南相馬:緊急署名:原告による十分な意見陳述の場の設定を


満田夏花
緊急の呼びかけです。

南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟についてはこちらをご覧ください。
http://minamisouma.blogspot.jp/p/20.html

この裁判において、東京地裁が、第二回目の口頭弁論において、原告の意見陳述を行わないという方針が示されました。今後、書面での意見陳述および裁判官との質疑による原告の意見のききとりを行うとのことです。

弁護団からは、原告の置かれている状況は様々であり、第1回期日での意見陳述では原告すべての状況を把握できるものではないこと、原告は、解除にあ緊急の呼びかけです。

南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟についてはこちらをご覧ください。
http://minamisouma.blogspot.jp/p/20.html

この裁判において、東京地裁が、第二回目の口頭弁論において、原告の意見陳述を行わないという方針が示されました。今後、書面での意見陳述および裁判官との質疑による原告の意見のききとりを行うとのことです。

弁護団からは、原告の置かれている状況は様々であり、第1回期日での意見陳述では原告すべての状況を把握できるものではないこと、原告は、解除にあたって政府が住民の意見を無視したとの想いから訴訟を提起しており、裁判たって政府が住民の意見を無視したとの想いから訴訟を提起しており、裁判所が同じ轍を踏むべきではないこと等から、今後も意見陳述を継続するよう申し入れました。

原告からは「口頭での意見陳述を継続してほしい」という意見書を提出する予定です。

支援の会からも、以下の要請書を、年明け可能な限り速やかに裁判所に提出しようとしています。要請書提出に当たっては、多くのみなさまの賛同を求めたいと思います。

ぜひ、多くのみなさまからの賛同署名をお願いいたします。
署名はこちらからお願いします。
https://pro.form-mailer.jp/fms/2e8bab2390944

————-以下要請書案

東京地方裁判所 御中

南相馬の住民のおかれた実状を理解するため
原告による十分な意見陳述の場の設定を求めます

南相馬避難解除取消等請求事件の原告の支援者として、原告による十分な意見陳述の場の設定を要請いたします。

すでに訴状などでも述べられていますが、国は一方的に、「年20ミリシーベルト」という一般の公衆被ばく限度として国際的に勧告されている水準の20倍もの
レベルの避難基準および帰還基準を設定し、住民の意見をきかずに帰還を促進してきています。

このことにより、住民は、精神的にも物理的にもさまざまな辛苦をなめてきたのです。さらに本件の大きな要素は、放射線が将来及ぼす被害についてわかって
いないということです。

住民が受けている「被害」を裁判所が理解するためにも、住民の声を直接きく意見陳述の場を設定することが優先されるべきではないでしょうか。

国により、何度も無視され、理不尽な避難解除と帰還の強要にさらされてきた原告たちにとって、裁判所は最後のよりどころなのです。

今回の方針により、原告たちが、「裁判所も政府と同じだ。自分たちの意見をきかず、政府と同じ判断を下すのか」という気持ちを抱かせてしまうかもしれま
せん。

今後の期日においても、原告の意見陳述を継続するよう求めます。

南相馬の地点解除訴訟を応援する全国集会


満田夏花

「南相馬20ミリ撤回訴訟」は、はじめて、避難20ミリ基準や、住民の意思を無視した国の帰還促進政策を問う訴訟です。いよいよ支援の会が立ち上げます。
5月9日(土)の応援集会でお披露目をいたします。原告や弁護士のみなさんもかけつけます。東京近郊の方はぜひご参加ください。
———————————————-
南相馬の地点解除訴訟(「20ミリ基準撤回訴訟」)を応援する全国集会 in 東京(5/9)
http://www.foejapan.org/energy/evt/150509.html
2015年5月9日(土)18:30~20:30
文京区男女平等センター(東京都文京区本郷4-8-3)
※東京メトロ・本郷三丁目から徒歩5分
———————————————-

只今、南相馬20ミリ撤回訴訟の応援署名は2,846人! まだの方ぜひお願いします。
http://goo.gl/JDohtr または https://pro.form-mailer.jp/fms/61dbc2ac75976

