フクシマ・アクション・プロジェクト対県交渉


フクシマ・アクション・プロジェクト対県交渉 議事録

2016121916時~県庁

参加者:吉成宣子企画調整部文化スポーツ局生涯学習課課長、石田弘枝副課長

小池光一、小渕真理和田央子武藤類子、佐々木慶子、越智信一朗

吉成課長

 今年度は有識者会議を基にして、基本構想検討会議を始めています。お配りした資料の1ページ目をご覧ください。建設予定地の選定は、原発や中間貯蔵施設も見える場所で震災の記憶などの施設として適切ではということで決まりました。双葉町に産業交流センターが作られる予定で、復興記念公園も作られる予定です。アーカイブ施設には、原発災害を中心に記録を残す予定。復興記念公園は地震や津波を中心とした犠牲者への鎮魂と追悼のために。

 2ページ目について。展示部分を検討会議で話し合ってきました。それが3つの展示ポイントとなります。ここの会議では、原発事故が起きたところから始めるのではなく、原発災害の前にあった当たり前の日常や原発誘致で得たもの、失ったものを伝えてほしいという意見が出ていました。県民の思いとしては、大切な故郷を失わなければならなかったところはどういうところにあったのかなど、みんなに考えてほしいという声がありました。仮設住宅で家族がバラバラになったことなども伝わるようにという声もありました。

 3ページ目では、4つの視点、アーカイブでは福島独自の情報を展示する予定です。

 4ページ目は、意見をもらうための資料、イメージとして記載しています。多くの県民の方に参加してもらい、施設を支えてほしい。企画段階から加わってもらいたいということで、県民の方々から意見をもらいました。今年の820日にシンポジウムを三春町の環境創造センターで行い、150人ほど来場し、アンケートには88件ぐらいの回答がありました。広報をかなり行いました。

 67ページは、アンケート結果となります。

 第4回では、これらを踏まえて何をしていくか。場所が海に近く、この地域は津波の浸水もしている。ただ、その後には7mの防潮堤ができ、シュミレーションでは津波は来ないことになってる。検討会議は4回で検討を終えています。

佐々木慶子

企画の段階から県民参加型ということでとても期待しています。現状はどうでしょうか。

吉成課長

基本構想の検討の段階なので、その中で県民参加を謳いたいと思います。どういう組織づくりかはまだ。県民の皆さんの部屋が欲しいなど声が生まれて、施設設備が話し合われることになるかと思います。今回の構想会議で代表の方の声を伺っただけでなく、今後も県民のみなさんから意見を伺うような形を残していきたい。資料収集の一環としても。今後の予定としては、今年度中に基本構想を策定。次は実際の施設整備のための設計に移っていきます。ただ、予算のあてがまだついていないので、なかなか進められません。

和田央子

産業交流センターのイメージのような、アーカイブの方のイメージ図はないですか。

吉成課長

先入観をなくし、どのようにしたいのかというのを後々聞いていきたいと思っているのでイメージ図はつくっていません。そのためにも、予算が早く決まってほしいと考えています。

和田央子

予算の目標額はありますか。

吉成課長

ないです。

和田央子

県の予算ですか。

吉成課長

国に要望しています。

佐々木慶子

アーカイブセンターをオリンピックまでに作るということですか。

吉成課長

せっかくその時に多くの外国の方が来るので、オリンピックまでにと考えています。

武藤類子

県民は委員会に入っていますか。

吉成課長

県民は入っています。大熊町の商工会長や日本青年会議所の石田さん、小高ワーカーズベースの和田さん、会津の施設の谷津さん、学識者では福大の菊池さん、市岡さん。富岡で校長をされていた青木先生。

武藤類子

アーカイブ拠点に関する、県民への説明会はありますか。

吉成課長

市町村の会を来年111日に行いたい。これまでシンポジウムで意見を聞き、委員会、有識者会議でも聞いてきたので、今後ホームページに載せて聞いていきたいと思っています。やり方としては農業など幅広い被害がある。単なる地震と記録を展示している人と防災センターを見てきたが、そこよりも幅広いものを作っていきたい。

