フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


対県交渉 議事録

201691511時~福島県庁舎

出席者:福島県生活環境部環境共生課 遠藤洋、三浦俊二

小渕真理、小池光一、後藤忍、佐々木慶子、人見やよい、武藤類子、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

県環境創造センターが開設されたので、これまでの意見交換がどう生かされているのかを確認したい。また今後も県と建設的な意見交換を行いたいと考えています。731日に事前見学をさせていただいて、その日の午後に遠藤課長と話をさせていただきました。今回も交流棟の展示内容について意見交換したい。整備推進室がなくなったということですが、今後環境共生課と新たに話し合いを続けていきたいと思いますが、よかったでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

あちらはあちらの分野、こちらはこちらの分野があると思いますが、こちらを通じて、あちらに何かあったら伝えてほしいけれど、よいでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

県内外、国外の方も見ることができるようにと思うのですが、今日見てきた川崎さんから気づいた点をお願いします。

川崎哲

印象として、この問題について以前からお話させていただいた内容が反映されていると思いました。基本的にお伝えしてきたのは、今の放射線の状況について過度に楽観的になり過ぎず、危険なこと、事故などの悲惨なことはそのまま伝えるべきということは反映されていると思いました。展示内容もアップデートできるようになっていたので良かったと思いました。多言語対応は見出しを英語にしているレベルでしたので、その中身を英語にすることが今後できないかと思いました。

佐々木慶子

アテンダントで英語ができる人はいますか?

三浦俊二

いません。実際に外国の方が多く来てからの判断になるかと思います。コスト的なこともあるので。情報としては最新の情報を組み込む形で行っていくつもりです。

佐々木慶子

原発労働者数も出ていたので良かったです。後藤さんはいかがでしたか?

後藤忍

反映させていただいた内容があり、よかったと思います。質問、確認なのですが、早見表の立体表示が原案にありましたが、なくなったのは何故でしょうか。早見表などはどこにあるのでしょうか。

三浦俊二

元々は面積で大きさを表現しようということで原案で作ってありましたが、見た人が分かりにくいのではという意見があり、情報として何mSvとして分かりやすいように変更しました。

後藤忍

放射線管理区域の例えや死亡するレベルなどの表示もなかったが。

三浦俊二

なかったですか。

後藤忍

4回の検討会の場ではまだ原案のままでしたが、どこで変わる判断があったのでしょうか?

三浦俊二

調べないとわかりません。

後藤忍

誤解を招くようなクイズがありました。人工放射線が体内にダメージがあるかどうかという質問の答えが×だった。このようなものはちゃんと読まないと影響ないんだと子供たちは思ってしまう。監修は誰が行っているのでしょうか?

三浦俊二

専門家、アドバイザーの方です。

後藤忍

3点目、原発事故後、年表で一年分は固定されていますよね。その中に安定ヨウ素の話や12月に知事がお米の安全宣言を行った後に汚染米が見つかったということなど、県として教訓とすべき点が抜け落ちている。県の教訓として掲載は考えていないのでしょうか?

三浦俊二

うちの施設は事実をきちんと伝えるということを考えています。都合のよい原子力安全神話を作るのではなく、展示すべてに事実を並べていく。放射線についても表に出されているデータをいいとこだけ取るのではなく、文科省の教材に載っているものを使っています。原子力に依存しないように。原発事故のヨウ素剤の話や教訓らしいものは載せていません。事実を乗せる、原子力に依存しないような。

佐々木慶子

どの部分の事実をということになるのかと思う。その点が違うので私たちも伝えるので、今後検討していってほしいと思います。

後藤忍

固定されたものも変更などしてもらえるのでしょうか。例えばシールなど張るのはどうか?

三浦俊二

シールなどはなかなか難しいと思います。委員の中でも検討していくかと思います。情報だけ戴き、参考にさせていただく形で。

後藤忍

来場者アンケートはあるのでしょうか?

三浦俊二

91日からアンケート箱を用意しています。

川崎哲

今後に向けて改訂する際、大きく抜けているのは除染についての情報だと思います。除染ゴミの影響は環境に対しても問題があると思います。フレコンバックの山があるのが現状だと思いますが、それをどう安定させて処分していくのかという課題について多少出ていたとは思いますが、印象として薄かった。環境のブースでもごみ問題として出てきていなかった。

三浦俊二

除染の情報を見る画面があるので、そういうところにというのもあるかもしれない。更新の機会に仮置き場の管理や市町村が地下水の検査を行っているなど、できるかなとは思います。今やっていることを展示して、住民の方に安心していただければ。

武藤類子

家のそばに置いてある家庭内の除染ゴミをそこに置かざる得ない状況を紹介してほしい。ゴミの分別に放射線ゴミが出てきていないので、それも含めて。

三浦俊二

仮置き場がないので現場保管をしているところが郡山、福島などで多いです。放射線ラボのところで伝えるべきか。どれぐらい情報が入っているのかを確認し、検討したい。私たちの出すゴミについては市町村のルールに沿ったゲームになっているので、除染廃棄物を入れるのは適当ではないのでは。国がやっていることなので、我々がやっていることではない。除染や放射線ではなく低炭素社会などに、我々の出すゴミとして展示している。今の仮置き場の状況について、足りないようだったら見てみて情報を追加するなり、展示として更新するのは数年後になるかと思いますが、私も確認してみます。

佐々木慶子

フレコンバックのある所に帰還しないといけない現実があり、見通しも立っていない。原子力規制委員会委員長は、先日国は当てにならないから市町村で積極的に管理していく方がいいのではないかと言っていた。

遠藤洋

環境汚染などはまだ出ていないので。当初のフレコンバックは問題があったので取り換えています。今のものは強化されている。

三浦俊二

破れているのはブルーシートや遮蔽土嚢です。外から見て破れているのは遮蔽土嚢。心配しなくても。フレコンバックが破れていることは聞いたことがありません。

武藤類子

川内でも出ています。フレコンバックから土が出て草も生えていました。

三浦俊二

それは国直轄ですかね。

佐々木慶子

文字も消えているし、発酵するものが入っているので。

遠藤洋

課題について研究しているので、対策を立てていくように。

佐々木慶子

そのような現実を見せていただきたかった。

三浦俊二

土壌が出ていたというのは、昨年の除染については破れている事例はなかった。

佐々木慶子

これからもよりよい関係を作り続けていきたい。

小渕真理

展示物はトータルメディアの提案が精査されたことになったのですか?