※長谷川健一さん(飯舘村)、雨宮処凛さん(作家)、想田 和弘さん(映画作家)、武藤類子さん(福島原発告訴団)、森住卓さん(写真家)、小出裕章さん、人見やよいさん(郡山在住)、星川淳 さん、鎌田慧さん(ルポライター)、豊田直巳さん(フォトジャーナリスト)、田中優さん(環境活動家)、神田香織さん(講談師)、長谷川克己さん(郡山市から静岡に避難)、島明美さん(伊達市在住)など、続々と応援メッセージが到着しています。
フェイスブックも開設しました。ぜひシェアと「いいね!」をお願いします。
https://www.facebook.com/minamis20wg?ref=ts&fref=ts

※こちらに訴状や簡単な解説をアップしました。
http://www.foejapan.org/energy/action/150416.html

※背景情報をコンパクトにまとめた、紙の署名用紙(PDF)も用意しました。以下からダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/minamisouma_ouen2.pdf

ぜひ、まわりの人に署名を呼びかけてください。

満田夏花(みつた・かんな)
携帯:090-6142-1807
ツイッター:@kannamitsuta
FoE Japan
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986

南相馬 20ミリシーベルト基準撤回訴訟~応援の声を!


満田夏花

特定避難勧奨地点の解除は違法だとして、福島県南相馬市の同地点と周辺の住民132世帯535人が、近く東京地裁に提訴します。

<朝日新聞>「避難勧奨地点解除は違法」 南相馬住民、提訴へ
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11681114.html

政府はずっと住民や国民を無視して、避難や解除の政策を一方的に決めてきました。すでに伊達市、田村市都路、川内村などが、住民の反対にもかかわらず、避難指示が次々に解除されていきました。今後もこの流れは続くでしょう。
しかし、放射線被ばくの影響や原発事故の被害をどうするのか、私たち一人ひとりが知り、考え、公の場で議論すべき問題ではないかと考えています。

国の一方的な避難指示解除に、はじめて司法の場でのたたかいを挑んだ南相馬の皆さんを、孤立させてはなりません。

全国から応援していきましょう!

この訴訟に関して、応援署名とメッセージの募集を開始しました。
署名は応援メッセージとともに、南相馬の地点解除訴訟の原告のみなさんにおわたしします。
以下のChange.orgのページから署名できます。
http://goo.gl/JDohtr

ぜひ、署名および拡散にご協力ください。

※関連情報※———————————————-
南相馬の地点解除訴訟(「20ミリ基準撤回訴訟」)
を応援する全国集会 in 東京
「帰還促進政策に異議!」「被ばくを避ける権利を!」
—————————————————————
日時:2015年5月9日(土)18:30~20:30
場所:文京区男女平等センター(東京都文京区本郷4-8-3)
https://www.bunkyo-danjo.jp/access.aspx
参加費:500円
内容(予定):
「私たちは、なぜ訴えざるをえなかったのか」…南相馬の原告のみなさんから
「南相馬特定避難勧奨地点解除の違法性」…弁護団から
「南相馬だけの問題ではない! 国の避難指示解除の強引さ」…福島各地から
「南相馬を応援しよう!」
…南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)支援の会(仮)から
◆主催:南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)支援の会準備会
(Hsink 避難・支援ネットかながわ、福島老朽原発の会、FoE Japanなど)
◆問い合わせ先:FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
携帯:090-6142-1807 Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986

南相馬市避難勧奨解除・緊急記者会見と抗議集会


満田夏花

南相馬市避難勧奨解除に関して、12月26日(金)下記の通り、緊急記者会見と抗議集会を開催します。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-cbde.html
13:30から参議院議員会館で記者会見&集会(どなたでもご参加いただけます)、
18時からは参議院議員会館前で抗議集会を開催します。
たくさんの方が参加することで、連帯の意を示し、南相馬のみなさんを激励しましょう!

