«資料» IAEA除染派遣団が最終報告書を公表


IAEAプレスリリース

2011年10月15日

国際的な専門家のチームが、東京電力福島第一発電所の周辺地域の除染に向けて日本の当局が立てている戦略とプランの、査定を完了した。

日本の当局に提出された最終報告書は、ここにご覧いただける。(リンク)

「日本では、環境の除染の領域では、あらゆるレベルでの良い仕事が行われている」と、チームのリーダーで、スペインの核規制当局で放射線防護の総監督を務める、フアン・カルロス・レンチホは述べた。

報告書では、日本は派遣団の勧告を考慮に入れた上で除染の努力を継続するよう、求められている。

「福島第一の事故の初期の局面では、残存する物質の取り扱いにおいて日本の当局はたいへん注意深いアプローチを採用しました。これは正しいやり方です」とレンチホは述べた。

「けれども、今に至りますと、よりバランスの取れたアプローチを採用する余地があることが分ってきます。本当に優先すべき地域に集中する、あるいは、残存物質をより分け、個々の状況について安全性を査察し、その結果に基いて適正な除染の方法を採用するということです」

福島第一原子力発電所の周辺地域の環境を除染する努力を日本は続けている。IAEAはそれをいつでも支援できる態勢にある。

IAEA は日本政府の要請に基いて2011年10月7日から15日に、日本にチームを派遣した。国際的専門家、ならびにIAEAの専門家、合わせて数ヶ国からの 12人からなる派遣団は、福島県内の数多くの場所を訪れ、東京と福島で、様々な省庁や研究所に所属する日本政府係官と会談した。

10月14日には予備的な概要報告書が提出されている。

«背景»

福島第一原子力発電所の事故は、広範にわたる地域にわたって、放射能の水準を引上げることになった。日本政府は、これらの地域を除染する対策手段の実行に向けた戦略とプランを作り上げてきていた。

IAEAは東日本大震災と津波に続いて起った福島第一原子力発電所の事故の国際実態調査専門家チームを2011年5月24日から6月2日にかけて派遣した。

10月7〜15日の環境除染派遣団は、その続きであり、9月1″日にIAEA理事会で承認され、またつい先日、2011年9月のIAEA総会で151の加盟国すべてが一致して採択された、「IAEA核の安全行動計画」の中心を占めている。

「行動計画」は汎地球的な核の安全の枠組みを強化する作業プログラムを明かにしたものである。

ジョヴァンニ・ベルリーニ(IAEA広報部)