遠藤洋

内容は適切かどうか直して、正確な情報を、専門家の先生の意見を聞きました。

小渕真理

学芸員のような専門家を置くようにしますか?放射線についての。

遠藤洋

運営の仕方を検討しました。今のところ県直営でやる形で決めています。ノウハウはこれまで世界でもないので、県の職員が直接作るというところまで努力をしてきた。外部の事業者も育ってくれば外部という話もあると思うが、今は県が直営でやっていきたいと考えています。県の職員で研究している人もいるので、それで運営していきたい。

小渕真理

専門的な知識を持っていないと、こんなレベルだと言われかねない。

小池光一

映像はどこが作っていますか?

遠藤洋

プラネタリウムでかなりのシェアをとっている五藤光学研究所です。

小池光一

映像がボケているのでもう少し改善してほしい。アドバイザーは誰ですか?

三浦俊二

放射線については長崎大学の高村先生、クイズも高村先生。

遠藤洋

県内の現役の先生やJAの方にも見てもらっています。

小池光一

高村さんの話は違うなぁという考え方がこれまで散見されたので、複数の人が監修した方が良いと思います。

遠藤洋

小学校の先生もいらっしゃります。

三浦俊二

高村先生、JAEA石田特任参与、教育委員会の学校の校長先生、福大の渡邊明先生、いわき明星大の先生、消費者団体の方とか。

小池光一

やはりある程度色々な視点で。

遠藤洋

標準的な数字があり。

人見やよい

3回行きました。非常に面白いなと思いました。あれを見終わった後、広島の資料館に行ったので、広島の資料館を見た後の気持ちになるようになればよいなと思った。しかし、もう原発じゃないんだとということにはならず、楽しかったというのは問題だと思いました。子どもたちにつらい現実を見せても楽しんでもらえない、興味を持ってもらえないかもしれないが、厳しい現実を要所要所に入れてもらいたかった。

遠藤洋

すぐ入ったところには色々辛い情報がある。環境創造センターということで、正確な情報を見てもらいたいということで、今後のアーカイブセンターなどにも生かしていきたい。

人見やよい

福島県の生活の暮らしが変わったこと、健康調査が始まったこと、除染ゴミがある、モニタリングポストがある、福島県だけが語るべきことが展示されていなかった。県民宣言が最初の知事のものではなく、新しいものになっていた。

遠藤洋

内部で検討したのですが、新しいものをということになりました。

佐々木慶子

最初の12311日のはぜひ掲載してください。スペースがあるのは確認しました。

武藤類子

アーカイブセンターはどのようになっているのでしょうか?

遠藤洋

大熊双葉に公園をつくるということで、これがすべての震災、原発の事故を展示するそうです。アーカイブは生涯学習課が担当します。アーカイブの展示内容の検討は、基本構想は終わっており、予算の話も出ているはずです。

フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


2015113011時~県庁

参加者:福島県環境創造センター整備推進室:橘潔(副課長兼主任主査)、柳沼平(主査)

佐々木慶子、小池光一、人見やよい、越智信一朗

橘主任主査

展示内容については、どの新聞を使うのかなど今検討している。

佐々木慶子

最終的なものはいつ決まるのか。

橘潔主任主査

常時決まっていっている。映像の写真を撮ったりなど。全体が完成する時にすべてが完成する。

佐々木慶子

ある程度内容が決まってないとできないんじゃないのか。

橘潔主任主査

文章の中身はまだできていない。外枠などは決まっていっているが。

佐々木慶子

ここにこういう趣旨の説明が入るというのは決まっていないのか。

橘潔主任主査

県検討委員会の内容がある。第4回の検討会内容が中心。

人見やよい

全体的な設計図的なものがあるのでは。

橘潔主任主査

検討委員会の狙いは変わっていない。

佐々木慶子

事故の当時から現在までに関してはある程度あると思うが、一番危機意識があるのは放射線が出続けている、廃棄物が溜まり続けている、このような問題を抱えているという現実を示してほしい。

