フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


対県交渉 議事録

201691511時~福島県庁舎

出席者:福島県生活環境部環境共生課 遠藤洋、三浦俊二

小渕真理、小池光一、後藤忍、佐々木慶子、人見やよい、武藤類子、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

県環境創造センターが開設されたので、これまでの意見交換がどう生かされているのかを確認したい。また今後も県と建設的な意見交換を行いたいと考えています。731日に事前見学をさせていただいて、その日の午後に遠藤課長と話をさせていただきました。今回も交流棟の展示内容について意見交換したい。整備推進室がなくなったということですが、今後環境共生課と新たに話し合いを続けていきたいと思いますが、よかったでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

あちらはあちらの分野、こちらはこちらの分野があると思いますが、こちらを通じて、あちらに何かあったら伝えてほしいけれど、よいでしょうか。

三浦俊二

はい。

佐々木慶子

県内外、国外の方も見ることができるようにと思うのですが、今日見てきた川崎さんから気づいた点をお願いします。

川崎哲

印象として、この問題について以前からお話させていただいた内容が反映されていると思いました。基本的にお伝えしてきたのは、今の放射線の状況について過度に楽観的になり過ぎず、危険なこと、事故などの悲惨なことはそのまま伝えるべきということは反映されていると思いました。展示内容もアップデートできるようになっていたので良かったと思いました。多言語対応は見出しを英語にしているレベルでしたので、その中身を英語にすることが今後できないかと思いました。

佐々木慶子

アテンダントで英語ができる人はいますか?

三浦俊二

いません。実際に外国の方が多く来てからの判断になるかと思います。コスト的なこともあるので。情報としては最新の情報を組み込む形で行っていくつもりです。

佐々木慶子

原発労働者数も出ていたので良かったです。後藤さんはいかがでしたか?

後藤忍

反映させていただいた内容があり、よかったと思います。質問、確認なのですが、早見表の立体表示が原案にありましたが、なくなったのは何故でしょうか。早見表などはどこにあるのでしょうか。

三浦俊二

元々は面積で大きさを表現しようということで原案で作ってありましたが、見た人が分かりにくいのではという意見があり、情報として何mSvとして分かりやすいように変更しました。

後藤忍

放射線管理区域の例えや死亡するレベルなどの表示もなかったが。

三浦俊二

なかったですか。

後藤忍

4回の検討会の場ではまだ原案のままでしたが、どこで変わる判断があったのでしょうか?

三浦俊二

調べないとわかりません。

後藤忍

誤解を招くようなクイズがありました。人工放射線が体内にダメージがあるかどうかという質問の答えが×だった。このようなものはちゃんと読まないと影響ないんだと子供たちは思ってしまう。監修は誰が行っているのでしょうか?

三浦俊二

専門家、アドバイザーの方です。

後藤忍

3点目、原発事故後、年表で一年分は固定されていますよね。その中に安定ヨウ素の話や12月に知事がお米の安全宣言を行った後に汚染米が見つかったということなど、県として教訓とすべき点が抜け落ちている。県の教訓として掲載は考えていないのでしょうか?

三浦俊二

うちの施設は事実をきちんと伝えるということを考えています。都合のよい原子力安全神話を作るのではなく、展示すべてに事実を並べていく。放射線についても表に出されているデータをいいとこだけ取るのではなく、文科省の教材に載っているものを使っています。原子力に依存しないように。原発事故のヨウ素剤の話や教訓らしいものは載せていません。事実を乗せる、原子力に依存しないような。

佐々木慶子

どの部分の事実をということになるのかと思う。その点が違うので私たちも伝えるので、今後検討していってほしいと思います。

後藤忍

固定されたものも変更などしてもらえるのでしょうか。例えばシールなど張るのはどうか?

三浦俊二

シールなどはなかなか難しいと思います。委員の中でも検討していくかと思います。情報だけ戴き、参考にさせていただく形で。

後藤忍

来場者アンケートはあるのでしょうか?

