フクシマ・アクション・プロジェクト対県交渉


フクシマ・アクション・プロジェクト対県交渉 議事録

2016121916時~県庁

参加者:吉成宣子企画調整部文化スポーツ局生涯学習課課長、石田弘枝副課長

小池光一、小渕真理和田央子武藤類子、佐々木慶子、越智信一朗

吉成課長

 今年度は有識者会議を基にして、基本構想検討会議を始めています。お配りした資料の1ページ目をご覧ください。建設予定地の選定は、原発や中間貯蔵施設も見える場所で震災の記憶などの施設として適切ではということで決まりました。双葉町に産業交流センターが作られる予定で、復興記念公園も作られる予定です。アーカイブ施設には、原発災害を中心に記録を残す予定。復興記念公園は地震や津波を中心とした犠牲者への鎮魂と追悼のために。

 2ページ目について。展示部分を検討会議で話し合ってきました。それが3つの展示ポイントとなります。ここの会議では、原発事故が起きたところから始めるのではなく、原発災害の前にあった当たり前の日常や原発誘致で得たもの、失ったものを伝えてほしいという意見が出ていました。県民の思いとしては、大切な故郷を失わなければならなかったところはどういうところにあったのかなど、みんなに考えてほしいという声がありました。仮設住宅で家族がバラバラになったことなども伝わるようにという声もありました。

 3ページ目では、4つの視点、アーカイブでは福島独自の情報を展示する予定です。

 4ページ目は、意見をもらうための資料、イメージとして記載しています。多くの県民の方に参加してもらい、施設を支えてほしい。企画段階から加わってもらいたいということで、県民の方々から意見をもらいました。今年の820日にシンポジウムを三春町の環境創造センターで行い、150人ほど来場し、アンケートには88件ぐらいの回答がありました。広報をかなり行いました。

 67ページは、アンケート結果となります。

 第4回では、これらを踏まえて何をしていくか。場所が海に近く、この地域は津波の浸水もしている。ただ、その後には7mの防潮堤ができ、シュミレーションでは津波は来ないことになってる。検討会議は4回で検討を終えています。

佐々木慶子

企画の段階から県民参加型ということでとても期待しています。現状はどうでしょうか。

吉成課長

基本構想の検討の段階なので、その中で県民参加を謳いたいと思います。どういう組織づくりかはまだ。県民の皆さんの部屋が欲しいなど声が生まれて、施設設備が話し合われることになるかと思います。今回の構想会議で代表の方の声を伺っただけでなく、今後も県民のみなさんから意見を伺うような形を残していきたい。資料収集の一環としても。今後の予定としては、今年度中に基本構想を策定。次は実際の施設整備のための設計に移っていきます。ただ、予算のあてがまだついていないので、なかなか進められません。

和田央子

産業交流センターのイメージのような、アーカイブの方のイメージ図はないですか。

吉成課長

先入観をなくし、どのようにしたいのかというのを後々聞いていきたいと思っているのでイメージ図はつくっていません。そのためにも、予算が早く決まってほしいと考えています。

和田央子

予算の目標額はありますか。

吉成課長

ないです。

和田央子

県の予算ですか。

吉成課長

国に要望しています。

佐々木慶子

アーカイブセンターをオリンピックまでに作るということですか。

吉成課長

せっかくその時に多くの外国の方が来るので、オリンピックまでにと考えています。

武藤類子

県民は委員会に入っていますか。

吉成課長

県民は入っています。大熊町の商工会長や日本青年会議所の石田さん、小高ワーカーズベースの和田さん、会津の施設の谷津さん、学識者では福大の菊池さん、市岡さん。富岡で校長をされていた青木先生。

武藤類子

アーカイブ拠点に関する、県民への説明会はありますか。

吉成課長

市町村の会を来年111日に行いたい。これまでシンポジウムで意見を聞き、委員会、有識者会議でも聞いてきたので、今後ホームページに載せて聞いていきたいと思っています。やり方としては農業など幅広い被害がある。単なる地震と記録を展示している人と防災センターを見てきたが、そこよりも幅広いものを作っていきたい。

佐々木慶子

県民参加ということで女性も3名入っていますし、男女比はまぁまぁだと思います。ただ、私たちがこの人に思いを託せるという人が入っていない。どちらかというと体制側の組織ではない、福大の教授後藤忍さんなどを入れてほしい。後藤さんは先日の学習会でも公正なお話をしていただいた。世界で初めてチェルノブイリ事故とコミュタン福島の展示内容の比較を行った。私情も入れず、淡々と話していた。