橘潔主任主査

中間貯蔵や廃棄物の問題ももちろん取り上げます。

佐々木慶子

爆発したときの放射線の流れを動画で見せることができるととてもよい。プルームが海にも行き、関東にも広がった。

橘潔主任主査

福大の先生からも言われたが、調整している。ただ、映像としては難しいようだ。

人見やよい

ベラルーシではどこまで放射性物質が広がったかというジオラマがあった。

橘潔主任主査

発電所のジオラマを使おうという話になっている。

佐々木慶子

ただ動画がないというのもおかしな話だと思うが。押すと何か出るようなものがあるか。

橘潔主任主査

あります。

佐々木慶子

資料も作るのですか。

橘潔主任主査

渡せるような資料を作成する計画もある。

佐々木慶子

そのような内容も見せてほしい。

橘潔主任主査

はい。

佐々木慶子

危ないところとかをどのように意識するかということに私たちは関心がある。残酷だとか悲惨だとかそういうところも見ることができ、考えさせるような内容としてほしい。

橘潔主任主査

廃炉という方針は決まっているので、ブレていないと思う。放射性物質を理解するために測るようなものも準備している。

佐々木慶子

資料も完成する前に見せてほしい。見えない放射性物質をどうとらえるのかも教えてほしい。

橘潔主任主査

霧箱を置く。α線やβ線が出る様子を見える化ウォールで理解してもらえるような仕掛けを準備している。

佐々木慶子

まだ危ないところもあるというところも示してほしい。

橘潔主任主査

モニタリングポストのデータなども出す予定。

人見やよい

高いところは出してほしい。

橘潔主任主査

数字は数字として出さなければならない。

人見やよい

そのようなところも教えてほしい。

小池光一

コンテンツが決まるのは完成はいつ頃か。

橘潔主任主査

今年度中には。

小池光一

ほぼ固まる前に見てみたい。

橘潔主任主査

自分の考えで数字の高い低いは考えてもらう。原発の話だけでなく一般環境の話も出す。

佐々木慶子

交流棟ということなので、気楽に休憩できるスペースがあればいいという話をしたことがあるが、どうか。

橘潔主任主査

あります。また、会議室やホールなども利用できるように準備している。

人見やよい

書籍の販売などもいけないのか。

柳沼主査

営利目的だと無理。

人見やよい

もうちょっと緩くしてもらいたい。ふくしま宣言はふくしまのあゆみに出ていたのか。県内全基廃炉と書いてあるので。

柳沼主査

まだ決まっていない。

佐々木慶子

ふくしま宣言は県として重要な宣言なので、ぜひ出してほしい。

フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


20151029

出席者:福島県環境創造センター整備推進室:遠藤洋(室長)、橘潔(副課長兼主任主査)

FAP:小池光一、佐々木慶子、人見やよい、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

建設予定の展示内容について説明を聞きたい。

遠藤室長

年表の使用や壊れた原発の模型を展示し、事実を伝えていきたい。発災からの時間、再エネ導入率なども表示する予定。数字も次第に変わってくる。放射線とは何か、体験して測ってもらう。自分で測るという意識が生まれるような仕掛けを考えている。世の中でも利用されていることも事例として挙げる。昔は、今はという線量も地域ごとで出せるようにしていきたい。

橘主任主査

一方的な情報ではなく深堀の情報が見れるようにもしていきたい。

川崎哲

線引きをして、どこからが安全かではない、閾値はないという考え方。この間、20mSvに関する労災の判断も出てている。自ら測って自ら守ろうという姿勢はいいと思う。

遠藤室長

未来の福島というところでは、再エネをどのように作れるのか、廃棄物の削減についても検討中。

川崎哲

英語などの表記もあるのだろうか。

橘主任主査

すべてではないが、主要なところは英語も併記する。

佐々木慶子

外国人が来てもわかるようにしてほしい。県に提出した請願書にも書いている。

遠藤室長

それを受けて、英語で書くべきところも注文している。

川崎哲

ホールでの映像はどのようなものを映写するのか。

遠藤室長

放射能の理解、福島の伝統行事など5分ずつのものを考えている。

佐々木慶子

放射能に関してはどうなのか。

遠藤室長

まとめを映像として用意したいと考えている。ワークショップの話も以前出されていたかと思いますが、そちらもできる部屋もある。

佐々木慶子

原発事故はまだ終息していない。全容解明も行われていない。どこかで、原発事故は止めフクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉られない、汚染水、廃棄物の問題もあるということをきちんと触れてほしい。終えることもできない現実、デブリについても。生活の場でどのように防ぐかというのも重要。

遠藤室長

身を守るというところも準備している。

佐々木慶子

食べ物と空気が(放射線から身を)防ぐことにつながるので、その注意をきちんと明記すべき。生活上の配慮に注意する必要があると触れてほしい。

遠藤室長

コメは全袋検査、野菜などもすべて行っている。野生動物で線量が高いものがある。キノコとか。

佐々木慶子

測って食べられればいいけれど、全戸に計測器をと言ってきている。産地偽装もあるし、ほんとかなというのがある。

川崎哲

民間で行われている測定の紹介なども書くのか。

橘主任主査

公民館に置かれているというものですか。

川崎哲

自分たちで測ってるということも記事になっているとよいと思う。

佐々木慶子

マスクも普通のマスクではダメ。事故現場では毎日7千人ぐらいの人が働いているという映像も見せるべきでは。

川崎哲

安全だと軽く流す傾向に流れがちだと思うし、事故直後に国が当初は大丈夫です大丈夫ですといってきた事実があるので、自ら批判的に見る目を子供や市民に見せる必要がある。安全なのに恐がるのはよくないよねという委員の方も展示内容検討委員会の中にいらっしゃったので、地元で子供たちの身を守る必要性があるということを。

人見やよい

放射線から遠く離れればよいということになりがちだけど、福島はいまだにこのまま。帰ることも本当はどうなんだろうと疑ってもらいたいし、自分で判断できるようになってもらいたい。福島の子供たちを事故現場で働いている7千人の中に入れられることもあるのかと思い、不安もある。もしそれを選ぶならば、自分たちはどのような要求をしていかなければならないのかなど考えられるように。広島や長崎のようなショッキングなものも必要だと思う。

遠藤室長

何を思うか、何を考えてもらうか、福島県の正しい情報も伝える。福島に旅行に行けないと思っている人もいまだにいるわけだから。

佐々木慶子

その人たちの考えを早く払拭したいというよりも、このような危険に対してどのような対応をしていくか、きれいなところのみを膨らませてというのではなく、きちんとした情報を出してもらいたい。一つひどい例としては、6号線を子供たちも入った形でボランティアで清掃させた。ノーマスク、200人が中高生。放射線量が高いところもあるし、粉塵も含めて吸い込んでいる。それをやらせている。大人にやらせているのは許されない。よりによって6号線を。

佐々木慶子

道路の美化のため、5年前にやっていたものの復活ということでと、道路の課長が言っていた。放射線については思いが至らなかったと正直に言っていた。

人見やよい

教育委員会はゴミを拾いたいという住民を止められないと言っていた。南相馬の土壌が10万ベクレルだという市民もいた。女性自身にも載っていた。

川崎哲

ゴミ拾いはいいことですという形で、そこに行ってしまうような子供も生まれるかもしれない。

遠藤室長

場所によっては雨どいなど高いところがある、それを知らせるような工夫をしたい。

佐々木慶子

こういう状況に追い込まれたのは原発事故。原発は普通のエネルギーではないということ。

遠藤室長

県内は全基廃炉。

佐々木慶子

ホットスポットも理解するような仕組みを。ここが低いからということではなく。

橘主任主査

年によって数値も変わるので。また、今後のスケジュールは、11月ぐらいでテキストなども決めていく。委託会社にアテンダントなどの人員も確保してもらう。春に募集する。核になるところは県職員も入る。