三浦俊二

91日からアンケート箱を用意しています。

川崎哲

今後に向けて改訂する際、大きく抜けているのは除染についての情報だと思います。除染ゴミの影響は環境に対しても問題があると思います。フレコンバックの山があるのが現状だと思いますが、それをどう安定させて処分していくのかという課題について多少出ていたとは思いますが、印象として薄かった。環境のブースでもごみ問題として出てきていなかった。

三浦俊二

除染の情報を見る画面があるので、そういうところにというのもあるかもしれない。更新の機会に仮置き場の管理や市町村が地下水の検査を行っているなど、できるかなとは思います。今やっていることを展示して、住民の方に安心していただければ。

武藤類子

家のそばに置いてある家庭内の除染ゴミをそこに置かざる得ない状況を紹介してほしい。ゴミの分別に放射線ゴミが出てきていないので、それも含めて。

三浦俊二

仮置き場がないので現場保管をしているところが郡山、福島などで多いです。放射線ラボのところで伝えるべきか。どれぐらい情報が入っているのかを確認し、検討したい。私たちの出すゴミについては市町村のルールに沿ったゲームになっているので、除染廃棄物を入れるのは適当ではないのでは。国がやっていることなので、我々がやっていることではない。除染や放射線ではなく低炭素社会などに、我々の出すゴミとして展示している。今の仮置き場の状況について、足りないようだったら見てみて情報を追加するなり、展示として更新するのは数年後になるかと思いますが、私も確認してみます。

佐々木慶子

フレコンバックのある所に帰還しないといけない現実があり、見通しも立っていない。原子力規制委員会委員長は、先日国は当てにならないから市町村で積極的に管理していく方がいいのではないかと言っていた。

遠藤洋

環境汚染などはまだ出ていないので。当初のフレコンバックは問題があったので取り換えています。今のものは強化されている。

三浦俊二

破れているのはブルーシートや遮蔽土嚢です。外から見て破れているのは遮蔽土嚢。心配しなくても。フレコンバックが破れていることは聞いたことがありません。

武藤類子

川内でも出ています。フレコンバックから土が出て草も生えていました。

三浦俊二

それは国直轄ですかね。

佐々木慶子

文字も消えているし、発酵するものが入っているので。

遠藤洋

課題について研究しているので、対策を立てていくように。

佐々木慶子

そのような現実を見せていただきたかった。

三浦俊二

土壌が出ていたというのは、昨年の除染については破れている事例はなかった。

佐々木慶子

これからもよりよい関係を作り続けていきたい。

小渕真理

展示物はトータルメディアの提案が精査されたことになったのですか?

遠藤洋

内容は適切かどうか直して、正確な情報を、専門家の先生の意見を聞きました。

小渕真理

学芸員のような専門家を置くようにしますか?放射線についての。

遠藤洋

運営の仕方を検討しました。今のところ県直営でやる形で決めています。ノウハウはこれまで世界でもないので、県の職員が直接作るというところまで努力をしてきた。外部の事業者も育ってくれば外部という話もあると思うが、今は県が直営でやっていきたいと考えています。県の職員で研究している人もいるので、それで運営していきたい。

小渕真理

専門的な知識を持っていないと、こんなレベルだと言われかねない。

小池光一

映像はどこが作っていますか?

遠藤洋

プラネタリウムでかなりのシェアをとっている五藤光学研究所です。

小池光一

映像がボケているのでもう少し改善してほしい。アドバイザーは誰ですか?

三浦俊二

放射線については長崎大学の高村先生、クイズも高村先生。

遠藤洋

県内の現役の先生やJAの方にも見てもらっています。

小池光一

高村さんの話は違うなぁという考え方がこれまで散見されたので、複数の人が監修した方が良いと思います。

遠藤洋

小学校の先生もいらっしゃります。

三浦俊二

高村先生、JAEA石田特任参与、教育委員会の学校の校長先生、福大の渡邊明先生、いわき明星大の先生、消費者団体の方とか。

小池光一

やはりある程度色々な視点で。

遠藤洋

標準的な数字があり。

人見やよい

3回行きました。非常に面白いなと思いました。あれを見終わった後、広島の資料館に行ったので、広島の資料館を見た後の気持ちになるようになればよいなと思った。しかし、もう原発じゃないんだとということにはならず、楽しかったというのは問題だと思いました。子どもたちにつらい現実を見せても楽しんでもらえない、興味を持ってもらえないかもしれないが、厳しい現実を要所要所に入れてもらいたかった。

