福島第一原発刑事裁判の初公判


佐藤和良

東京電力福島第一原発事故の刑事裁判の初公判が決まりましたので、ご案内します。

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初公判が決まった!
今こそ支援団に結集し、福島原発事故の原因と刑事責任を明らかにしよう!

ようやく、東京電力福島第一原発事故の刑事裁判の初公判が決まりました。

東京地裁刑事4部(永淵健一裁判長)は、5月24日、第1回公判期日を6月30日10時、東京地裁104号法廷と指定しました。

思えば、あの2011年3月11日の福島第一原発事故から6年、福島原発告訴団14,716人の集団告訴から5年、昨年2月の検察官役の指定弁護士による勝俣恒久元東京電力会長ら3名の強制起訴から1年が過ぎました。

福島原発刑事訴訟支援団は、昨年1月の結成以来、「一日も早く裁判を!」と東京地裁刑事4部に、公正かつ早期の公判開始を申し入れ、東京地裁前の要請行動を続けてきました。厳しい現実にあきらめず、みんなで、ここまできたのです。

翻って、未だ政府の原子力緊急事態宣言は解除されず、なおも10万余の人々がふるさとを追われ、長期の低線量被曝の受忍の強制の中で、生存権を脅かす福島第一原発事故の深刻かつ甚大な被害に苦しんでいます。

福島第一原発事故の原因究明と東京電力旧経営陣の刑事責任を明らかにして、真の被害者救済の道を開くために、私たちは東京地裁が公正な訴訟指揮と公正な裁判を行うよう、あらためて求めます。

6月6日の第四回目の公判前整理手続きにあわせ、東京地裁への要請行動を行います。そして、6月30日の初公判には、万余の人々で東京地裁を埋めましょう。みなさまのご参集を呼びかけます。一緒に声をあげ続けましょう。

2017年5月24日 福島原発刑事訴訟支援団
団長 佐藤和良
https://shien-dan.org/

https://shien-dan.org/20170630/

6.4人間の鎖&集会


2014年6月4日、厳正な審査を求めるアクションとして、東京検察審査会(東京地裁)を「人間の鎖」で包囲いたします。福島原発告訴団に関係するみなさまもそうでない方も、ぜひ東京地裁にお集まりください。声を合わせ、共にアピールしましょう。

その後は、上申書を提出し、日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館地下)に移動して集会を行います。集会では、湯浅一郎さん(ピースデポ代表)による「海の汚染について」の講演や弁護士、被害者の声のお届けします。

※当日、福島からは貸切バスが出ます。お問い合わせは080-5739-7279まで。

被害者証言集会


3月1日、東京・池袋の豊島公会堂で開かれた「被害者証言集会」では、800人の人々が公会堂を埋め尽しました。

この集会の内容を、ビデオでご紹介します。

開会あいさつ(告訴団長・武藤類子)

証言:農業者として:中村和夫さん(郡山市)

証言:川内村仮説住宅について:蛇石郁子さん(郡山市議)

証言:放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会:和田央子さん(塙町)

証言:いわき放射能測定室「たらちね」理事、鈴木薫さんのレポート:«代読» 森園かずえ

ゲストトーク:広瀬隆さん

李政美さん 「あゝ福島」

李政美さん「ウナイの力」

新月灯火の皆さん 「打ち砕いて」

証言:島明美さん(伊達市)からの手紙:«代読» 大賀あや子

証言:除染作業員:中村匡庸さん

証言:栃木県那須町から:手塚真子さん

証言:警戒区域避難者:木幡ますみさん(大熊町⇒会津の仮設住宅)

証言:県外自主避難者:本田淳子さん(鏡石町⇒札幌市)

集会アピール:«朗読» 庄司郁子

閉会あいさつ(告訴団副団長・佐藤和良)

告訴団:被害者証言集会


福島原発事故から3年 拡大する被害
これでも罪を問えないのですか!
被害者証言集会

2014年3月1日(土)
豊島公会堂(東京都豊島区池袋東口徒歩5分)
13:00〜16:00 (開場 13:00)

あの日から3年。なぜ真実は明らかにされないのだろう。
なぜ誰の責任も問われないのだろう。
被害者の怒りと悲しみは増すばかりだ。

強制避難や自主避難の被害者、
一次産業従事者や被曝労働者など
10人の被害者による証言が行われる。

ゲスト
広瀬隆さん(作家)
李政美さん(歌手)

主催:福島原発告訴団
電話:080-5739-7279
e-mail 1fkokuso@gmail.com
〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
http://kokuso-fukushimagenpatu.blogpost.jp/

会場案内:

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12・18 汚染水第二次告発!