吉成課長

予算がつけば2020年までに間に合わせたいとは思っている。今回つかなければ、来季からだと遅すぎる。

佐々木慶子

資料のページ1に「光と影」とありますが、ここの影がなかなか見えない。環境創造センターにフレコンバックや汚染水、廃棄物、処分方法などがきちんと書かれていない。光だけ見るのは危ない。影が見えると予防策も見えるし、影の部分も出してほしい。

武藤類子

展示内容についての意見は受け入れていかれると思うのですが、どのような形で集めるのでしょうか。

吉成課長

自由に寄せられるようにHPに準備したい。施設が開設されたあとも、県民の思いというコーナーも作りたいと考えています。県民の中には色々な思いがあると思うので、苦しんだ方々の思いも伝えていきたいと思っています。お母さんの思いも仕事上聞く機会があり、洗濯物を外に干すのかどうかが踏み絵みたいになるという話も聞いています。そのようなことも反映させたいと思います。資料室も設けるので、ぜひ活動の記録を出してください。

佐々木慶子

県に100回以上出しているので、持って来てもいいですか。

吉成課長

もちろん。そのような事実も集められたらと考えています。お金が集まったら寄せてくださいということを呼びかけたいと考えています。集めていきたい。

佐々木慶子

3.11の前から原安課の吉成課長にずっと要望書を渡してきた。3.11後に会った時に謝ってくれた。ぜひこれまでの要望書を受け取ってもらっていたい。

吉成課長

あらゆるものをいただきたいと思っている。双葉町の看板もうちの倉庫に入れられればと考えている。原発災害情報センターの「原発さえなければ」もいただき、展示できればと思っています。国の予算は年末までに出てくるので。

佐々木慶子

収録一覧なども作ってもらい、見せてくださいといえば見せてもらえるといい。

吉成課長

そのような形にしたいということも資料にも書いてあるので、ぜひ。

佐々木慶子

以前、2010年の年齢別の人口の数を県の担当者に聞いたら、うちではこれしか出せませんと言われた。しかし、他を辿ったらあった。

吉成課長

菊池先生は資料分類のプロなので、出せるように分類してくれる。そのようにできればと思っています。

小池

原発を作る時からの資料の公開をぜひ進めてほしい。予算が決まって、ガチガチに決まってしまうと意見が入れられないので、柔軟な素案ができた時にシンポジウムのような形で県民の意見を出せるときに行ってほしい。

吉成課長

作って終わりではないので、その後も続くと思っています。広島も今でも資料を取集している。

武藤類子

施設を作るにあたって参考にした施設は。

吉成課長

手分けして見て回った。平和祈念館、人と防災未来館。リアスアーク、中越。一日で安く行けるときには車で行っています。

武藤類子

チェルノブイリや水俣などにも行ってもらいたい。

吉成課長

ニューヨークのトリビュートセンターなど。英語を訳してもらって、見ている。ハイヒールとその物語。突然命を失わなければならなかったという展示がとても印象に残っている。。

武藤類子

今回の施設は原発から4㎞のところにある。修学旅行生なども来させるということはとても心配。対策はどのように考えていますか。どうやって逃げるのか。

吉成課長

検討会議の中でも言われました。防潮堤、盛り土、あとは1F。1Fの近くに作るということは、やはり事実を知ってもらうという意味があります。1Fに一日8000人の見学者も来ているので、併せてみてもらうということも考えています。原発立地の自治体の方もそちらに来るようなので、アーカイブセンターも原発事故が起こったらこのようになるということを来て学んでほしい。

武藤類子

ヨウ素剤は置く予定はありますか。

吉成課長

まだ予算も出ていないので、そこまでは。今後ご意見をもらいながら。パブコメではなく、ずっと意見を集めていきたい。

コミュタン福島展示内容における改善点要望書


フクシマアクションプロジェクトは11月22日、福島県環境共生課に以下の要望書を提出しました。

 

コミュタン福島展示内容における改善点要望書

201611

福島県知事 内堀雅雄 様

環境共生課課長 遠藤洋 様

フクシマ・アクション・プロジェクト

共同代表 小渕真理/武藤類子/佐々木慶子

【総論】

(1)福島県民の暮らしが3.11福島原発事故後どのように変わったのか。避難や賠償、健康問題も含め、それらの苦悩の実態を展示内容に反映してほしい。

(2)福島県内で日々増えている除染ゴミは県民の生活する空間と直結している。展示内容の中に除染ゴミがなぜ生まれるのか、それに対してどのように対策を行い、将来どのようにしていくのかということを入れてほしい。