以下開催に至った経緯と開催の詳細です。
—————————–
南相馬市の特定避難勧奨地点が、12月28日、住民の強い反対の中で解除されようとしています。
南相馬市で特定避難勧奨地点に指定された住民向けの説明会が開催されました。

出席した住民は、全員、強く反対。

「指定時、【解除の際には住民の理解を得ること】との約束があった。確認の上解除の話をして欲しい。」
「家の中でも空間線量率は0.8マイクロシーベルト」
「こんな環境に子どもを帰せない」
「ストロンチウムやプルトニウムなども飛散している」
「これで、”公平性”はないだろう」
「いくら除染しても、農地や山林から線量がくる」
「避難区域よりも放射線量は高い」
「再度の説明を求める」

などの発言が相次ぎました。
最後に、行政区長が、
「地域全体を下げてから解除でしょう。同じ人間として話をしてほしい。無理を通して、道理を引っ込めるのか」
と述べました。

高木経済産業副大臣は、「川内や伊達との公平性を保つ」「積算線量20ミリシーベルトを下回っており、健康への影響は考えられない」とし、一方的に指定解除を決定しました。

今回の解除に至るまでにも10月の時点で、指定解除の説明会が開かれたのですが、住民の強い反対にあい、解除は延期。「不安をしずめるため、掃除を行う」としました。しかし、「掃除」後、大量のゴミ袋を置き去りにされ、ゴミ袋は2μS/h超え、宅地内に10μSv/h超えの場所も残っています。

その後も、住民は1,000筆を越える住民署名を国に提出し、何度も解除に反対する意思表示を行ってきました。しかし、それらの住民の意向はすべて無視されてしまっています。

今回、たまりかねた住民のみなさんが、東京にて、抗議の記者会見と集会を開催します。
また、この間、みなさまにご協力いただいた署名を、国に提出します。

南相馬の住民を応援するため、一人でも多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

◆12月26日(金)
13:30~14:30:記者会見&集会
14:30~15:30:署名提出および政府交渉
18:00~18:30:参議院議員会館前抗議集会

※13時からロビーにて入館証を配布します。
※記者会見の間、質疑はメディアの方優先となります
※いずれも、どなたでも同席いただけます。

◆参議院議員会館 B107
◆資料代 500円
◆主 催 : 南相馬・避難勧奨地域の会、南相馬特定避難勧奨地点地区災害対策協議会
◆共 催 : 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、FoE Japan、避難・支援ネットかながわ(Hsink)、ひまわりプロジェクト南相馬

◆問い合わせ先: FoE Japan 満田/090-6142-1807

☆署名も継続中です。ぜひご協力をお願いします!

【応援の署名を!】南相馬市で住民無視の避難勧奨解除が進められようとしています。 http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45b6.html

※参考映像
FFTV:選挙のうらで着々と…南相馬市避難地点解除の動き
(今回の解除をめぐる経緯を解説しました)

※報道
OurPlanet-TV
「一方的な避難解除」に抗議~南相馬住民
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1840
政府に解除反対の署名提出~南相馬・避難勧奨地点
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1850


満田夏花 MITSUTA Kanna <kanna.mitsuta@nifty.com>

南相馬市・住民無視の避難勧奨解除


満田夏花

南相馬市で住民無視の避難勧奨解除が進められようとしています。

10月8日に開催された説明会で、南相馬の住民の発言はすべては反対意見でした。
住民の意思を踏みにじる指定解除と帰還の強要を阻止するため、ぜひ、応援の署名をお願いします!

署名フォーム
https://pro.form-mailer.jp/fms/36c30b8869706
(パンクしたら、フォーム増やします。アクセスできなければ”避難の権利”のブログサイトをご覧ください。)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45b6.html