福島原発告訴団は9月3日、福島第一原発の汚染水放出事件について、東京電力の新旧幹部32名と法人としての東京電力株式会社を、公害罪の被疑事実で福島県警に刑事告発をしました。
告発は10月11日に受理され、捜査が開始されました。
そして、5000人を超える人々がこの汚染水放出事件の責任を追及する告発に参加し、12月18日に委任状第二次提出を行います。
委任状の提出と、記者会見、報告集会を行いますので、みなさまお集まりください。

12月18日(水)
9時40分 福島県庁西庁舎入口前 集合
10時 福島県警に委任状提出
11時~12時 記者会見&報告会
(会場:チェンバ大町3階 福島市市民活動サポートセンター:福島市大町4-15)

私たち自身の主権者としての責任と自覚が必要な時


庄司郁子

福島原発告訴団「検察審査会第2次申し立て報告集会」(2013年11月22日・東京日比谷図書館)での発言

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私は三春町在住の庄司郁子といいます。告訴団の役員をさせていただいています。

河合弁護士さんもおっしゃったように、私たちの告訴・告発が強制捜査もなく全員不起訴という検察の処分、それが出たということは到底、納得のいくものではありません。

で、この検察審査会に申し立てたということが、これは私たち市民が強権力から主権を取り戻す、そういう闘いなんだっていうふうに私は認識しています。如何に、私たち市民一人ひとりが情報を自由に得て、そして自分で考えて、判断して、行動するかということが問われている、大切な時なんだと思っています。しかし、それを阻むものが次々と今、作り出されています。

私たちはあまりにもこれまであらゆることに対して無自覚すぎたのではないかな、と私などは思っています。原発設計にかかわられた後藤正志さんなどは「原発は未熟なテクノロジーだ」と。「一度、事故が起きれば取り返しがつかないものなんだ」とおっしゃっていたのを、3・11の後で知りましたし、で、人間の手に負えないものなんだと、このようなものがどうしてこんなに、日本中に54基も建ったのか、と。

それはやっぱり安全神話のもとで科学技術への盲信、それが根底になるんだと思います。で、1950年代、私が生まれた頃ですけれど、「原子力の平和利用」という名の下で、その原子力の導入というのは、テレビの導入と連動していて、その時CIAのエージェントであった正力松太郎がアメリカの大きな戦略の一つとして、メディアと…丁度、テレビの導入と重なりましたから、テレビと、新聞と大々的に、その「平和利用」のキャンペーンをやったわけですけれど、この60年あまりの原子力の歴史そのものが、もう、情報操作と、不都合なことを隠す、隠蔽するという…最初から一方的で、不均衡であったものだということを、余りにも無自覚でいたんじゃないかな、と思います。

で、先程、藤崎さんが福知山線の脱線事故のことを色々、教えてくださいましたけれど、私自身、検察審査会っていうものを知ったのは、この福知山線事故の後でした。で、今でこそこの検察審査会というものが沢山の方々に知られて、そして今度こそ徹底的な、この事故の総括や検証が行なわれて、二度とこういうことが起きないようにしていくようにするための、私たち自身の主権者としての、自覚…責任と自覚が必要な時なんだということを強く感じております。

私たちのコミュニケーション力を高めて沢山の人に、特に都民の方々には…沢山の方々にそれを伝えていって欲しいと切に切に思っております。よろしくお願いいたします。

「本当に良識ある日本」であることを示して欲しい


浅田正文

福島原発告訴団「検察審査会第2次申し立て報告集会」(2013年11月22日・東京日比谷図書館)での発言

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私は原発から25キロほどのところに住んでおりました。そこは自給自足、薪ストーブ、薪風呂の生活でした。そこは今、入ることは可能でありますが、とても住むことはできません。住むことができないということは、我が家、田畑、林が使用価値ゼロなわけです。むしろマイナスです。それにもかかわらず、市役所からは「固定資産税、払いなさい。まあ、色々な事情を考えて、半額にしてあげますよ」と言ってきているんです。

それに対して私は不服申し立てをいたしました。そうすると市役所からは「そんなこと言わないでよ、浅野さん」っていう感じできました。それならば、東電に固定資産税を払って欲しいというふうに….