(3)汚染水についても県内の漁業に携わる人々や生態系にも影響を及ぼしていることから、汚染水についての説明、対策なども展示内容に入れてほしい。

【各論】

1.20123月時点の概念の明示を

福島県知事が20123月に発表した「福島の未来への宣言」は、3.11後に福島県が目指すべき基本的な理念、原発事故から年月が経過しても色あせない考えが明示されたと考えています。ぜひこの宣言を玄関ホールを入ってすぐ右にかかっている「福島の未来への宣言」の個所に掲げてほしい。

2.被災者の生活‐苦悩の実態の提示を

・福島県の生活の暮らしが3.11を機に劇的に変わったことを明記してほしい。例えば、健康調査が始まったこと、モニタリングポストが県内全域に設置されたことなど、福島県だけが語るべきこと展示してほしい。

県民の生業や生活の場奪われた苦悩の実態の描写も記載してほしい

3.厳しい現実を示すデータの提示を

・安定ヨウ素の説明も展示してほしい。

201110月に知事が米の安全宣言を行った後汚染米が見つかったということなど、県として教訓を掲載してほしい。

・「農林水産物のモニタリング」の展示では、2015年以降の検査では汚染率は0%と表記しているが、過去には基準値を超えるお米が出ていることから、2015以前の状況もきちんと明記してほしい。

・「住宅除染進捗率」の展示では、色々な理由を背景として除染を断った人はカウントされていないと思われるので、そのような事実も明記してほしい

・「避難者数」の展示に記載されている避難者数には住民票を移した人カウントされているのか、そのような事実も明記してほしい。

・ホットスポットを明示する展示も行ってほしい

・低線量被曝の危険性について説明する展示も行ってほしい「しきい値」がないことも明示してほしい。

・「探るラボ」のクイズでは、 人工放射線が体内にダメージがあるかどうかという質問の答えが×だった。このようなクイズはきちんと読まないと放射線は人体に影響はないのだと子供たちは誤解してしまう。このような恣意的だと疑われるようなクイズは直して欲しい。

4.廃棄物と環境問題のつながりの提示を

除染ゴミ対策フレコンパックの野積み状態や減容化と称してのごみ焼却処分による有害物質の空中拡散などにより、福島県内の環境を汚染するという新たな問題を引き起こしている。そのため、福島県内(一般家庭も含め)で大量の除染ゴミが生まれている事実とそれらのゴミに対する対応について(県内に設置された仮設焼却炉を含め)明記してほしい。

5.展示方法の改善を

・球形シアターの画面がボケており、色も不鮮明なので、改善してほしいまた、カメラワークの基本を全く無視した撮影方法と撮影場所の選定を考え直してほしい。

・言語対応は見出しを英語にしているレベルだったので、その中身の説明にも英語を加えてほしい

・館内のアテンダントでは英語対応を可能にしてほしい。

以上

フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


対県交渉 議事録

201691511時~福島県庁舎

出席者:福島県生活環境部環境共生課 遠藤洋、三浦俊二

小渕真理、小池光一、後藤忍、佐々木慶子、人見やよい、武藤類子、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

県環境創造センターが開設されたので、これまでの意見交換がどう生かされているのかを確認したい。また今後も県と建設的な意見交換を行いたいと考えています。731日に事前見学をさせていただいて、その日の午後に遠藤課長と話をさせていただきました。今回も交流棟の展示内容について意見交換したい。整備推進室がなくなったということですが、今後環境共生課と新たに話し合いを続けていきたいと思いますが、よかったでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

あちらはあちらの分野、こちらはこちらの分野があると思いますが、こちらを通じて、あちらに何かあったら伝えてほしいけれど、よいでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

県内外、国外の方も見ることができるようにと思うのですが、今日見てきた川崎さんから気づいた点をお願いします。

川崎哲

印象として、この問題について以前からお話させていただいた内容が反映されていると思いました。基本的にお伝えしてきたのは、今の放射線の状況について過度に楽観的になり過ぎず、危険なこと、事故などの悲惨なことはそのまま伝えるべきということは反映されていると思いました。展示内容もアップデートできるようになっていたので良かったと思いました。多言語対応は見出しを英語にしているレベルでしたので、その中身を英語にすることが今後できないかと思いました。

佐々木慶子

アテンダントで英語ができる人はいますか?

三浦俊二

いません。実際に外国の方が多く来てからの判断になるかと思います。コスト的なこともあるので。情報としては最新の情報を組み込む形で行っていくつもりです。

佐々木慶子

原発労働者数も出ていたので良かったです。後藤さんはいかがでしたか?