遠藤洋

すぐ入ったところには色々辛い情報がある。環境創造センターということで、正確な情報を見てもらいたいということで、今後のアーカイブセンターなどにも生かしていきたい。

人見やよい

福島県の生活の暮らしが変わったこと、健康調査が始まったこと、除染ゴミがある、モニタリングポストがある、福島県だけが語るべきことが展示されていなかった。県民宣言が最初の知事のものではなく、新しいものになっていた。

遠藤洋

内部で検討したのですが、新しいものをということになりました。

佐々木慶子

最初の12311日のはぜひ掲載してください。スペースがあるのは確認しました。

武藤類子

アーカイブセンターはどのようになっているのでしょうか?

遠藤洋

大熊双葉に公園をつくるということで、これがすべての震災、原発の事故を展示するそうです。アーカイブは生涯学習課が担当します。アーカイブの展示内容の検討は、基本構想は終わっており、予算の話も出ているはずです。

ひだんれん記者会見


川崎哲

先の3月1日の外国特派員協会での長谷川・武藤ひだんれん共同代表らによる記
者会見に基づき、福島の現状と被害者の取り組みについて、約4分間の英語字幕
つきビデオ「Five Yeas On – Voices of Fukushima」を作成しました

海外の方むけの素材としてご活用また拡散いただければ幸いです。

 

https://vimeo.com/158130748

環境創造センターをめぐって県と交渉


201612711時~福島県庁

出席者:福島県環境創造センター整備推進室 遠藤洋(室長)橘潔(副課長兼主任主査)

FAP: 小池光一、佐々木慶子、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

前回の経緯を踏まえて、進捗はいかがでしょうか。

遠藤室長

3月末までにということで、最終局面へ。細かい点など決めていっている。最初に原子力災害から復興までの映像10分間のものがある。原発事故の原発の模型も置く。正確に伝えたい。3.11からの1か月の新聞、民報、民友を掲示する。逆の壁側の展示では1年間の出来事に関する年表も掲示する。次のスペースで福島の現状を知ってもらう、何人の避難者が生まれたのかなどの情報を出していく。この数字に関してはある一定の期間で更新させていく。次のスペースでは放射線を勉強する。実際に微量に放射線が出ているものを測ってみようという形で展示する。身近にあるものから選んで測れるようにしたいと考えている。放射線の見える化も行いたい。身を守るということで、例えば学校の校庭の図にタブレットを近づけると過去から現在までの状況などが映像で見ることができるような仕組みを作ろうとしている。除くというスペースでは、色んなものを食べた場合の被曝など、内部、外部被曝に関しても知ることができるように。市町村などで原発事故当時と現在の放射線量を比較し、その変化を知るような仕組みも考えている。外部被曝を防ぐための知識、距離があればそれに比例して被曝を防ぐことになることなども掲示する予定。除染についても掲示したいと考えている。また、Q&Aコーナーや研究成果も説明するような展示も考えている。原発に依存しない社会を作るための再生可能エネルギー、低炭素社会などのコーナーも用意している。環境創造タウンという形で、活用例などを掲示する予定。自然生物との共生など考えるコーナーも準備中。放射線の話と福島の文化、お祭りなどの映像2本をホールで流す。来館者のメッセージも映像で出せるようにし、そのメッセージに来場者がいいねをつけられるように工夫もしたい。