一次締め切り:12月18日(木)朝9時
二次締め切り:12月20日(日)朝9時

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2014年12月 日
内閣総理大臣 安倍晋三 様
経済産業大臣 宮沢洋一 様
南相馬市における住民を無視した特定避難勧奨地点の解除に反対します
福島県南相馬市の152世帯の特定避難勧奨地点の解除が報道されています。
解除の話はいったん10月に浮上したのですが、住民の強い反対でいったん延期になりました。たった2ヵ月後の不意打ちのような解除。いったい何が変わったというのでしょうか。
南相馬の住民は、解除に反対しています。
2011年、政府が一方的に決めた年20ミリシーベルトという高い基準と、そこから導き出された空間線量率に基づき、住民の意向を無視して、世帯ごとに特定避難勧奨地点が定められました。調査もいいかげんで、同じ汚染レベルでも、指定されたりされなかったりでした。これにより、汚染が高く、避難したくても避難できない多くの住民が指定から漏れました。
そして、10月には特定避難勧奨地点に指定された南相馬市内の152世帯について、政府は早ければ月内にも指定を解除することを伝えてきました。

10月8日に開催された説明会で、発言した住民のすべては反対意見でした。

それもそのはずです。除染が済んだといわれる南相馬市の環境には、いまだ数十万Bq/m2もの汚染地点があります。また、いまだに百万Bq/kgを超える黒い物質があり、再浮遊、再汚染が起きているのです。
そんな場所に帰還を強要するのでしょうか。そんな場所に子どもや孫をすまわせろというのでしょうか。
被ばくに耐えてきた住民の意見は、またしても無視されてしまうのでしょうか。

私たちは、あらためて特定避難勧奨地点の解除に反対し、住民の意向と汚染実態に即した避難勧奨の継続と地域指定を求めます。

呼びかけ団体:南相馬・避難勧奨地域の会、
協力:福島老朽原発を考える会、避難・支援ネットかながわ(Hsink)、
ひまわりプロジェクト南相馬、国際環境NGO FoE Japan、
問い合わせ先:090-6142-1807

南相馬市特定避難勧奨地点解除! 抗議の住民たちが国会に!


満田夏花

福島第1原発事故に伴い特定避難勧奨地点に指定された南相馬市内の152世帯について、政府は早ければ10月中にも指定を解除することを南相馬市議会全員協議会に伝えました。
しかし、この解除にはさまざまな問題があります。
・南相馬市の特定避難勧奨地点の近傍では今なお、汚染が続いている。
・空間線量率のみの指定および指定解除
・住民の意向無視の一方的な解除

南相馬市の住民が避難指定解除に反対して国会にやって来ます。
内閣府・経産省への要請行動、記者会見、院内集会、首相官邸付近でのデモ参加など盛りだくさんの行動を行います。
是非、多くのみなさまの応援・ご参加をよろしくお願いします。

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南相馬市特定避難勧奨地点解除!
汚染地への居住の強要に抗議する集会

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/
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【理由】空間線量率が20ミリシーベルトを下回った
【時期】早ければ10月中

しかし、ホットスポットの指定であるにも関わらず
・全世帯の測定は終わっていません。
・住民全員にも説明がなされていません。

この地域は山を境に飯館村、浪江町に隣接している特に汚染の酷い地域です。また、多くは妊婦・子どもがいた世帯です。地域住民は、子どもたちを守ろうと、国の測定基準に沿った測定を続け、解除反対の署名を集め、南相馬市の汚染実態を南相馬市、福島県、国に対して適切な対応を訴えてきました。

今回の政府の措置に対し、「南相馬・避難勧奨地域の会」が上京し、政府交渉および窮状を訴える集会を開きます。

住民が測定したデータ・各所に訴えてきた内容・放射能汚染の実態の新事実 を公表します。およそ知られていない南相馬市の放射能汚染の状況を広く世間の皆さまや、南相馬市から首都圏に避難している避難者に伝える集会です。ぜひご参加ください。

日時: 10月10日(金)
場所 : 参議院議員会館B104
14:00~15:30 経済産業省への申し入れ・政府交渉(調整中)
15:30~17:00 一般向け集会
18:30~19:00 参議院議員会館前で、アピール行動 どなたでも参加可
※抗議行動にご参加の方は、18:30 参院議員会館前にお集まり下さい

資料代:500円

主催 : 南相馬・避難勧奨地域の会
共催 : 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、FoE Japan、
避難・支援ネットかながわ(Hsink)、ひまわりプロジェクト南相馬
問合せ info.hsink@gmail.com(避難・支援ネットかながわ)