ニューヨークの3.11


人見やよい

わたしのNYの講演に来てくださったアーティストの田中康予(やすよ)さんから、 NYの311報告が届きました。教えていただいた請願書提出の動画では、 「原発ハンタイ、子どもをマモレ」という日本語のコールが響いていました。

*****

久しぶりの暖かい日差しがさす3月11日。NYでは、日本領事館に内閣総理大臣へ請願書を受け取ってもらい、
タイムズスクエアまで原発反対のデモをしました。
昨年請願書を受け取ってもらえなかったこともあり、今年は一歩前進のなごやかなデモとなりました。

この時期、日本や世界各地で、デモが行われています。
3月11日は地球のSOSです。
フクシマは地球に存在するすべての生命、自分自身に関わるということを、まだ知らない人達に気づいてもらいたいと願います。

March 11th/2014 Letter Delivery to Consulate of Japan New York

作品制作と発表を中心に、アートと教育にフォーカスした活動をしています。
田中康予 http://yasuyoart.blogspot.com

人見やよい さん@New York


NGO合同の会 協賛 「福島第一原子力発電所事故後の経過報告」
2014年1月29日、ニューヨーク市・国連教会にて
「福島第一原子力発電所事故後の危機と脱原発運動について」

動画は、堀脇幸作監督の撮影によるものです。
監督は福島原発事故関連のイベントの記録を、
撮り続けて下さってる映像のプロだそうです。

あんなこともあった、こんなこともあったと、
並べるだけで時間切れでしたが、
福島の事故の知見から、
「原発はいらない!」ってことが伝われば幸いです。
クールで見事な通訳をしてくださったレイチェルにも感謝。

英語版はこちら

 

エネルギー基本計画:こんな出鱈目が許されるわけがありません!


人見やよい

「エネルギー基本計画の閣議決定を許すな!」:経産省への申し入れ行動・記者会見(2014年1月6日、経産省前テントひろば)での発言

yayoi_enekei_tent

福島県郡山市からやって参りました人見と申します。よろしくお願いします。

今日で、今、皆さんがおっしゃったとんでもない内容の基本計画に対するパブリックコメントが締め切られますけれども、福島の人はパブリックコメントが募集されているということをほとんどの方は知りませんでした。この年末年始、私たちは郡山の駅前、福島の駅前でチラシ撒きをしたんです。先程、吉田さんがご紹介くださったその若草色の素敵なチラシです。これをもって駅前で配ったんです。「パブリックコメント募集されてます、私たちの福島県の事故はなかったかのように書かれている酷い計画なんです」と。

福島県民を侮辱するものなんです。これに対して私たちはNO!を言わなきゃいけないんです、ということを駅前で散々言いました。でも…沢山の方が受け取ってくださったんですけれども、ほとんどの方が募集されているということすら知りませんでした。

福島県はやっぱりネット人口、少ないんですね。低いんだと思います。だからかも知れいないんですけれど、このことがマスコミにあまり上ってないんじゃないかと思う…こうやってね、ネットで中継してくださっている方は一所懸命、広めてくださっているんでとってもありがたいんですけれども、大手の新聞社、テレビ局、そういったところがちゃんと報道してくれてないんじゃないかと思う。

こんなとんでもないことが決められようとしているのに、それが皆に伝わってない。これは本当に由々しき問題だと私は思ってます。そして、先程から話題に出てますけれど、今となっては、一昨年、12年、福島県でも意見聴取会、ありました。長時間にわたって40人の方が集まって皆が「原発なんかもういらないんだ」と言いました。

原発は、«エネルギーが足りなくなったらどうするんだ»という問題ではないんだ、と。原発をまずゼロにして、その上でエネルギーを考えればいいんだっていうことを福島県民は声を大にして言いました。原発を稼動させるっていいう選択肢はもうない、と。私たちのこの酷い状況を見たら、それは皆、もう分るはずだっていうふうに口々に言いました。で、最後まで残って、皆、官僚たちにも詰め寄ってました。「いい加減にしてくれ!」と。二度と原発を動かす政策を立てないでくれ、と。

「経産省、本当、責任を取ってくれ!」と、皆で泣きながら叫びました。そんな思いをして作り上げた«原発ゼロ»という方針だったはずです。

それが政権が変ったからと言って、あっさり反故にしてね、«原発はベース電源だ»«コストは安いんだ»«安定してるんだ»っていうね、まるで事故前のまったく同じですよね、2010年に書いてあったエネルギー基本計画とまったく同じ。それが復活しちゃうっていうことが、私には本当、到底、信じられないです。日本国民全員に聴いたって、きっと信じられないって言うんじゃないかと思う。

これは福島だけの声じゃないと思う。福島は今も放射線、飛び交ってます。見えない戦場だと思ってます。弾ないです。放射能だから見えないから。だけど、本当に見えないそういった戦場の中で暮している私たち、最前線にいる私たちの気持がね、ここ霞が関の人たちには本当、お分りにならないんだと。これはまったく戦争中と同じだなあと、つくずく思うんです。

で、大本営発表しているここの人たちはね、相変らす、«突撃しろ!»«前線にいろ!»«拡大しろ!»っていう命令をいくらでも下せるんだと思う。だけど前線にいる私たちは、そんなことじゃないんです! 原発はもう要らないんです! 放射能、怖いんです!

これから10年後にどんな健康被害が現われるかって思っただけで怖いんです。 地震が起きるたびに怖いんです。原子炉、どうなってるのかなって、思うだけで怖いんです。汚染水がダダ漏れしてます。それも本当、怖いんです。どんなことが起こるか分んない、そんな状況で、暮している私たちにね、相変らず原発を推進するんだっていう命令書を出してきて、「これでいいだろう」って言われたらどんな気持がするかっていうのをね、皆、本当、考えてもらいたい!