川崎哲

誰か案内するんでしたっけ。

主任主査

アテンダントの人は運営会社で準備する。県からもどのようなことを説明してほしいかなどは準備する。

佐々木慶子

質問はできますか。

主任主査

Q&Aを置き、資料も置き、研究者も近くにいるので聞くこともできる。

佐々木慶子

野口英世記念館では聞けば答えてくれる人がいる。答えてくれる人がいるといい。環境想像センターが完成すると環境創造センター推進室は解体になるのか。

遠藤室長

来年度の話なので、わからない。

主任主査

推進室なので今後なくなる可能性はあります。基本的には同センターの総務企画部が担当となる。

川崎哲

英語の表記は部分的にあるということでしたが、英語でのアテンダントも必要になるかと思う。1週間前に予約すると英語でアテンドしてくれるなどが必要になってくるのでは。

橘主任主査

これから検討します。

小池光一

表示や映像はいつ頃固まるのか。

橘主任主査橘主任主査

大体決まってきている。

小池光一

完成するのはいつ頃なのか。

橘主任主査

進行状況がバラバラだが、3月中には完成する。

川崎哲

展示、パンフレットの多言語化をお願いしたい。測ることの重要性などが理解できるように、また閾値なしの考え方を明示してほしい。

佐々木慶子

不足しているものとして、現状線量が下がっているということがあるが、逆に払拭されていない部分もある。現状の課題もつかめる展示、汚染水や廃棄物、閾値の問題などがなかった。下がってきているという展示のみだと見る人が安心してしまうことにつながってしまう。

橘主任主査

仮置き場などの話をすると今回の放射線の話の少し先の問題になるので。

佐々木慶子

やはり線量が下がっていると安全と思ってしまうので、触れないとダメだと思う。そこをどうやって触れるのかというところを工夫してほしい。過去形にならず、(増え続ける)廃棄物などの課題を今も背負い続けているという現実を出せるようにしてほしい。また、ふくしま宣言もぜひ入れてほしい。

遠藤室長

考えてみたい。

佐々木慶子

会議室が使えるということだったけれど、高くないですか。

遠藤室長

市町村のものよりも高い。

佐々木慶子

あれはダメこれはダメというようにはしてほしくない。

遠藤室長

公序良俗に違反しなければ。

フクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉


20151029

出席者:福島県環境創造センター整備推進室:遠藤洋(室長)、橘潔(副課長兼主任主査)

FAP:小池光一、佐々木慶子、人見やよい、川崎哲、越智信一朗

佐々木慶子

建設予定の展示内容について説明を聞きたい。

遠藤室長

年表の使用や壊れた原発の模型を展示し、事実を伝えていきたい。発災からの時間、再エネ導入率なども表示する予定。数字も次第に変わってくる。放射線とは何か、体験して測ってもらう。自分で測るという意識が生まれるような仕掛けを考えている。世の中でも利用されていることも事例として挙げる。昔は、今はという線量も地域ごとで出せるようにしていきたい。

橘主任主査

一方的な情報ではなく深堀の情報が見れるようにもしていきたい。

川崎哲

線引きをして、どこからが安全かではない、閾値はないという考え方。この間、20mSvに関する労災の判断も出てている。自ら測って自ら守ろうという姿勢はいいと思う。

遠藤室長

未来の福島というところでは、再エネをどのように作れるのか、廃棄物の削減についても検討中。

川崎哲

英語などの表記もあるのだろうか。

橘主任主査

すべてではないが、主要なところは英語も併記する。

佐々木慶子

外国人が来てもわかるようにしてほしい。県に提出した請願書にも書いている。

遠藤室長

それを受けて、英語で書くべきところも注文している。

川崎哲

ホールでの映像はどのようなものを映写するのか。

遠藤室長

放射能の理解、福島の伝統行事など5分ずつのものを考えている。

佐々木慶子

放射能に関してはどうなのか。

遠藤室長

まとめを映像として用意したいと考えている。ワークショップの話も以前出されていたかと思いますが、そちらもできる部屋もある。

佐々木慶子

原発事故はまだ終息していない。全容解明も行われていない。どこかで、原発事故は止めフクシマ・アクション・プロジェクト 対県交渉られない、汚染水、廃棄物の問題もあるということをきちんと触れてほしい。終えることもできない現実、デブリについても。生活の場でどのように防ぐかというのも重要。