福島子どもプロジェクト2014春


川崎哲

ピースボートは本年も「福島子どもプロジェクト」として、南相馬の中学生たちに国際交流の機会を提供します。明日出発してシンガポールとスリランカを訪ねるプログラムの概要は以下の通りで、幅広く支援金も募っております。ご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いします。

「福島子どもプロジェクト2014・春」~異文化を体験するアジア国際交流の旅~

ピースボートとピースボート災害ボランティアセンターでは、“保養”と“国際交流”の体験を通して、“夢”と“健康”を届けたいと2011年の震災後から「福島子どもプロジェクト」を立ち上げ、実施しています。今回参加する子どもたちは、南相馬市の中学生12名です。他民族国家として知られるシンガポールと、民族間の内戦の歴史を持つスリランカを訪れ、異なる民族や宗教、言語をもつ人々が共存することの難しさや大切さについて学びます。また、スリランカでは、2004年のスマトラ沖地震による津波の被害とそこからの復興について現地の人々とも交流する予定です。現在資金が足りていません。是非、暖かいご支援をよろしくお願いします。

◆期間:2014/3/21~31 (11日間)

◆子どもたちの様子はブログをチェック!
http://pbv.or.jp/blog_fukushima/

◆ご支援のお願い

◇クレジットカードでの募金はこちら↓↓↓
http://pbv.or.jp/donate/fukushima.html

◇その他、郵便振替、銀行振込で出来ます!
詳細→http://pbv.or.jp/donate/fukushima.html

南相馬市の環境創造センターの契約情報


和田央子

皆様
南相馬市の環境創造センターの契約情報がありました。

http://www.pref.fukushima.jp/kenminkikaku/nyuusatu25new.html
環境創造センター(仮称)整備(B施設・造成)工事     一般土木工事
条件付一般競争入札
契約日26.1.15
予定価格17,715,600
契約金額17,325,000
落札率97.79%
契約相手方 関場建設株式会社

環境創造センター(仮称)地質調査委託 調査
指名競争入札
契約日25.6.28
予定価格6,983,550
契約金額6,615,000
落札率94.72%
契約相手方     フタバコンサルタント(株)相双支店

「福島県環境創造センター」の運営と展示に関する問題点


2013年11月
フクシマ・アクション・プロジェクト

背景

「福島県環境創造センター」は、「放射性物質により汚染された環境を早急に回復し、県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造する」ことと「国内外の研究機関と緊密な連携の下、世界に冠たる国際的研究拠点を目指す」ことを基本理念として福島県が建設し運営する施設である。2012年2月から検討が開始され、同年10月に基本構想がまとめられた。三春町にA施設(モニタリング、研究、情報発信、教育・交流)、南相馬市にB施設(原発周辺のモニタリングや監視)が作られる。2015年度の開所予定。

関連して、2012年12月に「原子力安全に関する福島閣僚会議」が郡山市で開催された機に、福島県と国際原子力機関(IAEA)の協力に関する覚書が交されている。放射線モニタリングと除染の分野で協力プロジェクトを実施することになったほか、2013年5月には「IAEA緊急時対応能力研修センター」が福島県自治会館に開所した。

環境創造センターの設置に向けては、2013年1月から有識者による設置準備検討委員会(会長:田中知東大教授、日本原子力学会会長)が開かれており、同年10月に「中間まとめ」として目指す施設の概要が発表された。基本設計は、株式会社トータルメディア開発研究所が受託し、進めている。

«付記»

県とIAEAとの協定とはべつに、健康の分野については県立医大とIAEAの協力が合意されている

施設の概要(2013年10月「中間まとめ」による)

■A施設三春町 46,000平米)

①モニタリング、②調査研究、③情報収集・発信、④教育・研修・交流、の4機能
2階建で、本館、研究棟、交流棟の3棟。
研究棟には日本原子力研究開発機構(JAEA)と国立環境研究所が入居する。現在自治会館に置かれているIAEA緊急時対応能力研修センター(日本人職員1名)は同本館に転居。規模は県職員も含め全体で200名規模。
交流棟は子ども・県民向けの展示やイベント等のスペースとなる(後述)。