私たちの生活、関東の方の生活、日本の皆さんの生活を滅茶滅茶に壊してしまった責任、誰も取っておりません。自首しないなら、告訴は当然であります。そして、強制捜査もせず、散々待たせた挙句、不起訴になりました。しかも、日本中がオリンピックの招致に沸いている翌日…姑息です。卑怯です。本当ですよね。

このように、姑息な処置しか、処分しかできなかった検察は、恐らくは内心でビクビクしているんじゃないでしょうか。堂々と自信があれば、こんな時を選んでやることはないんですよ。

もっとも被害の大きかった福島からは検察審査会に訴えることができなくなりました。東京の方に祈る気持でお願いするしか、ありません。事故直後、東京の水は飲めませんでした。今、松戸、柏、その他、関東でも、大変な状況にあります。北陸にも関東地方からもたくさんの方が母子避難で生活をしております。どうか、東京の皆さん、福島をあなた方の生活に重ねて欲しいんです。

太平洋の魚が食べられない。水が飲めない。外で子どもが遊ばせられない。日比谷公園、代々木公園、上野動物園にも、行かれなくなったことを、想像してみてください。福島をご自身のこととして、審査会へぜひとも起訴するような、心ある生活者の一人として臨んでいただきたいなと思います。

日本にも嘘つきではない、「本当に良識ある日本」だと言うことをぜひとも審査会で示していただきたいと思います。

山木屋地区の仮設住民から


菅野經芳

福島原発告訴団「検察審査会第2次申し立て報告集会」(2013年1122日・東京日比谷図書館)での発言

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菅野經芳と申します。川俣町から、神奈川県の横須賀のほうに6月いっぱいまで、避難しておりました。で、7月に入って、実は町が国の言う線引きを受け入れる、あるいは除染作業の具体的な段階に入ったということで、どうしても横須賀にいたのでは話が見えないので、帰ってこい、というようなことで、実は今、川俣の仮設に住んでおります。

川俣町の…皆様、お分りかとも思いますが、川俣町は一部避難の区域です。計画的避難区域で、山木屋地区、これは約1200人ほど、戸数にして約350戸、今現在、川俣町の中心部に仮設住宅を町は作っております。その仮設住宅、約400人ほどおりますか、で、ここには飯館村の人、それから浪江町の人、それぞれ、人数はよく把握していませんが、その人たちも含めて、今現在、川俣の仮設に避難しております。

それで、今、皆さん、決意表明の中で、諸々、今回の審査会に対して、申し立ての内容について、非常に詳しくあると思うので、私は今、4ヵ月ほど前から仮設に入ってみてですね、避難している人たちの心情とでも言いますか、近況を少し、話してみたいなと思うので、お聴き願いたいと思います。

1200人ほどの山木屋地区住民の中で、約1/3が仮設におります。あと1/3が借り上げ住宅とか、それ以外、そして県外を含めて1/3ほどの人たちが避難しております。で、普段、立ち入ることは現在、認められています。でも、寝起きすることはしません。ということで、やっと除染に入ってですね、ま、具体的には、基本的に予定は国の、環境省の予定だと、今度の3月いっぱいで、全地区、除染終る予定であったそうです。が、現段階ではまだ今年の夏から入ったばかりなんで、何時になったら終るのかは、まだ見通しはついておりません。

ということで、基本的に、何時になったら帰れるのか、それもまったく見通しがありません。その中で、実は先般、線引きの内容についてですね、各集落ごとに町から説明がありました。その際に、具体的に復興の計画は、あるいは除染の、あるいは災害の対策は、あるいは、現在、仮設にいるのは既に2年半も経過しておりますので、その先の住居の手当や、そういったことをですね、実は町長と一問一答で約2時間半ほどやりました。