遠藤室長

身を守るというところも準備している。

佐々木慶子

食べ物と空気が(放射線から身を)防ぐことにつながるので、その注意をきちんと明記すべき。生活上の配慮に注意する必要があると触れてほしい。

遠藤室長

コメは全袋検査、野菜などもすべて行っている。野生動物で線量が高いものがある。キノコとか。

佐々木慶子

測って食べられればいいけれど、全戸に計測器をと言ってきている。産地偽装もあるし、ほんとかなというのがある。

川崎哲

民間で行われている測定の紹介なども書くのか。

橘主任主査

公民館に置かれているというものですか。

川崎哲

自分たちで測ってるということも記事になっているとよいと思う。

佐々木慶子

マスクも普通のマスクではダメ。事故現場では毎日7千人ぐらいの人が働いているという映像も見せるべきでは。

川崎哲

安全だと軽く流す傾向に流れがちだと思うし、事故直後に国が当初は大丈夫です大丈夫ですといってきた事実があるので、自ら批判的に見る目を子供や市民に見せる必要がある。安全なのに恐がるのはよくないよねという委員の方も展示内容検討委員会の中にいらっしゃったので、地元で子供たちの身を守る必要性があるということを。

人見やよい

放射線から遠く離れればよいということになりがちだけど、福島はいまだにこのまま。帰ることも本当はどうなんだろうと疑ってもらいたいし、自分で判断できるようになってもらいたい。福島の子供たちを事故現場で働いている7千人の中に入れられることもあるのかと思い、不安もある。もしそれを選ぶならば、自分たちはどのような要求をしていかなければならないのかなど考えられるように。広島や長崎のようなショッキングなものも必要だと思う。

遠藤室長

何を思うか、何を考えてもらうか、福島県の正しい情報も伝える。福島に旅行に行けないと思っている人もいまだにいるわけだから。

佐々木慶子

その人たちの考えを早く払拭したいというよりも、このような危険に対してどのような対応をしていくか、きれいなところのみを膨らませてというのではなく、きちんとした情報を出してもらいたい。一つひどい例としては、6号線を子供たちも入った形でボランティアで清掃させた。ノーマスク、200人が中高生。放射線量が高いところもあるし、粉塵も含めて吸い込んでいる。それをやらせている。大人にやらせているのは許されない。よりによって6号線を。

佐々木慶子

道路の美化のため、5年前にやっていたものの復活ということでと、道路の課長が言っていた。放射線については思いが至らなかったと正直に言っていた。

人見やよい

教育委員会はゴミを拾いたいという住民を止められないと言っていた。南相馬の土壌が10万ベクレルだという市民もいた。女性自身にも載っていた。

川崎哲

ゴミ拾いはいいことですという形で、そこに行ってしまうような子供も生まれるかもしれない。

遠藤室長

場所によっては雨どいなど高いところがある、それを知らせるような工夫をしたい。

佐々木慶子

こういう状況に追い込まれたのは原発事故。原発は普通のエネルギーではないということ。

遠藤室長

県内は全基廃炉。

佐々木慶子

ホットスポットも理解するような仕組みを。ここが低いからということではなく。

橘主任主査

年によって数値も変わるので。また、今後のスケジュールは、11月ぐらいでテキストなども決めていく。委託会社にアテンダントなどの人員も確保してもらう。春に募集する。核になるところは県職員も入る。

「朝まで生テレビ」フォローアップ:日本のプルトニウムが、なぜ問題なのか


川崎哲

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7月24日の「朝まで生テレビ」における私と青山繁晴さんとのやりとりを踏まえ、日本の保有するプルトニウムが核兵器に転用可能かどうかという問題に注目が集まりました。私の先の投稿に 対しては、本当に多くの反響をいただきました。本当に多くの方々が読んでくださり、反応をしてくださったのは有り難いのですが、反応コメントの中には読む に耐えないものも多かったことは残念です。私について悪く言うこと自体は、そうされたいなら構いませんが、コメントの中にはプルトニウムの問題と濃縮ウラ ンの問題を明らかに混同しているような初歩的な誤りをしている方もいらっしゃいました。人のことを悪く言う前に、ご自身のよって立つところをしっかりと確 保していただきたいと思います。

