福島県環境創造センター」に対するFAP請願、県議会で採択!

フクシマアクションプロジェクト事務局

現在、福島県は「放射性物質により汚染された環境を早急に回復し、県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造する」ことと「国内外の研究機 関と緊密な連携の下、世界に冠たる国際的研究拠点を目指す」ことを基本理念として、三春町、南相馬市に「福島県環境創造センター」を建設する準備 を進めています。
この施設には、福島県、日本原子力開発機構(以下、JAEA)、国立環境研究所の研究施設や国際原子力機関(以下、IAEA)の緊急時対応能力 研修センターなどが入る他、交流棟という施設では県内の全小学5年生が見学に来ることを前提とした放射線教育を中心とした展示も予定されていま す。
フクシマ・アクション・プロジェクト(以下、FAP)は、この交流棟のおける展示内容について新たな「安全神話」が生み出されないよう、これま で担当部署である「県環境創造センター整備推進室」とは何度も、展示内容に関わっては県義務教育課とも交渉を重ねてきました。

◆FAP請願、県議会で採択!

私たちFAPはこの6月の福島県定例県議会へ「『福島環境創造センター』交流棟の企画内容を原発事故と被災の教訓を踏まえたものにすることを求 めることについて」という請願書を提出したところ、7月2日同議会で採択されました。
この請願書採択を受け、FAPは、その内容を実施するように同センターの交流棟展示内容を検討している福島県環境創造センター整備推進室と7月 25日に話し合いを持ちました。

20140725_a

20140725_b

主に話し合った点は以下の通りです。その後、引き続いて記者会見も行いました。
※8月2日(土)13時30分から、第2回検討会が福島県自治会館301会議室で行われる予定です。ここで実施手法や展示内容などが話し合われ ます。傍聴も可能ですので、ぜひ傍聴に行きましょう。

◆交流棟の展示対象者について
県内の全小学5年生の来館を前提とし、その他、国内外を問わず市民の来場も考えているとのことでした。また、期待する効果としては①原発事故後 に県がどのような取り組みを行ってきたのかを知ってもらう②放射線そのものについての正しい知識と理解を深めてもらう③県としての今後の方向性に ついて知ってもらうの3点を挙げました。来場した子どもたちが福島の未来に希望を持つことも考えているとのことでした。これに対して私たちは、② に関わって事故の実態(汚染水問題や廃棄物問題の行き詰まりなど)や、放射能の制御の難しさなども示すことなどを要求しました。

◆交流棟の展示内容について
①展示内容に対して、こちらから原発での労働者の被曝の状況など、事故現場での現状を知らせる必要があるのではという質問に対し、原発について の情報コーナーは作るが、原発内についての展示などは考えておらず、原発周辺の県民が将来どうなっていくのかを見せなくてはならないとの回答があ りました。
②第1回の検討会で配布された資料(資料2)について、19頁の食品を測るという項目の趣旨・目的の箇所に安全性を伝えるとあるが、これは安全 性を伝えるということなのか市場に出ているのは安全というのはおかしいという指摘を行いました。それに対して、説明不足であって、安全だというこ とを先に言うのではなく、きちんとモニタリングをして市場に出ており、その結果として店頭で売られているものは安全ですということを伝えたいとの 回答がありました。この回答にたいして、最近の中国から輸入し、市場に出ていた食材が安全というわけではなかった例もあるように食べたいものを自 ら計れる体制づくりが必要であること。また、科学者や専門家などが検討する過程が必要ではないかと、こちらから伝えました。
③展示内容については最低限、英語表記は行うことを考えているとのことでした。その他は決めていないとのこと。
④研究棟と交流棟との関係では、研究棟での研究成果を交流棟で来場者へ教えるような仕組みも考えているとのことでした。

◆検討会委員について
JAEA出身の委員は、どのような経緯で決まったのかというこちらからの質問に対して、放射線などに関しては日本国内で一番の専門機関は JAEAだと考えており、震災後もすぐに色々な活動を行っているためとの回答でした。委員男女構成(女性は7人中2人)もアンバランスだし、会議 内容もレベルが高いとは言えない。もう少し、専門性の高い人選があってもいいのではないかと要求しました。

◆外部の専門家からの意見聴取について
検討会委員について、外部の専門家などからの意見を聞く機会を設けるのはどうかというこちらからの質問については、現在の委員で足りない場合は そのような機会を設けることを検討することもあるかもしれないが、現在はそのような状況にはないとの回答でした。

◆IAEAについて
現在自治会館1階にあるIAEAの施設がそのまま三春の研究棟に移る予定。活動内容も現在と変わらず、IAEA加盟国からの研修受け入れを行 い、モニタリングの技術などを教えたりするとのことでした。

◆県議会HP:http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/gikai/201406kekka.html

「福島県環境創造センター交流棟展示等検討会」へ傍聴に行こう!

8月2日(土)13時30分から、第2回検討会が福島県自治会館301会議室で行われる予定です。ここで実施手法や展示内容などが話し合われ ます。傍聴も可能ですので、ぜひ傍聴に行きましょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Website Protected by Spam Master


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)