でも、まともな答は出てきませんでした。その中で、私がいちばんこう、「残念だな」っと思っているのは、どうしても今、川俣町、今15000の人口がいますが、その中で1200の人たちが避難をしている。一部の地区の人たちが避難によってある意味で東京電力との補償料が貰えている。避難の対象外の人たちについては補償料はないんだ、と。とすると、どうしても「お前ら、東電から金が貰えていいんだな」と、そういうことである人はですね、日中から酒飲んでる人もたまにはあるんだと思います。

そういうものが非常に非難の槍玉に挙げられている。避難している人たちの心情というものは全然、分ってないんだな、と。そんなことでですね、まあ、お互いに被害者どうしが足を引っ張ってどうするんだ、と。もっと一つ、あの、東京電力とは、今回の放射能被害とは何なのかを、もういっぺん考えてみようじゃないか、という、そういう提案を私は現在、しておるところです。

で、不幸にもですね、私の友達に当たるある人の奥さんが、現在、裁判中ですが、自殺をしております。そういうことで、ぜひですね、避難している人たちのそういった心情というものを、この中には避難してる人がいっぱいおると思うんですが、そういった人たちの心情もまた、汲み取り願いたいな、と。

今回、決意表明と言うには当て嵌らないのかもしれませんけれど、一つ皆さんにこのことを提案として、またはそれを元にして私たち、住める財産があり、住める家があり、したのが、今、住めない状態にあるわけですね。それにまた、人権、権利というものまでも侵害されている現状をですね、分っていただきたい。以上です。

告訴団より:11/22検察審査会第2次申立て/報告集会&記者会見


先月、告訴人の皆さまから委任いただいた検察審査会への第2次申立ての日時が決定しました。

申立て後、告訴・告発人の方々への報告集会&記者会見を行います。
今回の集会では、「検察審査会の取り組みに学ぶ」、「検審に向けて、どう活動していくか」ということで、JAL墜落事故の弁護団 海渡弁護士とJR尼崎脱線事故の遺族の方にお話しいただきます。

東京での催しですが、ご都合のつく方はぜひ。

●東京地裁前送り出し集会
13:20~ 委任状提出(弁護士+10人くらい
@東京地方裁判所前
●報告集会&記者会見 14:00ー16:30
14:00 開場
14:20 フルート演奏 鞍田東さん
14:30 集会開会 団長あいさつ
<一部>「検察審査会への取り組みに学ぶ」
・JAL墜落事故について(海渡雄一弁護士)
・JR福地山線脱線事故の遺族から(藤崎光子さん)
<二部>「検察審査会に向けてやれることはなにか」
告訴団より申立書のポイント説明
河合弘之弁護士から
保田行雄弁護士から
各地区から決意表明
@日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館)
(千代田区日比谷公園1 番4号)

■11/11まで:「汚染水漏出事件」の告発人募集中!

告発状の第2次提出は12月18日を予定しています。

汚染水漏出事件の告発は、どなたでもご参加いただけます。
参加費1000円/人 委任状締切は11月11日です。

何が起っても、国は私たちを守ってくれない


人見やよい

2013年10月26日、山口県山口市新亀山ふれあい広場で開かれた「反原発デー集会」より

山口の皆さま始めまして、私、今、ご紹介いただきました人見やよいと申します。福島県郡山市というところから来ました。よろしくお願いします。

山口来るの始めてです。上関原発、もうすっかり止まってるんだとばっかり思ってました。ここへ来てまだ建設埋め立ての計画がただ止まっているだけだとうかがって、本当に耳を疑っています。原発は本当にもういらないものだっていう認識を3.11で私たちは嫌というほど味わっています。これは私、福島県民だから言うんですけど、唯一良かった点はそれだと思うんです。もう原発はいらないっていうことを日本国中の人が知ることになった。それだけが唯一、良かった点だと思います。