くり返しになりますが、日本の保有するプルトニウムが、その純度や組成にかかわらず、核兵器に転用可能なものであるということ自体は今や国際常識であ り、「そうでない」というふうに(青山繁晴さんのように)主張されるのであれば、主張されること自体は自由ですが、そういう主張をする人々の方に立証責任 があります。原子炉級プルトニウムでも核兵器を作ることができるということは、米政府や国際原子力機関(IAEA)までもが認めている事実だからです。 30年前ならいざ知らず、今どき「原子炉級では核兵器は作れない」と主張して耳を貸してくれる専門家は、日本の外には不在だと思います。

このたび、田窪雅文さんのウェブサイト「核情報」で、原子炉級プルトニウムの核兵器への転用可能性に関する資料整理が発表されました。こちらです。疑問に思う方は、ぜひご確認ください。

その上で、なぜ私がこの問題にこだわっているのかを説明したいと思います。私の投稿にいただいたコメントの中には、「仮に理論上、日本のプルトニウムで 核兵器が作ることができるとしても、実際には作らないだろうし、作れないだろう」というものがいくつかありました。それは重要なポイントですので、私なり の考えを述べたいと思います。

日本が保有する47トン以上のプルトニウムがもたらす問題は、以下のように整理できます。

1.日本が核武装するのではないかとの疑念を持たれる。
2.日本のプルトニウムが盗難や攻撃などの「テロ」の対象となる。
3.日本がそのようなプルトニウムを保有していられることじたいが、他の国々に対してプルトニウム保有を正当化する口実を与える。

1について、私は、日本が今日現実的に核武装を検討しているとは思わないし、政治的また技術的、経済的理由も含め、 核武装をするという選択肢をとらないだろうと考えております。核物質で理論上作れるということと、本当に作るということには、大きな距離があります。その 意味で、私の先の投稿に対するコメントの中で「実際には作らないだろう」というご指摘は的を射ていると思います。

それでもなお、私は、さまざまな国際会議への参加等を通じて、多くの国々の人たちが、日本の核武装シナリオということを非常に心配しているという現実に ふだんから接しています。そのような対日本イメージがある中で、「核武装をしようと思えばできる」という状態を維持し、利用目的の説明のつかない大量のプ ルトニウムを保持し続けることは、日本の外交にとって大きなマイナスだと思います。とりわけ昨今、無責任な一握りの政治家たちが、これら核物質をもつこと が「潜在的な安全保障上の抑止力」などと発言するのをみるにつけ、そのような言動は国際的に日本の信用を失墜させる行為だと思います。

さらに私が強調したいのは、上記2と3です。仮に日本自身が非核兵器へのコミットメントを完全に維持したとしても、日本の核物質管理は万全なのか(上記2)。米国では、核兵器に利用可能なプルトニウムなどの核物質は、そもそも核兵器と同水準の防護体制で管理しています。日本の六ヶ所村では、そのような管理体制はとられていません。それで果たして、核テロ防止上、大丈夫なのか。

そして最大の問題は、日本が利用目的の説明のつかない大量のプルトニウムを保持しそれが許されている状況が続くのなら、「日本が許されるのなら、我が国も」という主張が台頭することを避けられません(上記3)。 たとえば隣国・韓国では、日本と同様の再処理技術を持ちたいという議論が大変な高まりを見せており、それが韓米交渉にも影響を与えています。日本の姿が、 潜在的な核拡散を許容するものとして口実に使われていく。このような危険性に対して、私たちはもっと敏感になるべきではないでしょうか。

つまり、日本のプルトニウム政策が、核テロや核拡散の温床になりうる。そのことを問題にすべきではないか。なかなか難しい問題なので、「朝まで生テレビ」の番組内ではうまく表現できませんでしたが、そういうことが私の中心的な主張でありました。