ここにいる人たちはね、反対だと思うから言わないけれど、この後ろ(註:経産省を背後に喋っています)にいる人たちには本当に言いたい。こんな計画をね、私たちに突き付けてくるあなたたちは本当にもう、国家公務員、辞めるべきだと思う。そしてこれにサインをしようとしている閣僚の皆さんはね、政治家、辞めるべきだと思う。人の上に立つ資格はもうないと思います。

なぜなら、国民の望んでいる方向じゃない方向に、とんでもない舵を切ろうとしているからです。もう、原発じゃないです。そして、自分の国で処理もできない原発を余所の国に輸出するのも止めてもらいたいです。それは日本の恥です。

あの、戦争の時のね、賠償がどうたらということに対して日本は何時までも謝らない、謝罪しないって言われますよね。それと同じことがまた、将来、起るんだと思う。あなたたちが売りつけた原発によって、起きた被害をどうするんだって、きっと言われると思う。その時、日本はどうするんですかね?

恥かしいことはしないで欲しいです。未来の子どもたちに対して、責任の取れる生き方を私たちはしたいです。大人としてしたいです。そして子どもたちには安心して暮せる、そういった環境を残したいです。原子力じゃないです。原子力はもうゼロなんです。ゼロでもこうして生きていける。この社会を続けていく。引き続き維持していくっていうことが一番、大事なんです。

そのためにできることを私たちは考えたらいい。もっと節電だってできる。もっと省エネだってできる。そう思いませんか?

ここで、ネット見てる方、そう思ってくださっていると思うんです。頷いてくださってる方がいらっしゃるので、本当、心強いです。なので、今日、24時までですか…ファックス止まってるそうですけれど、ファックス止まってる分、延長して欲しいですよね,,,2日から止まっていたっていうんなら、あと4日間、延ばして欲しいです。

そしてこんな年末年始を挟んだ1ヵ月なんていいう短かい期間で「意見を聞きました」なんて言われたんじゃあ、私たち、腹の虫が収まらないです。そして、一度も公聴会をひらかないまんま、このまま閣議決定するなんてまったくあり得ないと思います。

本当に戦前戦中と同じような、大本営発表をするのはやめてもらいたい。このまま1月中に閣議決定するなんていう愚かなマネはやめてもらいたい。それが、私、福島からの叫びです。本当に何度叫んでも足りないくらいです。

「エネルギー基本計画」ーーこんな出鱈目が許されるわけがありません! お願いですから、止めてください。そのことを今、見ている皆さんもいっぱい書いて、今からでも間にあいますので、送ってください、叩き付けてやてください。よろしくお願いいたします。

特定秘密法案、絶対、反対!


人見やよい

「特定秘密保護法/永田町大集会」(2013年12月4日、永田町街頭)での発言

yayoi-himitsy_nagatatyo

えーっ、全然、主役じゃないのに、御免なさい、盛り上げてもらってすいません。福島からやって参りました。今日、この後ろの参議院会館で、ロビーイングもやってたんですけど、外の音、中に凄く聴こえてます。多分、議員さんたちにも聴こえてるんじゃないかなって思います。

ここで私たちが叫んでることって、多分、聴こえてます。そして、伝わってます。皆が反対していることを、国民の多くが反対していること、伝わらないはずがないです。

で、今日の大宮の公聴会、どうだったのか、まだ、私報道を見てないので、結果は分らないですけど、多分、ほとんどの方が反対されたと思います。福島で行なわれた公聴会、100%が反対でした。誰も賛成しないです。この法案に賛成するような人は、本当、まともじゃないです。

今日、賛成するような人がいたら、その人はもうまともじゃない人です。なので、間違いなく廃案にできるはずなんですけれども、今夜にでも委員会、開かれるんじゃないかとか、今夜は長丁場になるんだとかいうtwitterが、何か髭の隊長から流れてるんだとかいう噂が聴こえてきてます。

なので、何が行なわれるか分らない、本当に風雲急を継げる段階ではありますが、最後の最後まで、私たちは、私たちの法が正義だということを、叫びたいと思います。特定秘密法案、絶対、反対!

絶対、反対!

有難うございました。

秘密保護法福島公聴会のようす


人見やよい

「ストップ秘密保護法!緊急市民集会」(2013年11月27日 議員会館)より

yayoi_秘密法緊急

郡山市の人見やよいと申します。私たちが福島市で公聴会があるって聞かされたのは金曜日です。で、公聴会は月曜日。金曜日から週末ですよね。もう、どこにも申し込む方法がないね、って言ってたら、申し込むどころか、傍聴券っていうのは一般市民は絶対手に入らない仕組みになっておりました。

たった50人、50枚しかない傍聴券はすべて政党に配られてしまっていて、そこに伝手のない人は誰も入れない、一般市民は外でワアワア騒ぐしかないっていう状況が作られておりました。私はたまたま意見陳述をした議員さん、佐藤和良さんを通じて、一枚だけ傍聴券を入手することができまして、中に入ることができました。

中に入ってやっぱびっくりしたのは、傍聴席の多さです。50、50、50、で150くらい席がありました。で、そこに傍聴人が50人入って、メディアの方がやっぱり50人くらい入って、50席ぐらいは空席でガラガラ空いてました。で、後ろの方の席がかなり空いているので、私も武藤類子さんも、「外に待っている人がいっぱいいるので、ぜひ入れてください」と委員長に、額賀さんにお願いしました。だけど額賀さんの方はこうゴソゴソと係の者とお話しをされてその結果として多分、NOという答が出たんだと思うんですけれども、NOということさえも言うことなく、開会されてしまいました。

で、もちろん、外で待っていた、これから話す森園さんなんかは中にも入れずに、待つしかなかったというヘンな状況です。公聴会と言うからにはね、広く聴かせるべき場所なのに、そうやって福島県民を排除して聴かせない。ていうのをまず、その段階からおかしいなって思っていたら、公聴会事態は実はさっき報告もありましたけれど、本当に素晴しいものだったんです。

7つの政党の議員さんがそれぞれ一人ずつ陳述者を選んで、立てたんですけど、その7人がそれぞれ、すべてが法案に反対である、慎重に審議すべきである、廃案にすべきである、という意見を述べました。もう、本当に素晴しくて、論理だっていて、村長さん、市議さん、弁護士さんが2名、大学教授が2名、そして原発使用者の方が1名、計7人だったんですけれども、すべての方が、「この法案はあってはならない」ということを述べました。

