人見やよい
(2013年3月3日、明治大学リバティーホールで行なわれた「福島・首都圏の集い〜福島原発事故に学ぶ」での発言)
マスコミの方が「何か楽しいことありますか?」って聞く気持も分るんです。それは福島県民の気持でもあるんです。やっぱり希望や楽しいこと、考えたいです。もう、絶望することばっかりです。本当に、何をやっても、いい評価はなかなか貰えないです。
声 を出し続ける、と言いますけれど、声を出し続けても、それがどこに届いているのかっていう、その何て言うか、やりきれなさをずっと抱えてます。それから さっき、そちらの鈴木さんがおっしゃったみたいにね、福島を出発点にする、と。これから、言いたいことを伝えていくっておっしゃってくださった言葉を聞く と、本当に嬉しいです。それが私たちの希望です。
ですから、「福島を忘れない」:このテーマを、どうぞ一人ひとり、お持ち帰りいただいて、 何が自分にできるのかっていうのを、考えてください。私たちに、言えって言うのは…本当に、何て言うのかな。言います。言いますけれども、ぜひ、国民 が一人ひとり、賢くなっていかないと駄目だと思うんです。このまんま同じように騙されていくまんまでは、日本は変りません。なので、本当に賢くなって、自 分の声で、自分の言葉で喋れる人っていうのに、皆がなっていく、それが本当に、社会を変えていくっていうことだと、ようやく私もこの歳になって思ってま す。ですので、皆さん、これから一緒にやっていきましょう!