なお、「ではどうすればいいのか」というご質問に簡潔にお答えしておきたいと思います。

第一に、これ以上保有プルトニウムを増やさない。そのためには、核燃料サイクル政策を凍結し、六カ所村の再処理工場を稼働させないという政治的決定をすべきです。

第二に、使用済み核燃料を再処理に回すという政策をやめるべきです。とはいえ、最終処分場問題が解決するまでに相当の時間がかかるでしょう。それまでの 間は、各原発施設内で、乾式キャスクを設置して使用済み燃料を、たとえば50年とか、長期的に安全に保管する道をさぐるべきでしょう。

第三に、今までにため込んでしまったプルトニウムについては、固化して処分する方法を追求すべきです。欧州におかれている約37トンについては、政治的・経済的取引をして、欧州で引き取っていただくのが現実的だと思います。

以上、プルトニウムと核テロ、核拡散のつながりは、原子力発電そのもの対する賛否の議論以前に、「核兵器問題として」考えるべき重要な問題だと思っています。

川崎哲のブログ
http://kawasakiakira.at.webry.info/201507/article_14.html
より転載

 

市民が伝える福島 世界会議


川崎哲

福島原発事故4周年ならびに国連防災世界会議(仙台)にあわせて、3月11日(水)から13日(金)にかけて行われる福島の原発事故の教訓を世界に伝える取り組みについて、あらためて情報を整理してお伝えします。
まず、「福島 10の教訓」と題する多言語ブックレットを刊行(5カ国語で)します。そして13カ国から海外ゲストを招いて「市民が伝える福島 世界会議」を開催します。詳しくは下記をご覧ください。
http://fukushimalessons.jp
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多言語ブックレット 「福島 10の教訓」(3/11発行)
「市民が伝える福島 世界会議」 (3/12~13)
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福島原発事故から5年目に入る3月12日から13日、福島で「市民が伝える福島 世界会議」を開催します。12日は、国内外のゲストを迎えた福島視察と夕食交流会。13日は一日がかりの世界会議を開催し、国境を越えた「福島から世界」へのつながりを作ります。そしてこの機会に、多言語ブックレット「福島 10の教訓」を発行します(日、英、中、韓、仏語にて)。

【記者会見】
ブックレット「福島 10の教訓」のお披露目と、「市民が伝える福島 世界会議」の概要について~
日時: 3月11日(水) 18:00~
会場: グランパークホテルエクセル福島恵比寿 2F CLUB EX
主催: 福島ブックレット刊行委員会

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◆◆「市民が伝える福島 世界会議」
日時:3月13日(金) 9:30~20:30 (途中参加、途中退場可)
会場:福島県文化センター 2階 会議室兼展示場 (福島県福島市春日町5-54)
主催:「市民が伝える福島 世界会議 実行委員会」

協力:一般社団法人ふくしま会議、NPO法人シャローム、NPO法人元気になろう福
島、NPO法人福島県有機農業ネットワーク、NPO法人うつくしまNPOネットワーク、
NPO法人ふくしま30年プロジェクト、NPO法人ふくしまNPOネットワークセンター、
一般社団法人ふくしま連携復興センター
弁当・仕出し協力:かーちゃんの力・プロジェクト協議会、遊雲の里ファーム、
株式会社イズムフーズ(菜々家 福島野田店)、HAPPY HAPPY CURRY
後援:福島民報社、福島民友新聞社

本リリース問合せ先:
「市民が伝える福島 世界会議」実行委員会
東京: ピースボート 03-3363-7561
福島: ふくしま地球市民発伝所(福伝) 024-573-1470
Eメール: info@npfree.jp
公式HP: http://fukushimalessons.jp

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【関連日程】
3月11日(水)
◆歓迎レセプション(18時より記者会見 グランパークホテルエクセル福島恵比寿)
時間: 19:00~21:00
会場: 福島市内ホテルにて(招待制)

