一番酷いって感じるのは、大人が、私たちの年代の大人が本当に狂ってしまっているっていうことが、大変、苦しく、辛いことで、商工会、教育委員会、医療関係、大学関係、すべて、子どもを使っての「安全安心パレード」が去年の7月からズーっと続けられてて、市のマラソン、市のロードサイクル、市の駅伝、市の運動会、って言われるくらい、酷い状況が続いてて、で、今度はプールが再開されてしまうんですが、福島市のあるプールでは6万ベクレルという水の汚染が出てるんですね。それにもかかわらず、その水をそのまま抜いてしまって、そこを除染をすると言っています。

で、郡山市は一回、3時間ルールを一番最初に解除してしまったので、それに追随する形で、各県、市、町村、自治体はどんどんどんどん、解除して、子どもたちをどんどんどんどん、「体力がなくなるんだ」等々と言いながら、避難とか疎開はいっさい考えておられず、そのまま、校庭で、「どこで遊んでもいいよ」っていう状態でいます。

で、この前、郡山市で出したのは、もう1マイクロ以上あるところが点在している校内を「どこへ行って遊んでもいいよ」って言うのは、あまりにも無責任だろうって言うことで、そのことも今、追及している最中です。

何から何まで、何故こんなに自分たちだけでやらなくちゃいけないのかっていうのが、凄く怒っているのが、あります。東京の皆さん・・・・東京に来る度に凄く辛い思いをするのが、電気を使うことがやはり余りにも東京は多過ぎるというのが実感しています。地下鉄に乗ると凄くそれが感じられます。あっちもこっちも電光掲示板だらけで、電磁波の中で皆さん、疲れないで生きていられるなって思うくらい、電光掲示板がそこここにあって、何か本当に東京にお住まいの方から声を挙げていっていただいて。

必要なものはどんどん使っていいと思うんですけれど、それ以外の娯楽的な部分でもし、節約・・・・節約じゃないですね。生き方を変えていただけることがあるんであれば、ぜひ、協力して「生き方を変えようツアー」をしていただけたらなと、思います。

あと、ここに、福島も郡山もそうなんですけれど、こうしていつもセミナーをして集ってくる方って、だんだんもう限られてきて、皆さん顔見知りになっていってしまっているっていう状況で、そうではなく、本当にどうやってそのことを拡げていこうかっていうのが最大の今、課題です。

どんどんどんどん大丈夫モードになって、安全だモードになって、見たくない、聞きたくない、話したくない、の中でどうやったら、疎開・避難っていうことをもう一度考えて、子どもたちを一緒に守っていこうねっていうことを考えて、命が大事だよね、人間だけじゃないよね、っていうことを考えれるのかっていうことを、どうやったら広めていけるのかっていうのが一番の課題です。

有難うございました。


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