後藤忍

反映させていただいた内容があり、よかったと思います。質問、確認なのですが、早見表の立体表示が原案にありましたが、なくなったのは何故でしょうか。早見表などはどこにあるのでしょうか。

三浦俊二

元々は面積で大きさを表現しようということで原案で作ってありましたが、見た人が分かりにくいのではという意見があり、情報として何mSvとして分かりやすいように変更しました。

後藤忍

放射線管理区域の例えや死亡するレベルなどの表示もなかったが。

三浦俊二

なかったですか。

後藤忍

4回の検討会の場ではまだ原案のままでしたが、どこで変わる判断があったのでしょうか?

三浦俊二

調べないとわかりません。

後藤忍

誤解を招くようなクイズがありました。人工放射線が体内にダメージがあるかどうかという質問の答えが×だった。このようなものはちゃんと読まないと影響ないんだと子供たちは思ってしまう。監修は誰が行っているのでしょうか?

三浦俊二

専門家、アドバイザーの方です。

後藤忍

3点目、原発事故後、年表で一年分は固定されていますよね。その中に安定ヨウ素の話や12月に知事がお米の安全宣言を行った後に汚染米が見つかったということなど、県として教訓とすべき点が抜け落ちている。県の教訓として掲載は考えていないのでしょうか?

三浦俊二

うちの施設は事実をきちんと伝えるということを考えています。都合のよい原子力安全神話を作るのではなく、展示すべてに事実を並べていく。放射線についても表に出されているデータをいいとこだけ取るのではなく、文科省の教材に載っているものを使っています。原子力に依存しないように。原発事故のヨウ素剤の話や教訓らしいものは載せていません。事実を乗せる、原子力に依存しないような。

佐々木慶子

どの部分の事実をということになるのかと思う。その点が違うので私たちも伝えるので、今後検討していってほしいと思います。

後藤忍

固定されたものも変更などしてもらえるのでしょうか。例えばシールなど張るのはどうか?

三浦俊二

シールなどはなかなか難しいと思います。委員の中でも検討していくかと思います。情報だけ戴き、参考にさせていただく形で。

後藤忍

来場者アンケートはあるのでしょうか?

三浦俊二

91日からアンケート箱を用意しています。

川崎哲

今後に向けて改訂する際、大きく抜けているのは除染についての情報だと思います。除染ゴミの影響は環境に対しても問題があると思います。フレコンバックの山があるのが現状だと思いますが、それをどう安定させて処分していくのかという課題について多少出ていたとは思いますが、印象として薄かった。環境のブースでもごみ問題として出てきていなかった。

三浦俊二

除染の情報を見る画面があるので、そういうところにというのもあるかもしれない。更新の機会に仮置き場の管理や市町村が地下水の検査を行っているなど、できるかなとは思います。今やっていることを展示して、住民の方に安心していただければ。

武藤類子

家のそばに置いてある家庭内の除染ゴミをそこに置かざる得ない状況を紹介してほしい。ゴミの分別に放射線ゴミが出てきていないので、それも含めて。

三浦俊二

仮置き場がないので現場保管をしているところが郡山、福島などで多いです。放射線ラボのところで伝えるべきか。どれぐらい情報が入っているのかを確認し、検討したい。私たちの出すゴミについては市町村のルールに沿ったゲームになっているので、除染廃棄物を入れるのは適当ではないのでは。国がやっていることなので、我々がやっていることではない。除染や放射線ではなく低炭素社会などに、我々の出すゴミとして展示している。今の仮置き場の状況について、足りないようだったら見てみて情報を追加するなり、展示として更新するのは数年後になるかと思いますが、私も確認してみます。

佐々木慶子

フレコンバックのある所に帰還しないといけない現実があり、見通しも立っていない。原子力規制委員会委員長は、先日国は当てにならないから市町村で積極的に管理していく方がいいのではないかと言っていた。

遠藤洋

環境汚染などはまだ出ていないので。当初のフレコンバックは問題があったので取り換えています。今のものは強化されている。

三浦俊二

破れているのはブルーシートや遮蔽土嚢です。外から見て破れているのは遮蔽土嚢。心配しなくても。フレコンバックが破れていることは聞いたことがありません。

武藤類子

川内でも出ています。フレコンバックから土が出て草も生えていました。

三浦俊二

それは国直轄ですかね。

佐々木慶子

文字も消えているし、発酵するものが入っているので。

遠藤洋

課題について研究しているので、対策を立てていくように。

佐々木慶子

そのような現実を見せていただきたかった。

三浦俊二

土壌が出ていたというのは、昨年の除染については破れている事例はなかった。

佐々木慶子

これからもよりよい関係を作り続けていきたい。

小渕真理

展示物はトータルメディアの提案が精査されたことになったのですか?