良かったなんて言うと福島県の人たちから怒られますけれども、本当、それけです。原発事故で良かった点は。原発がなくても;こして原発が一個も動いてなくても、ゼロでもこうやって皆が普通に暮していけること分ってしまった。それまで、3割原発に依存していると言われていたことが瞞しだったことが、十分、分ってしまった。そして原発は、一度事故を起してしまったら、手のほどこしようがなくなるっていうことも、日本中の方が本当によく分ってしまった。これがオブチガタになってしまったことだけが、本当に唯一の救いです。

それ以外のことは本当、福島では、とんでもない毎日です。私の住んでいる郡山市というのは、原発から60km離れてます。だけどうちの庭は先日、除染のための事前調査というのが市からやって參りまして、庭先で測ったところ土は、0、86μSvありました。0、86μSvっていうのは、もう本当にそろそろ避難しなけりゃいけない数字ですよね。O,6というのが放射線管理区域ですから、それ以上、レントゲン室より高いところで私は今、暮しています。

で、この低線量被曝っていうのは、福島医大や国や厚生省によると影響はないっていう認識らしいです。私たち何度も、国に言ってます。霞が関行って、官庁交渉してます。高い地域は苦して欲しいっていうこと、言ってます。だけどその度に、様々な知見、長崎、広島、チェルノブイリ、様々な知見をもってしても、この低線量被曝というのは影響がないとされてますよ、と。それが世界の知見です、とおっしゃるんです。だけど世界の知見っていうのは、IAEAが決めたものだったりするわけなんですよね。ICRPであるとか。

で、その人たちはやっぱり原発を推進していくっていう立場でものを言っていますから、事故が起きても、「ここは安心し暮せるんですよ」っていうのぞ真っ先にキャンペーンに来るんです。去年も決ました。IAEAが12月に、福島県郡山市にやって来て、世界大会、開いていきました。福島県でですよ。福島県にやって来て、「これからも世界は原発を進めていくんだ、OH!」っていう大会をやったんです。百何十ヶ国のIAEAの代表が各国からやって參りました。その人たちが口々に言ったのは、「これからも福島の知見を活かして、安全に原発を推進します」っていうことだったんです。

本当に耳を疑いますよね。例えば広島や長崎で「これからも原爆を落しますよ」っていう国際集会やったら、皆、本当に信じられないでしょう?それオ福島県ではやられてるです。「これからも安全にやっていきます」と。そしてIAEAが何やったかっていうと除染のこと、健康調査のこと、測定のこと、そのことを福島県と協定を結びました。で、調印もその日して、それから何をやるのかなって思ったら、何か毎日、測ってるらしいです。飛行機飛ばして測ってるらしいです。

でも飛行機は10mの上を何か無人の飛行機飛ばしているらしいんですけれども、10mの上で測られても、本当の線量は分らないです。地面で測ってみないと本当に分らないです。小まめに測らないと、どこにホットスポットがあるかも分らないし、どこで、そこで子どもたちが遊んでいるのかも絶対、分らないと思うんです。それなのに、安全宣言をするためだけにそれをやってるとしか思えません。

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そして県は三春町というところに、環境創造センターというのを建てるっていうのを、IAEAと一緒になって、建てますっていうのを今、やてるんですけど、それが何をするのかと思ったら、つい先日、その概要というのが発表になったんですが、その、放射能教育のためのどうやらテーマパークらしいんですね。そこで何をやるのかと言ったら、やっぱり低線量被曝は安全です、ここで安心して暮してくださいっていうのを子どもたちにこれからも教えていく教育のためのどうやらそういう建物ができるらしいんです。

で、360°映せる大きな、何か日本では2つしかないというデジタチが入るらしです。そこでこれからも、「福島県の皆さん、安心して暮してください」っていうのをやっていくんじゃないかなと思うんです。とっても信じられないです。何でそんなことが行なわれなきゃならないんだろう。よく「福島県の人間は原発、受け入れたじゃないか」って言われるんです。原発、受け入れたんだから、危険を承知でしょう?と。今更、被害者面するなっていうのも、よく言われるんです。東京なんかでデモやてると、そういう野次も飛びます。