で、私たちはベントすることも知らされなかった。SPEEDIの情報も知らされなかった。いっぱい、今まで隠蔽されてきました。もう秘密にはウンザリしてるんです。秘密にウンザリしている福島県が、こんな特定秘密法案なんていうのに賛成するわけがないんですよね。先程の方がおっしゃったように、福島県民を舐めていたんだと思います。

で、自民党が推薦した町長ですら、本当に、これはあってはならないっていうことをはっきりおっしゃっていました。だから、パブリックコメントは77%の反対だったかもしれないですけれども、福島県の公聴会では100%が反対だったんです。だけどやっぱり不思議ですよね、修正合意ができていて、その上でこれから成立させようとしているその前の日になってやっと公聴会を開く、で、「公聴会で聴いた意見を持ち帰ります」って委員長さん、おっしゃりましたけれども、持ち帰っても反映させる気がないことは、如何な馬鹿な私でも分ります。これはもう絶対、活かす気なんかないんだ、と。

「どこで反映させるんですか」っていう質問も飛んでましたけど、それには答がありませんでした。そして、拙速に進めないでください、もっと慎重に審議してくださいという声には、「3週間も審議したんです」っていいうふうにおっしゃったんですね。3週間もっていうところで、皆、ザワザワしました。3週間しか話し合っていない、しかも国民の多くが反対している法案をね、どうしてこんなに無理無理通すんだろう? これから合法的に隠蔽できる、っていうことをね、どうして決めたがるんだろう?

で、福島県はこれから、燃料棒の取り出しが始まっても、教えてもらえなくなるのかもしれない。何が起っているのかも教えてもらえない、避難もさせてもらえない…そして福島の県民健康調査、これからとんでもない結果が多分、いっぱい出てくると思うんです。被害もいっぱい出てくる。子どもたちに甲状腺の異常が出てきたっていうことが、これからドンドン分ってくるんだと思うんです。それすらもね、ひょっとしたら秘密、特定秘密にされてしまうのかもしれない。私たちはそういう知る権利を塞がれようとしているのに、ただ、「話は聴きました」「福島の意見は聴きました」公聴させていただきましたっていう、そういうアリバイ作りのために、福島県が使われたっていうことに、本当に、憤りでいっぱいです。悔しいです。

昨日の国会中継の様子はテレビで見てました。本当に考えられないです。この国のトップの人たちっていうのは、何に、何所に向いているんでしょう? 本当に、国民の声を聴いてくれない、「やめてくれ」っていう声も聴いてくれない、そして、無理矢理、数の力で押し通していく。悔しいです。

でも、これから参議院にはもの凄く期待してます。きっと廃案にもってってくれると思ってます。だって、あり得ない法案なんですから。これはもう、廃案にするしかない法案なのだから、きっと参議院ではNoっていうのを突き付けてくれるって思ってます。そして福島県のあの7人が叫んだ叫びをね、参議院ではきっと取り上げてくれるって信じてます。で、「頑張ってください!」っていうエールをこれからいっぱい、参議院の皆さんには贈ろうと思ってます。

なので、差し戻されてきても、衆議院の皆さんにはぜひNOという声を挙げてもらいたいと思います。それがやっぱり、福島県の子どもたちの命を守ることにも通じるし、これ以上の嘘を横行させないっていう、大人がそういう視線をね、子どもたちに見せていかないと、本当に大変なことになると思います。

といういうことで、これからも私たちは、告訴団と同じになっちゃいますけど、「呆れ果てても諦めず」やっていこうと思います。どうも有り難うございました。

何が起っても、国は私たちを守ってくれない


人見やよい

2013年10月26日、山口県山口市新亀山ふれあい広場で開かれた「反原発デー集会」より

山口の皆さま始めまして、私、今、ご紹介いただきました人見やよいと申します。福島県郡山市というところから来ました。よろしくお願いします。

山口来るの始めてです。上関原発、もうすっかり止まってるんだとばっかり思ってました。ここへ来てまだ建設埋め立ての計画がただ止まっているだけだとうかがって、本当に耳を疑っています。原発は本当にもういらないものだっていう認識を3.11で私たちは嫌というほど味わっています。これは私、福島県民だから言うんですけど、唯一良かった点はそれだと思うんです。もう原発はいらないっていうことを日本国中の人が知ることになった。それだけが唯一、良かった点だと思います。

良かったなんて言うと福島県の人たちから怒られますけれども、本当、それけです。原発事故で良かった点は。原発がなくても;こして原発が一個も動いてなくても、ゼロでもこうやって皆が普通に暮していけること分ってしまった。それまで、3割原発に依存していると言われていたことが瞞しだったことが、十分、分ってしまった。そして原発は、一度事故を起してしまったら、手のほどこしようがなくなるっていうことも、日本中の方が本当によく分ってしまった。これがオブチガタになってしまったことだけが、本当に唯一の救いです。

それ以外のことは本当、福島では、とんでもない毎日です。私の住んでいる郡山市というのは、原発から60km離れてます。だけどうちの庭は先日、除染のための事前調査というのが市からやって參りまして、庭先で測ったところ土は、0、86μSvありました。0、86μSvっていうのは、もう本当にそろそろ避難しなけりゃいけない数字ですよね。O,6というのが放射線管理区域ですから、それ以上、レントゲン室より高いところで私は今、暮しています。

で、この低線量被曝っていうのは、福島医大や国や厚生省によると影響はないっていう認識らしいです。私たち何度も、国に言ってます。霞が関行って、官庁交渉してます。高い地域は苦して欲しいっていうこと、言ってます。だけどその度に、様々な知見、長崎、広島、チェルノブイリ、様々な知見をもってしても、この低線量被曝というのは影響がないとされてますよ、と。それが世界の知見です、とおっしゃるんです。だけど世界の知見っていうのは、IAEAが決めたものだったりするわけなんですよね。ICRPであるとか。