遠藤洋

内容は適切かどうか直して、正確な情報を、専門家の先生の意見を聞きました。

小渕真理

学芸員のような専門家を置くようにしますか?放射線についての。

遠藤洋

運営の仕方を検討しました。今のところ県直営でやる形で決めています。ノウハウはこれまで世界でもないので、県の職員が直接作るというところまで努力をしてきた。外部の事業者も育ってくれば外部という話もあると思うが、今は県が直営でやっていきたいと考えています。県の職員で研究している人もいるので、それで運営していきたい。

小渕真理

専門的な知識を持っていないと、こんなレベルだと言われかねない。

小池光一

映像はどこが作っていますか?

遠藤洋

プラネタリウムでかなりのシェアをとっている五藤光学研究所です。

小池光一

映像がボケているのでもう少し改善してほしい。アドバイザーは誰ですか?

三浦俊二

放射線については長崎大学の高村先生、クイズも高村先生。

遠藤洋

県内の現役の先生やJAの方にも見てもらっています。

小池光一

高村さんの話は違うなぁという考え方がこれまで散見されたので、複数の人が監修した方が良いと思います。

遠藤洋

小学校の先生もいらっしゃります。

三浦俊二

高村先生、JAEA石田特任参与、教育委員会の学校の校長先生、福大の渡邊明先生、いわき明星大の先生、消費者団体の方とか。

小池光一

やはりある程度色々な視点で。

遠藤洋

標準的な数字があり。

人見やよい

3回行きました。非常に面白いなと思いました。あれを見終わった後、広島の資料館に行ったので、広島の資料館を見た後の気持ちになるようになればよいなと思った。しかし、もう原発じゃないんだとということにはならず、楽しかったというのは問題だと思いました。子どもたちにつらい現実を見せても楽しんでもらえない、興味を持ってもらえないかもしれないが、厳しい現実を要所要所に入れてもらいたかった。

遠藤洋

すぐ入ったところには色々辛い情報がある。環境創造センターということで、正確な情報を見てもらいたいということで、今後のアーカイブセンターなどにも生かしていきたい。

人見やよい

福島県の生活の暮らしが変わったこと、健康調査が始まったこと、除染ゴミがある、モニタリングポストがある、福島県だけが語るべきことが展示されていなかった。県民宣言が最初の知事のものではなく、新しいものになっていた。

遠藤洋

内部で検討したのですが、新しいものをということになりました。

佐々木慶子

最初の12311日のはぜひ掲載してください。スペースがあるのは確認しました。

武藤類子

アーカイブセンターはどのようになっているのでしょうか?

遠藤洋

大熊双葉に公園をつくるということで、これがすべての震災、原発の事故を展示するそうです。アーカイブは生涯学習課が担当します。アーカイブの展示内容の検討は、基本構想は終わっており、予算の話も出ているはずです。

諦めずに、少しずつでも声を掛けるということ


小渕真理

フクシマアクションプロジェクト第3回総会での、共同代表挨拶より

3_sokai_1皆さん、改めまして今日は。今日、フクシマアクションプロジェクトの総会に参加された、皆さん、ご苦労さまでした。たいへん、色んなご意見もいただきましたし、 また心を新に、1年の活動を進めてまいりたいと思っています。本当にありがとうございます。これから、記念イベントに移る前に、一言だけ、述べさせれいただきます。

原発事故から39ヵ月が過ぎようとしています。私も含め、多くの県民はこの現実と実情を理解できるようになっています。しかし、人は考えが変ります。それぞれの立場で主義主張も変えられていきます。私はこの間、本当に人間不信に陥りました。でも;もうこれ以上、バラバラになりたくありません。それぞれの立場や考え方を理解し、尊重しながら、できるだけ、手を繋いでいきたいと思っています。

そのために私たちも変らなければならないと思っています。原発事故で人生を変えられた私たち。でも、さらに生き方を変えていく必要があると私は思っています。皆さんお一人お一人が考えてみていただきたいと思っています。

福島原発事故を受けて、アメリカや韓国、台湾などでは、反原発の市民運動がたいへん活発です。若い人もたくさん参加しています。まあ、それに比べて福島県の実情はどうでしょうか。色んな集会があります。県外からも応援がたくさん来ます。だけれども、だいぶ金太郎飴状態で、いつも同じ方たちの集いになっているのが実情だと思っています。

チェルノブイリや福島から学ぶことは大事です。でも、その仲間を増やしていかなければならないですよね。そのためにはやはり、色々な場所で、様々な市民に声を掛け続けていくことしかないのではないかと思います。諦めずに、少しずつでも良いので、声を掛けるということ、声を挙げるということが、一番だと思います。