だけど、受け入れたわけじゃないですよね。受け入れたのは、絶対に安全だと言われていた原発ですよね。こんなに危険なものだと思っていたら、誰も受け入れなかったでしょう?だから上関の皆さんはこうやって三十幾年間、ずっと反対しておられるというのは本当に素晴しいことだと思います。

で、福島県は今から五〇何年前に誘致して、そこから始まっているんですけど、当時の人たちは過疎化が進む村で、ここは将来的には、仙台のような大都市になりますって、騙されたんです。安全です、と。これからの、未来のエネルギーです、って。本当に国に騙されたんです。それで受け入れたんです。一基受け入れたら、次々と原発立地のために降りてくるお金があって、そのお金によって、麻薬漬けのような形にされて、次々と受け入れさせられたんです。それで受け入れた本人も責任があるじゃないか、被害者面すんなっていうのはやっぱりおかしいと思うし、で、私たちは何にも教えてもらえませんでした。

ご存知のようにスピーディも何ヶ月も隠されてました。逃げる時に、逃げさせてもらえませんでした。すぐにもう100mSvでも安全なんだというお医者さんが福島県に入ってきて、逃げようとする人を止めましたし、逃げた人もその言葉を聞いて信じて帰ってきてます。だけどやっぱり、ご存知のように、出ましたよね。甲状腺癌、子どもたち四〇何人も。疑いありを含めて44人ですか。出てます。だけど因果関係はないって言ってます。

で、先日、東電交渉、いわき市で行なわれて私も参加してきました。その時に言ったのは、東電の方がおっしゃったのは、「因果関係は被害者が証明しなくちゃいけないんですか?」って質問したら、「その通りです」っておっしゃいました。今は、先生方は因果関係はないと言っているのだから、それは被害者の方で証明してもらわないと、払えないと、そういいうことをおっしゃるのです。

しかも、今、汚染水の問題で、何度もニュースで出ていますよね。建屋が建っていて、粘土層があって、その下に砂岩と言われる層があって、そこを汚染水が毎日、1000トンですか、流れていて、日々、400トンあまりの汚染水が外に流出しているという図を私たち何度も見てます。で、皆、疑問に思っているんです。砂岩の上にある粘土層の上にある建屋っていうなは、私たちが聞いた説明とはまったく違うんですよね。何度もボーリング調査を行って、強度な岩盤の上に建てられてるから、安全です、原発は本当に100%安全なんですって福島県民はずっと言われてきたんです。だけどん砂の上に建ってる、粘土の上に建ってる原発って、どこが強固な岩盤なんですか?全然、岩盤じゃないですよね。砂の上ですよ。

砂岩の上に建っている原発っていうのは、私たちが聞かされていた説明とまったく違うじゃないですって、東電の方におうかがいしたら、「あ、それは見解の相違です。その岩盤と言っているのは、その粘土層だ」っていうんですよね。子どもが聞いてもおかしいって思うでしょう?砂の上に建ってる粘土が岩盤だなんて言われたって。しかもその砂の中は、地下水がゴウゴウと流れているわけですよ。それなのに私たちはそういうことを言わて、騙されてきている。そして、今も色んなことが多分、騙されてるんだと思います。

何を言っても聞いてもらえないです。被害を認めてくれと、ただそれだけでも認めてくれないです。そして、いつの間にか分断というのが行なわれています。で、子ども被災者支援法、できました、昨年の6月。超党派の議員立法です。私たちはようやくこれで救済が始まるって思ってました。素晴らしい理念が書かれてました。避難した人も、留まる人も、これから避難をする人も、すべて漏れなく救済される素晴しい理念がそこには書かれていたので、本当にホっとしたんです。

これでようやく、よかった、国の腰が上がったんだと思いました。だけど先日、基本方針、発表されました。蓋開けてみたら、福島県の中の33市町村に限定です。その33市町村って、どうやって決めたのかもよく分らないです。数字の上で決めたのかも分らないし、その町の・・・・何でしょうね、何で決めたんでしょうね。私は未だに分らないです。他にも、年間1mSvを超える地域って全国にいっぱいあります。東京だってそうです。千葉だってそうです。ホットスポットいっぱいあります。年間1ミリ遥かに超える地域っていっぱいあるのに、そういう人たちは権利が認められないってことをはっきりと、国は言うんです。だから何が起っても、国は私たちを守ってくれない。そのことをずっとこの2年半、ヒシヒシと感じています。

