子どもを助けない国、子どもを助けない自治体

武藤類子

集団疎開裁判街頭集会(2013年5月18日東京・新宿アルタ前)にて

ruiko_arta
どうも皆さん、今日は。こんなにお天気のよい土曜日に、今なお放射線に曝され続けている子どもたちのために、こんなにたくさんの方々が集まってくださっていることに、心から感謝をいたします。

福島原発事故から2年の月日がたちましたが、事故によって破壊された原子炉からは今も毎日、2憶4000万ベクレルの放射性物質が放出されています。つい最近、福島市の図書館の駐車場の土からは、1kgあたり43万ベクレルのセシウムが検出されました。

今週の初めに私も福島市に行きました。そしたら丁度、ドイツのテレビのクルーが来ていました。その方々が測定した駅近くの駐車場の隅っこは、地面の上で毎時65マイクロシーベルトありました。驚くようなホットスポットは福島市だけでなくて、郡山市にも至るところに潜んでいます。

昨晩のNHKニュースでこんな報道がありました。福島県内で除染が行われたのは、まだ10%に満たない、そしてその中の77%は年間1mSv未満にならないのだそうです。除染をしてもならないのだそうです。産業技術総合研究所の中西フェローという方が、「除染の見直しが必要だ」ということを言ったそうです。そして、「高線量のところは移住の必要があるのだ」ということを言ったそうです。これをNHKのニュースで昨日、報道されたそうです。

事実はもう隠せないところにまで来ているのですね。そして今回、この裁判所が出した判決は郡山市に住むことの危険性を認めながら、そこを出る手助けはしないということなのです。勇気をふり絞って原告となった子どもたちへの答がそれです。

子どもを助けない国、子どもを助けない自治体、私たちの住む社会はこんなところなんです。これでいいのでしょうか?大人として恥かしい限りです。

お集りの皆さん、そして道行く皆さん、原発事故は何も終っていません! 被災地ではたくさんの人々が苦しみ、特に子どもたちが危険に曝されているのです。どうかこのことに関心を持ち続けてください。無関心は悪しき状況を支えてしまいます。

子どもたちの命と健康を護るための具体的な方法を一人ひとりが考えていきましょう。最善を尽していきましょう。

有難うございました。


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