で、その人たちはやっぱり原発を推進していくっていう立場でものを言っていますから、事故が起きても、「ここは安心し暮せるんですよ」っていうのぞ真っ先にキャンペーンに来るんです。去年も決ました。IAEAが12月に、福島県郡山市にやって来て、世界大会、開いていきました。福島県でですよ。福島県にやって来て、「これからも世界は原発を進めていくんだ、OH!」っていう大会をやったんです。百何十ヶ国のIAEAの代表が各国からやって參りました。その人たちが口々に言ったのは、「これからも福島の知見を活かして、安全に原発を推進します」っていうことだったんです。

本当に耳を疑いますよね。例えば広島や長崎で「これからも原爆を落しますよ」っていう国際集会やったら、皆、本当に信じられないでしょう?それオ福島県ではやられてるです。「これからも安全にやっていきます」と。そしてIAEAが何やったかっていうと除染のこと、健康調査のこと、測定のこと、そのことを福島県と協定を結びました。で、調印もその日して、それから何をやるのかなって思ったら、何か毎日、測ってるらしいです。飛行機飛ばして測ってるらしいです。

でも飛行機は10mの上を何か無人の飛行機飛ばしているらしいんですけれども、10mの上で測られても、本当の線量は分らないです。地面で測ってみないと本当に分らないです。小まめに測らないと、どこにホットスポットがあるかも分らないし、どこで、そこで子どもたちが遊んでいるのかも絶対、分らないと思うんです。それなのに、安全宣言をするためだけにそれをやってるとしか思えません。

yayoi_yamaguti

そして県は三春町というところに、環境創造センターというのを建てるっていうのを、IAEAと一緒になって、建てますっていうのを今、やてるんですけど、それが何をするのかと思ったら、つい先日、その概要というのが発表になったんですが、その、放射能教育のためのどうやらテーマパークらしいんですね。そこで何をやるのかと言ったら、やっぱり低線量被曝は安全です、ここで安心して暮してくださいっていうのを子どもたちにこれからも教えていく教育のためのどうやらそういう建物ができるらしいんです。

で、360°映せる大きな、何か日本では2つしかないというデジタチが入るらしです。そこでこれからも、「福島県の皆さん、安心して暮してください」っていうのをやっていくんじゃないかなと思うんです。とっても信じられないです。何でそんなことが行なわれなきゃならないんだろう。よく「福島県の人間は原発、受け入れたじゃないか」って言われるんです。原発、受け入れたんだから、危険を承知でしょう?と。今更、被害者面するなっていうのも、よく言われるんです。東京なんかでデモやてると、そういう野次も飛びます。

だけど、受け入れたわけじゃないですよね。受け入れたのは、絶対に安全だと言われていた原発ですよね。こんなに危険なものだと思っていたら、誰も受け入れなかったでしょう?だから上関の皆さんはこうやって三十幾年間、ずっと反対しておられるというのは本当に素晴しいことだと思います。

で、福島県は今から五〇何年前に誘致して、そこから始まっているんですけど、当時の人たちは過疎化が進む村で、ここは将来的には、仙台のような大都市になりますって、騙されたんです。安全です、と。これからの、未来のエネルギーです、って。本当に国に騙されたんです。それで受け入れたんです。一基受け入れたら、次々と原発立地のために降りてくるお金があって、そのお金によって、麻薬漬けのような形にされて、次々と受け入れさせられたんです。それで受け入れた本人も責任があるじゃないか、被害者面すんなっていうのはやっぱりおかしいと思うし、で、私たちは何にも教えてもらえませんでした。

ご存知のようにスピーディも何ヶ月も隠されてました。逃げる時に、逃げさせてもらえませんでした。すぐにもう100mSvでも安全なんだというお医者さんが福島県に入ってきて、逃げようとする人を止めましたし、逃げた人もその言葉を聞いて信じて帰ってきてます。だけどやっぱり、ご存知のように、出ましたよね。甲状腺癌、子どもたち四〇何人も。疑いありを含めて44人ですか。出てます。だけど因果関係はないって言ってます。

で、先日、東電交渉、いわき市で行なわれて私も参加してきました。その時に言ったのは、東電の方がおっしゃったのは、「因果関係は被害者が証明しなくちゃいけないんですか?」って質問したら、「その通りです」っておっしゃいました。今は、先生方は因果関係はないと言っているのだから、それは被害者の方で証明してもらわないと、払えないと、そういいうことをおっしゃるのです。

しかも、今、汚染水の問題で、何度もニュースで出ていますよね。建屋が建っていて、粘土層があって、その下に砂岩と言われる層があって、そこを汚染水が毎日、1000トンですか、流れていて、日々、400トンあまりの汚染水が外に流出しているという図を私たち何度も見てます。で、皆、疑問に思っているんです。砂岩の上にある粘土層の上にある建屋っていうなは、私たちが聞いた説明とはまったく違うんですよね。何度もボーリング調査を行って、強度な岩盤の上に建てられてるから、安全です、原発は本当に100%安全なんですって福島県民はずっと言われてきたんです。だけどん砂の上に建ってる、粘土の上に建ってる原発って、どこが強固な岩盤なんですか?全然、岩盤じゃないですよね。砂の上ですよ。

砂岩の上に建っている原発っていうのは、私たちが聞かされていた説明とまったく違うじゃないですって、東電の方におうかがいしたら、「あ、それは見解の相違です。その岩盤と言っているのは、その粘土層だ」っていうんですよね。子どもが聞いてもおかしいって思うでしょう?砂の上に建ってる粘土が岩盤だなんて言われたって。しかもその砂の中は、地下水がゴウゴウと流れているわけですよ。それなのに私たちはそういうことを言わて、騙されてきている。そして、今も色んなことが多分、騙されてるんだと思います。

何を言っても聞いてもらえないです。被害を認めてくれと、ただそれだけでも認めてくれないです。そして、いつの間にか分断というのが行なわれています。で、子ども被災者支援法、できました、昨年の6月。超党派の議員立法です。私たちはようやくこれで救済が始まるって思ってました。素晴らしい理念が書かれてました。避難した人も、留まる人も、これから避難をする人も、すべて漏れなく救済される素晴しい理念がそこには書かれていたので、本当にホっとしたんです。