■B施設南相馬市 19,000平米)

原発周辺のモニタリングや安全監視を担う。
日本原子力研究開発機構(JAEA)が入居。

交流棟の展示・運営

A施設「交流棟」は、「子どもたち・県民とともにふくしまの未来を想像する『対話と共創の場』」をコンセプトとして、①子どもたちに「放射能をはじめ正しい福島の情報」を伝え、②福島の環境創造の力を「県民そして世界に発信」し、③子どもたち、県民と専門家の「対話」を醸成し、④「透明」でオープンな展示や活動を行い、⑤福島の未来を「創造」することを掲げている。(「交流棟に係る展示・運営事業の考え方(案)」)。

小中学生が中心的なターゲットとされ、学校で行われる放射線教育の一環としてこの施設訪問を組み込んでいくことが構想されている。県内の小学5~6年生が全員来館するようにするとの構想が報じられている。このほかに、教師の研修や県民(NPOなど)の地元利用、研究者や産業界による会議利用も構想されている。展示例としては「楽しみながら学べる参加体験展示」、放射線ラボ、環境創造シアターなどが挙げられている。

交流棟は2014年度前半に発注、同年秋から約1年半かけて本体工事し、2016年4月の開所を目指している。(本館は2013年度内に発注、2015年度前半に開所)

環境創造センター、とりわけ「放射能教育・展示」の問題点

フクシマ・アクション・プロジェクトは、IAEA共催による「原子力安全に関する福島閣僚会議」をきっかけに生まれた市民グループである。2012年11月の発足以来、県の環境創造センター整備推進室などとの対話を重ねてきた。福島県は、「県内の環境を回復していくために、原子力や放射能に関する専門的知見を有しているIAEAやJAEAから知見を活用させていただいている。全基廃炉、脱原発という県の方針は明確であり、それが揺らぐことはない」と説明している。

しかし、環境創造センターの整備に関する一連の流れを見ると、原子力推進機関であるIAEAやJAEAの影響力が大きいとの印象はぬぐいえない。これまで、いわゆる原子力ムラを構成する多くの企業や機関が、さまざまなパビリオンや教材を使って放射能に関する教育事業を行ってきた。しかしその多くが「放射能の危険性は小さく原発は安全である」という「神話」教育であったことが、今日までに明らかになっている。環境創造センターがこうした過ちをくり返すものになってはならない。

このセンターは、開所すれば、原発事故後に作られた公衆向けの初めての見学・教育施設となる。子どもたちが公教育の一環として訪問することになるのだとすれば、その波及効果は大きい。原子力や放射能の危険性を隠したりそこから目を背けたりするのではなく、原発事故と被災の教訓をしっかりと踏まえたものにしていく必要がある。

県議会、メディア等で取り上げられるべき論点

1. 環境創造センター交流棟の展示・教育内容は、誰が策定するのか。政府や産業界から独立し、原子力に対して批判的な観点をもった専門家が関与することが不可欠である。展示・教育内容の策定委員会を早急に形成し、その策定過程を被災者、県民をはじめ、広く公開すべきである。

2. これまでの学校教育における放射能教育には多くの問題があったことが原発事故後次々と明らかになっている。福島県は原発事故で直接に被災し脱原発を掲げる県として、同センターでの展示・教育内容に関して、文科省の枠組みにとらわれず独自の視点を掲げるべきである。

3. 現時点で、環境創造センターでは、原発事故の恐ろしさや事故被害の実態に関する直接的な展示は行わない方向での検討がなされているようである。子どもや被災者への心理的影響に対する配慮が必要であるとしても、原発事故こそが今日の問題の原点である。展示内容について、被災者、県民に開かれた十分な議論が必要である。

4. 環境創造センターの内容策定過程には、国際的視点が不可欠である。海外からの見学に対応できるよう展示内容は英語など多言語でなければならないのはもちろんのこと、構想段階での情報を積極的に国際社会に発信し、策定プロセスに国際的な独立専門家の助言を得ていく必要がある。