そのことを実行することは大変なんですけれども、皆さんと本当に励ましあいながら、行動に移していきたいと思います。

フクシマ・アクション・プロジェクト_対県交渉_議事録


2013年11月21日14時~15時

場所: 福島県庁西庁舎

出席者:
福島県:
生活環境部 水・大気環境課 環境創造センター整備推進室 副課長兼主任主査 橘潔
___________________________主任主査(整備推進担当) 三浦俊二
フクシマアクションプロジェクト:
小渕真理、佐々木慶子、川崎哲、越智信一朗

橘潔
最初に公開質問状に記載している文章で、事実と異なる2点があるのでご説明します。今回はIAEAが建てるのではなく、県が建てる建物。IAEAとの関係は郡山での国際会議で交わされた覚書、前回お配りした資料に書いてある通りです。

橘潔
覚書について推進室が窓口になって進めます。実際には県の担当課が個別にIAEAとやっている。医大のものは医大がやっている。今回の回答は推進室が行っている担当のみをやっているので、回答は今回のように限られる。このセンターは福島県のために作る施設なので、JAEAやIAEAの知見を借りてやっていくつもり。個々のJAEAやIAEAとは県との立ち位置は違うことはあるだろうが、そのような専門的な知識を持っているので一緒にやっていくということ。

橘潔
まず、(フクシマ・アクション・プロジェクトからの質問書への)最初の回答について。IAEAとは2回ほどやったが、加盟国とのやりとりを2回ほど個々でやろうと考えている。自治会館にいる人がこちらに移ってくるのみ。査察などをやるというものではない。研究棟にはいないし、研究もしない。調査目的でここからどこかに行くことはない。調査研究が目的ではない。2番目の回答について。洗脳するんじゃないかということが出てきていたと思いますが、交流等は現在設計をしている最中です。どんなことをやるのかということは、交流棟では、情報発信機能、教育機能を持つ。コンセプトは対話と共存の場を作ること。運営に関する事業計画について、子供たちには学校の放射線に関する教育の最終的なもの。仕上げの場として作っていきたいと思っている。学校で勉強したものを、こちらで確認するなど。霧箱などの利用。除染講習会など、市民の方へも向けたものもやっていきたい。ここに学会や海外の人を呼ぶなど、交流棟を作っていく予定。展示についてはまだ決まっていないが、福島の現状、放射線やPM2.5など。放射線の可視化など。国立博物館などとも協力したい。交渉段階だが。

佐々木慶子
子供に対するスライドなどやるが、最終的にどのようなイメージを持っているのか。放射能は大丈夫だというものか、危ないよというもの、どちらなのか。出口の子供たちの見たあとの印象はどのようなものを考えているのか。

橘潔
放射線の学問がどのようなものか教える。学校では指導要領には量が少ない、先生もよく分からない中、協力できることは協力できるようにしていきたい。放射能はこのようなものだと理解していもらうこと。

佐々木慶子
体内被曝などもあり危険なものだよというものか、自然界にもある、人間も何億年も住んでいるから大丈夫というものなのか。可視化といわれたが、1mSvというのはどの程度降るのかという、20mSvの可視化などはどしどし降ってきている。このような可視化もお願いしたい。

橘潔
うちの方で提案するものもありますが、学校では特別参観なども行っているが、可視化も学校で足りない部分を補うこと。

佐々木慶子
美しいイメージではなく、危険性を教えてほしい。

川崎哲
誰が内容を作るのか。

橘潔
展示は展示会社。展示会社のものに専門家を入れていくことも可能。佐々木さんがいう話と、原発の爆発を思い出したくないという話が混ざり合っていくという思いもある。そのようなことは議論になっている。危険性をどのように出すか。恐ろしくなってまた思い出したくない人もいるだろうから、そこを悩んでいる。発注の前の段階で今(環境創造センター整備推進)室内で話し合っている。

佐々木慶子
全部入れるということですよね。やっていただきたい。

橘潔
はい。

佐々木慶子
事故前は安全神話、事故後は収まっていない。野に放たれたものの危険性を重点的に知らせるべき。きれいごとにやるものなら、やらないでほしい。

小渕真理
私はアウシュビッツ平和博物館をやっています。5~6年生には映像を見てもらったりしています。原発災害情報センターに見に来た山形の若い女性は、展示物を見て怖くなったといっていた。難しいところだと思う。