佐々木慶子

県民参加ということで女性も3名入っていますし、男女比はまぁまぁだと思います。ただ、私たちがこの人に思いを託せるという人が入っていない。どちらかというと体制側の組織ではない、福大の教授後藤忍さんなどを入れてほしい。後藤さんは先日の学習会でも公正なお話をしていただいた。世界で初めてチェルノブイリ事故とコミュタン福島の展示内容の比較を行った。私情も入れず、淡々と話していた。

吉成課長

予算がつけば2020年までに間に合わせたいとは思っている。今回つかなければ、来季からだと遅すぎる。

佐々木慶子

資料のページ1に「光と影」とありますが、ここの影がなかなか見えない。環境創造センターにフレコンバックや汚染水、廃棄物、処分方法などがきちんと書かれていない。光だけ見るのは危ない。影が見えると予防策も見えるし、影の部分も出してほしい。

武藤類子

展示内容についての意見は受け入れていかれると思うのですが、どのような形で集めるのでしょうか。

吉成課長

自由に寄せられるようにHPに準備したい。施設が開設されたあとも、県民の思いというコーナーも作りたいと考えています。県民の中には色々な思いがあると思うので、苦しんだ方々の思いも伝えていきたいと思っています。お母さんの思いも仕事上聞く機会があり、洗濯物を外に干すのかどうかが踏み絵みたいになるという話も聞いています。そのようなことも反映させたいと思います。資料室も設けるので、ぜひ活動の記録を出してください。

佐々木慶子

県に100回以上出しているので、持って来てもいいですか。

吉成課長

もちろん。そのような事実も集められたらと考えています。お金が集まったら寄せてくださいということを呼びかけたいと考えています。集めていきたい。

佐々木慶子

3.11の前から原安課の吉成課長にずっと要望書を渡してきた。3.11後に会った時に謝ってくれた。ぜひこれまでの要望書を受け取ってもらっていたい。

吉成課長

あらゆるものをいただきたいと思っている。双葉町の看板もうちの倉庫に入れられればと考えている。原発災害情報センターの「原発さえなければ」もいただき、展示できればと思っています。国の予算は年末までに出てくるので。

佐々木慶子

収録一覧なども作ってもらい、見せてくださいといえば見せてもらえるといい。

吉成課長

そのような形にしたいということも資料にも書いてあるので、ぜひ。

佐々木慶子

以前、2010年の年齢別の人口の数を県の担当者に聞いたら、うちではこれしか出せませんと言われた。しかし、他を辿ったらあった。

吉成課長

菊池先生は資料分類のプロなので、出せるように分類してくれる。そのようにできればと思っています。

小池

原発を作る時からの資料の公開をぜひ進めてほしい。予算が決まって、ガチガチに決まってしまうと意見が入れられないので、柔軟な素案ができた時にシンポジウムのような形で県民の意見を出せるときに行ってほしい。

吉成課長

作って終わりではないので、その後も続くと思っています。広島も今でも資料を取集している。

武藤類子

施設を作るにあたって参考にした施設は。

吉成課長

手分けして見て回った。平和祈念館、人と防災未来館。リアスアーク、中越。一日で安く行けるときには車で行っています。

武藤類子

チェルノブイリや水俣などにも行ってもらいたい。

吉成課長

ニューヨークのトリビュートセンターなど。英語を訳してもらって、見ている。ハイヒールとその物語。突然命を失わなければならなかったという展示がとても印象に残っている。。

武藤類子

今回の施設は原発から4㎞のところにある。修学旅行生なども来させるということはとても心配。対策はどのように考えていますか。どうやって逃げるのか。

吉成課長

検討会議の中でも言われました。防潮堤、盛り土、あとは1F。1Fの近くに作るということは、やはり事実を知ってもらうという意味があります。1Fに一日8000人の見学者も来ているので、併せてみてもらうということも考えています。原発立地の自治体の方もそちらに来るようなので、アーカイブセンターも原発事故が起こったらこのようになるということを来て学んでほしい。

武藤類子

ヨウ素剤は置く予定はありますか。

吉成課長

まだ予算も出ていないので、そこまでは。今後ご意見をもらいながら。パブコメではなく、ずっと意見を集めていきたい。