南相馬のセンター予定地


竹内雅文

福島県の環境創造センターは、三春に建設されるものが基幹施設であるということにようですが、さらに南相馬市ほか数カ所に関連施設が建設されることになっています。

うち、南相馬の施設の建設地は基幹施設よりも一足先、2012年の9月に発表されています。原町区の萱浜(かいばま)にある市営のニュースポーツ広場と言わ れている場所です。遠目には木立の手前に芝生が拡がっているように見えますが、近寄ってみると、ここはパークゴルフ場です。

浜通りはパーク ゴルフが人気があるそうで、あちこちの町村にパークゴルフ場があるようです。ただ、市としてこの土地を保有しているのは、工場や企業を誘致するためなのだ とも言われてきました。ここがパークゴルフ場になったのは、震災より後で、鹿島区の牛島にあった施設が津波で壊れてしまったために、代替施設としてここに 仮設されたということのようです。

2012年1月27日に市はここの一角に「放射線対策総合センター」を開いています。市の広報によると、ここの敷地は28アール。建物は床面積513平方メートルの鉄筋平屋であると言いますが、大きなプレハブのような外観です。

市のWEBサイトには「被災した地元企業や福島大、東北大、北里大の研究チームなどが入居します。企業は食品や工業製品の放射性物質の測定、効率的な除染方 法の開発、各大学は放射能が環境や家畜に与える影響などの研究を行います。」と書かれていて、市の「対策総合センター」という名称の施設であるのに、市そ のものがここで何をするのかははっきり書かれていません。

センター設立の発表された2011年の10月には、ここで、被害補償の相談を受け付ける、雇用確保の拠点とする、人材育成の場とする、といったお題目が並んでいたように思うのですが、どこかへ消えてしまったのでしょうか。

もう一つ、この敷地には、この市のセンターに隣接して「原子力災害対策センター(オフサイトセンター)」を建てるということも発表され、2013年7月25 日には基本・実施設計業者の入札も行われました。「建設新聞」の記事(WEB版)によれば、エスデー設計研究所が落札したということです。

オフサイトセンターは原子力災害対策特措法によって、事業所ごとに設置するということが義務付けられています。これは原子力発電所で事故が起きた時の復旧拠点になるはずの施設ですが、福島原発事故の時に、大熊町のオフサイトセンターは何の役にも立たなかったようですが、その後、どうなったのでしょうか。

現在の破壊された福島第一でさらに事故が起きた場合、オフサイトセンターがどう機能するのか、分りにくい話ではありますが、とにかく、現在の状態は違法の状 態のようです。で、福島県が改めて整備するということなのですが、費用は国が負担することになっています。またこのオフサイトセンターは福一専用で、福二 用には別のセンターを楢葉南工業団地
に作るのだということです。

東日本大震災の時、萱浜では、ヨッシーランドという老人保健施設が根こそぎ流され、入所されていた方々が悲惨なことになったのですが、そこから数百メートル中に入っただけの平地にオフサイトセンターが作られるというの は、理解し難いことです。国も県も、よほど緊張感がないのでしょうか。

さて、その同じ敷地に、環境創造センターもできるとなれば、ここは文字通りの原子力村ですね、規模は小さいですが。

「基本構想」によるとこの施設はセンターの「B施設」と位置付けられ、延床面積:3,000m2程度、鉄筋コンクリート2階建1棟とされています。B施設の機 能は 1 原子力関連施設周辺のモニタリング 2 原子力関連施設の安全監視 と記載されているのですが、何のことでしょうか?

文字通りに考えれば、福島第一の周辺をモニタリングし、監視するということになります。ならば浪江町にでも作れば良いので、25kmの距離があるこんな場所に作るのか、説明が欲しいところです。浪江の住民には家に帰れるかの幻想を押し付けておきながら、結局、自分たちは、そんなところで働きたくない、という考えでないのだとすれば、きちんと説明しなさいよ。