佐々木慶子
見ても危なくないんだねという子供になると、子供に実害が起こる可能性がある。現実を与えた方がいい。原発は誰も逃れられないので。

橘潔
人権教育といったら大げさだが、広島、長崎の人がある意味先達として、福島の人たちが負けないように生きていくことができるようにしたい。

川崎哲
事故後を振り返ってみると、これまでの放射線教育、パビリオンで行われていたのは、そんなに怖くないというものを教えていた。原子力中心の側からの展示となっていた。専門家の見方も含めて、やっていったほうがよいのでは。JAEAは原子力を推進してきたということもあり、どのような専門家が展示内容を考えるのかということ。独立した研究者なども入れるべきでは。3.11後、放射線に関する教育は大きく変わっていない。広島と長崎と付き合いがあるが、その後の影響を調べた側が米軍側の調査委員会だった。研究の方向性は原爆の被害が小さかったという方向性で行っていた。今回は県が初めて公的に作るので、これまでのようにしていく推進側と同じようなものにならないような注意が必要。

橘潔
原子力資料館など、放射線は安心といっているが、福島県とは違うという。県としては脱原発が決まっているので、出口はいろいろ検討している。

佐々木慶子
展示に関して、誰に言えばいいのか。完成する前に私たちに示してほしい。完成してからだと変えるのは難しい。そのような機会をぜひ作ってください。

小渕真理
どこの会社がやっているの?

橘潔
展示はトータルメディア、設計はくめ設計が行っている。

川崎哲
業者任せ出なく、公開アピールしてほしい。

佐々木慶子
もっと現実の厳しさを教えてほしい。

佐々木慶子
ノートなどがあるでしょ。

橘潔
副読本、資料のサンプルができたら教えます。環境ノート。

川崎哲
海外の方も見れるようにしてほしい。

佐々木慶子
医大とIAEAの会議があると聞いているが。

橘潔
医大とIAEAの一端でやるとのこと。

佐々木慶子
英文があるが日本語がない。公開されていない。そこをきちっとしてほしい。

橘潔
うちにも案内は来なかった。医大がかかわっている。

佐々木慶子
総括的にIAEAのことをつかめるのか。

橘潔
地方の県とIAEAは同等とは思われていない。

佐々木慶子
どのようにしたらIAEAの動きをつかめるのか。

橘潔
難しい。普段は外務省などとのやりとりが行われている。

佐々木慶子
今、何をやっているのか。

橘潔
全容は分からない。

三浦俊二
外務省しか分からない。(福島県の)担当課には連絡は来るかもしれない。

佐々木慶子
外務省に直接問い合わせる必要は。県民がやってできたことを県はやってください。手を尽くして礼を尽くせばやってくれる。

佐々木慶子

子どもたちにどのような教育を行うのか。展示については県がやっているので、事前に見せてほしい。ボトムアップでやっていく働きをしてほしい。

三浦俊二
推進ではなく、IAEAの知恵をもらうだけ。県がいいもののみをとっていく。

橘潔
(IAEAの知見が)ヨーロッパ中心のものなので、すべてこちらでOKというわけではない。

佐々木慶子
意見を言わないと。海外の人は意見を行く。県にはそれが見られない。

結成集会での共同代表挨拶


小渕真理

皆さん今日はアウシュヴィッツ平和博物館の小渕と申します。今日は本当に皆さん、このアクションを本当に急に立ち上げできたので、なかなか広報になりませんで、その中でこんなにいっぱい、本当に有難うございます。

私 たちのアウシュヴィッツ平和博物館の施設を立ち上げた青木進々さんという方がいらしたんですけれども、常に「少数意見に対する知性と勇気、」とよく言って いました。色紙にもしばしばその言葉を書いて遺されたんですけれども、それと、ネスコを代表する思想家、パオロ・フレイレっていう方もいらっしゃるんです けれども、その方は「少数者こそ多数者である」と定義しています。

何故少数者が多数者になるかと言いますと、例えば被害を受ける者は様々な 被害を蒙り、それぞれがバラバラでは少数なんですけれども、被害という点では共通な多数者になったんです。今、私たちの間ではそれぞれの立場や境遇から 様々な意見が出されていますが、被害を受けている、少なくともその脅威に曝されているというところでは共通しています。ですからこの共通点で手と手を結び あい、多数者の意見として被害や不合理を訴え、状況を改善していきたいと思っています。

フクシマ・アクション・プロジェクトに集まった方々は、既に原発事故以来、個人だったり団体だったり、様々な組織やスタッフをしていると思います。

12 月に開かれる「原子力安全に関する福島閣僚会議」に向けて、さらにネットワークを強めていかなければならないでしょう。IAEAと国を相手に、しなやか に、したたかに、粘り強く闘っていきたいと考えています。その爲には知恵も勇気も必要です。語り合って知恵を出し合い、励まし合って勇気を出し合っていき ましょう。今日の結成総会はそのさらなる一歩となることを皆さんと確認し合いたいと思っています。