これでようやく、よかった、国の腰が上がったんだと思いました。だけど先日、基本方針、発表されました。蓋開けてみたら、福島県の中の33市町村に限定です。その33市町村って、どうやって決めたのかもよく分らないです。数字の上で決めたのかも分らないし、その町の・・・・何でしょうね、何で決めたんでしょうね。私は未だに分らないです。他にも、年間1mSvを超える地域って全国にいっぱいあります。東京だってそうです。千葉だってそうです。ホットスポットいっぱいあります。年間1ミリ遥かに超える地域っていっぱいあるのに、そういう人たちは権利が認められないってことをはっきりと、国は言うんです。だから何が起っても、国は私たちを守ってくれない。そのことをずっとこの2年半、ヒシヒシと感じています。

本当にそうなんです。原発、建てられてしまったら、おしまいです。国は守りません。東電は補償しません。何かとなったら逃げます。そして私たちは、東電や国や、皆さん、原発に責任があったと思われる人を訴えました。福島原発告訴団として訴えてます。たくさんの人が賛同してくださいました。告訴人となって訴えました。で、受理もされました。だけどこの間、「不起訴」っていう決定が出ました。

何で不起訴かっていう理由を聞きに東京地検と福島地検の説明会に参加してきました。何か、そこでおっしゃるには、「予見不可能だった」っておっさるんですね。津波の想定も、予見不可能だったと。だけど、10mを超える津波っていうのは、十分、予見もされていたし、地元の人たちも、集会の度に言ってました。「こんな高さではすぐに乗り超えてくる」っていう話がいっぱい出てました。

だけど、予見不可能だったって言う。で、土木学会の、何かそういう紙に書いてあるんだそうですよ。何か、この何十メートルという津波の予想は信憑性が低い、というそういう一文があるそうなんです。その一文があるが爲に、当時の規定をもってきては予見が不可能だったという結論で、とても罪に問えないっていう結論を検察側は出しました。

だけど、その土木学会っていうのは東電の社員がほとんどです。自分たちに都合の悪いことはやっぱり、書かないですよね。そしてアリバイ作りのためにそういう一行を何気なく紛れ込ませておくなんてお手のものだと思うんです。で、これからも予測不可能の件でも、福島のこの知見を活かしてこれからも罪に問われないように、たくさんの色んな工作が行なわれていると思うんです。で、どんな想定があっても、「信憑性が低い」であるとか、そういうことがさり気なくそっと書かれているんじゃないかと思うんです。

そして、大丈夫だと言われている、「これは活断層じゃない」と言われていることも、「その活断層だと言っているこの先生の話は信憑性が低い」なんて、さり気なくどっかに書いてあるのかも知れない。いずれ裁判になった時のアリバイのために。だから、国のやることを信じちゃいけないし、国が最後に救ってくれるなんていうふうに本当、信じちゃいけないと思っています。そして毎日、そういうことをやりながら、思うんです。やっぱり、ここは日本の生き方を変える一つのチャンスにしなきゃいけなかったはずだと思うんです。

この、私たちのとんでもない被害っていうのは、これからどんな被害が出てくるか分らないです。子どもたち、これからどんな病気が発症してくるか、分らないです。この被害がね、日本が、日本がライフスタイルを変えて、方向転換をするきっかけにならなかったら、本当に私たち、死んでも死に切れないです。悔しくてたまらないです。そして、日本はそんなに上を上・・・・、右上り、右上りって、目指していかなくっていいんじゃないかと思う。そして経済なんかドンドン上がらなくってもいいんじゃないかと思う。

美しい海があって、安心して作物を作れる大地があったら、それで暮していけるんじゃないかと思うんです。そういう方向で、皆で目指していくべきだってべきだった。べきだったし、これからも、べきだと思います。それなのにオリンピックなんか招致しちゃってね。これからも、経済が上がっていくことが素晴しいんだなんていうふうに、何か上の人たちは進めています。で、そのオリンピックのために、国の整備をして、これからも都会では電気がドンドン必要になって、っていう方向をね、目指してしまうんだとしたら、これからの7年間っていうのは本当に「失われた7年間」になると思う。もったいなくてしょうがないです。

国がどんな方向を目指そうと、「国民はそんなことを望んでないんだ」っていう、私たちは安心して暮せる、豊かな自然を子どもたちに残すんだっていうことをね、力を合わせて、スクラム組んでやっていくしかないって、思うんです。そうしていただかないと、本当に、私たち、悔しいです。悲しいです。はい。だから、上関が絶対に建てられないで済むように私たちも本当に遠くからですけれど、応援しています。

何かあったらすぐ来ます。何でも言います。これからも頑張ってください。有難うございました。

自分の言葉で喋れる人に皆がなっていく


人見やよい

(2013年3月3日、明治大学リバティーホールで行なわれた「福島・首都圏の集い〜福島原発事故に学ぶ」での発言)

yayoi_ippyou

マスコミの方が「何か楽しいことありますか?」って聞く気持も分るんです。それは福島県民の気持でもあるんです。やっぱり希望や楽しいこと、考えたいです。もう、絶望することばっかりです。本当に、何をやっても、いい評価はなかなか貰えないです。

声 を出し続ける、と言いますけれど、声を出し続けても、それがどこに届いているのかっていう、その何て言うか、やりきれなさをずっと抱えてます。それから さっき、そちらの鈴木さんがおっしゃったみたいにね、福島を出発点にする、と。これから、言いたいことを伝えていくっておっしゃってくださった言葉を聞く と、本当に嬉しいです。それが私たちの希望です。

ですから、「福島を忘れない」:このテーマを、どうぞ一人ひとり、お持ち帰りいただいて、 何が自分にできるのかっていうのを、考えてください。私たちに、言えって言うのは…本当に、何て言うのかな。言います。言いますけれども、ぜひ、国民 が一人ひとり、賢くなっていかないと駄目だと思うんです。このまんま同じように騙されていくまんまでは、日本は変りません。なので、本当に賢くなって、自 分の声で、自分の言葉で喋れる人っていうのに、皆がなっていく、それが本当に、社会を変えていくっていうことだと、ようやく私もこの歳になって思ってま す。ですので、皆さん、これから一緒にやっていきましょう!