本当にそうなんです。原発、建てられてしまったら、おしまいです。国は守りません。東電は補償しません。何かとなったら逃げます。そして私たちは、東電や国や、皆さん、原発に責任があったと思われる人を訴えました。福島原発告訴団として訴えてます。たくさんの人が賛同してくださいました。告訴人となって訴えました。で、受理もされました。だけどこの間、「不起訴」っていう決定が出ました。

何で不起訴かっていう理由を聞きに東京地検と福島地検の説明会に参加してきました。何か、そこでおっしゃるには、「予見不可能だった」っておっさるんですね。津波の想定も、予見不可能だったと。だけど、10mを超える津波っていうのは、十分、予見もされていたし、地元の人たちも、集会の度に言ってました。「こんな高さではすぐに乗り超えてくる」っていう話がいっぱい出てました。

だけど、予見不可能だったって言う。で、土木学会の、何かそういう紙に書いてあるんだそうですよ。何か、この何十メートルという津波の予想は信憑性が低い、というそういう一文があるそうなんです。その一文があるが爲に、当時の規定をもってきては予見が不可能だったという結論で、とても罪に問えないっていう結論を検察側は出しました。

だけど、その土木学会っていうのは東電の社員がほとんどです。自分たちに都合の悪いことはやっぱり、書かないですよね。そしてアリバイ作りのためにそういう一行を何気なく紛れ込ませておくなんてお手のものだと思うんです。で、これからも予測不可能の件でも、福島のこの知見を活かしてこれからも罪に問われないように、たくさんの色んな工作が行なわれていると思うんです。で、どんな想定があっても、「信憑性が低い」であるとか、そういうことがさり気なくそっと書かれているんじゃないかと思うんです。

そして、大丈夫だと言われている、「これは活断層じゃない」と言われていることも、「その活断層だと言っているこの先生の話は信憑性が低い」なんて、さり気なくどっかに書いてあるのかも知れない。いずれ裁判になった時のアリバイのために。だから、国のやることを信じちゃいけないし、国が最後に救ってくれるなんていうふうに本当、信じちゃいけないと思っています。そして毎日、そういうことをやりながら、思うんです。やっぱり、ここは日本の生き方を変える一つのチャンスにしなきゃいけなかったはずだと思うんです。

この、私たちのとんでもない被害っていうのは、これからどんな被害が出てくるか分らないです。子どもたち、これからどんな病気が発症してくるか、分らないです。この被害がね、日本が、日本がライフスタイルを変えて、方向転換をするきっかけにならなかったら、本当に私たち、死んでも死に切れないです。悔しくてたまらないです。そして、日本はそんなに上を上・・・・、右上り、右上りって、目指していかなくっていいんじゃないかと思う。そして経済なんかドンドン上がらなくってもいいんじゃないかと思う。

美しい海があって、安心して作物を作れる大地があったら、それで暮していけるんじゃないかと思うんです。そういう方向で、皆で目指していくべきだってべきだった。べきだったし、これからも、べきだと思います。それなのにオリンピックなんか招致しちゃってね。これからも、経済が上がっていくことが素晴しいんだなんていうふうに、何か上の人たちは進めています。で、そのオリンピックのために、国の整備をして、これからも都会では電気がドンドン必要になって、っていう方向をね、目指してしまうんだとしたら、これからの7年間っていうのは本当に「失われた7年間」になると思う。もったいなくてしょうがないです。

国がどんな方向を目指そうと、「国民はそんなことを望んでないんだ」っていう、私たちは安心して暮せる、豊かな自然を子どもたちに残すんだっていうことをね、力を合わせて、スクラム組んでやっていくしかないって、思うんです。そうしていただかないと、本当に、私たち、悔しいです。悲しいです。はい。だから、上関が絶対に建てられないで済むように私たちも本当に遠くからですけれど、応援しています。

何かあったらすぐ来ます。何でも言います。これからも頑張ってください。有難うございました。