最後に、ナチスの台頭を振り返ってマルチン・ニーメラー牧師が書いたとされる文章をご紹介します。

「共 産党が弾圧された。私は共産党員ではないので黙っていた。社会党が弾圧された。私は社会党員ではないので黙っていた。組合が、学校が、新聞が、ユダヤ人 等々が攻撃された。私は不安だったが、関係ないので黙っていた。教会が弾圧された。私は牧師なので立ち上った。その時はもう遅かった。」

皆さんとご一緒に力を合わせていきましょう。今日はどうも有難うございました。

(2012年11月24日コラッセ福島にて)

原発いらない福島県民大集会・集会宣言


原発いらない福島県民大集会(2012年3月11日郡山市開成山公園野球場)で小渕真理さんによって読み上げられた集会宣言

あの、忘れられない3月11日から、1年が経ちました。大地震と津波により命を失なった2万人近い人々に鎮魂の祈りを捧げます。

私たちの福島県では、心の癒しを時の流れに委ねることすら許されない状態が今、なお続いています。原発事故がどんな災厄をもたらすのか、私たちは身をもって体験しています。一年たった今も、15万人もの人が、県内外に避難しています。6万人を超える県民、中でも、2万人近い子どもたちが県外に転出しています。

9つの地方自治体が役場の移転を余儀なくされ、その存続すら危ぶまれている町があります。放射能の脅威は農林漁業は言うに及ばず、部品加工や観光業までも襲いました。汚染地域から避難した人々の多くは、狭い仮設住宅での生活を強いられ、何時、帰れるとも知れない不安な日々を送っています。

今、何よりも必要なのが、放射能の除去です。仕事の確保と食の安全、健康被害の防止です。特に、子どもたちの将来にわたる健康の保障です。さらに剥ぎ取った土や瓦礫を数十年にわたって県内に停めておき、県民はこの放射能まみれの汚染物と隣りあわせに生きることを強いられているのです。

私たちの苦労は、このような社会的経済的な被害ばかりではありません。それよりもっと耐え難いのは、被害者どうしでありながら、住民の間で生まれている様々な分断と対立です。放射能という見えない脅威の前で、子どもを友達から引き離して自主避難する家族の苦悩、福島に滞って暮す家族の心理的ストレス、避難する人としない人との間、あるいは家族の中にすら、日々、埋め難い溝が生まれています。健康への不安、福島県の子どもたちへの差別への不安も募ります。

1万6千人の参加者の前で集会宣言案を読み上げる、呼び掛け人の小渕さん

1万6千人の参加者の前で集会宣言案を読み上げる、呼び掛け人の小渕さん

今回の事故への責任をもっとも多く担うべきは、言うまでもなく東京電力と国です。大地震と津波の危険性を警告する声がありながら、東京電力は、必要な対策を取ろうとしませんでした。一方、電力会社とい*一体となって原子力発電を国策として推進してきた国は、安全規制の機能を発揮することのできない無能ぶりを曝け出しました。

除染や収束宣言という言葉で、事故の被害が既に過去のものになったかのように扱われるのは、福島県民にとっては、何よりも耐え難いことです。事故の真の収束と被害の賠償、そして地域の復興に全力を挙げることです。ところが、事故原因の解明さえまだ途中であるにもかかわらず、国は電力不足の不安を煽り、停止中の原発の再稼動を図っています。

福島県では、議会も県知事も県内すべての原発を廃炉にすることを求めています。これは県民の気持を代弁するものであり、政府ならびに東京電力は直ちに公式にこれを受け入れるべきです。そして私たちは原子力施設を抱える全国の地域住民と地方自治体に呼び掛けます。チェルノブイリを教訓にできなかった日本人が、自国の大惨事をも教訓にできないとしたら、それこそ国民的悲劇と言わなければなりません。

「原発いらない!」–これは自ら被爆者となった福島県の悲痛な叫びです。私たちは今、全国民に、そして世界に向けて宣言します。また、どこかで原発事故が起これば、極めて広範囲に取り返しのつかない被害を及ぼし、人々や地域の未来を奪ってしまうことになります。

私たちは、すべての心ある人々に呼び掛けます。福島の犠牲を断じて無駄にしないために、現状を直視し、共に怒りを籠めて「原発いらない!」の声を大きく上げていきましょう!

2012年3月11日
原発いらない福島県民大集会