3月12日(火)
◆避難区域を訪ねる福島フィールド・エクスチェンジ
時間: 8:30~19:00
集合場所:曽根田駅前
訪問先:飯館村、浪江町、伊達市桑折町
◆夕食交流会
時間: 19:00~21:00
会場:福島県文化センター2階会議室兼展示室 (福島県福島市春日町5-54)
参加費:2000円(学生1000円)要予約

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海外からの招待ゲスト
・プナール・デミルジャン (トルコ/脱原発プロジェクトnukleersizのコーディネーター)
・アリフ・フィヤント
(インドネシア/グリーンピース東南アジア気候変動・エネルギー・キャンペーン担当)
・アンドレイ・オザロフスキー
(ロシア/リトアニアの脱原発国民投票に関わる/ベローナ財団の核問題専門家)
・パブロ・ロモ (メキシコ/平和と人権問題に取り組むSERAPAZ代表)
・マルシア・ゴメス
(ブラジル/原子力やウラン採掘をめぐる問題を主題とする映画を集めた“国際ウラン映画祭”代表)
・クマール・スンダラーム (インド/インドの脱原発運動家/核軍縮平和連合(CNDP))
・キム・ヘジョン (韓国/環境運動連合)
・アンドレアス・ニデッカー (スイス/核戦争防止国際医師会議)
・ライ・ウェイ・チャン (台湾/緑色公民行動連盟議長)
・アイユーブ・アブダイエー (ヨルダン/NGOエネルギー節約と持続可能な環境社会代表)
・オルップ・ラヒー (バングラデシュ/研究センター)
・ヌスラット・イスラム・カーン (バングラデシュ/ドキュメンタリー制作)
・イッタブーン・オンウォンサ (タイ/消費者財団)
・ソッサイ・スランソック (タイ/開発影響調査)
・オリヴィエ・フロラン (フランス/ヴォクリューズ県議会副議長)

3月13日「市民が伝える福島 世界会議」 日本側登壇者
佐藤健太(ふくしま会議)/ 佐々木慶子(ふくしまWAWAWAの会)
和田央子(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)/ 長谷川健一・花子(飯舘村民救済申立団)
吉野裕之(シャローム)/ 石井秀樹(福島大学)/ 西道典(南相馬こどものつばさ)
佐藤弥右衛門(会津電力)/ 菅野正寿(福島県有機農業ネットワーク)
武藤類子(福島原発告訴団)/ 村上達也(元東海村長、脱原発をめざす首長会議)
上原公子(元国立市長、脱原発をめざす首長会議)/ 大橋正明(国際協力NGOセンター)

問合せ先:
「市民が伝える福島 世界会議」実行委員会
東京: ピースボート 03-3363-7561
福島: ふくしま地球市民発伝所(福伝) 024-573-1470
Eメール: info@npfree.jp
公式HP: http://fukushimalessons.jp

一連の取り組みは、今回仙台で開催される国連世界防災会議に向けて活動する
「2015防災世界会議日本CSOネットワーク(JCC2015)」のなかから生まれたもの
です。

「安全の押しつけ」にはしない : 県の環境創造センター整備室長が言明


川崎哲

去る11月13日(木)、フクシマ・アクション・プロジェクト(FAP)は福島県の環境創造センター整備推進室と同センター交流棟の展示内容をめぐって意見交換をしました。県からは菅野信志室長をはじめ計3名が、FAPからは小渕真理代表、佐々木慶子事務局長をはじめ計6名が参加しました。

141113 約1時間半にわたる会は、FAPが事前に対して提出していた8項目にわたる意見書に沿って進められました。まず県からは、今年度中に、図面や項目立てなどの基本的な設計が作られ、そのために2015年1~2月頃に第4回検討会を開催されるとの見通しが示されました。各項目の説明文の表記など具体的なことは、来年度に入ってからの作業になるとのことです。

 FAPが要請した事項のうち、「事故は収束していない事実を明記する」「県内全基廃炉の決意を示す」「再生可能エネルギーモデル県として若者に希望を持たせる」といった点については、県としても基本的にはそのような考え方に沿った展示をするとの説明でしたが、表記の細部は今後の課題になるとのことでした。

 放射線のリスクに関する「安全キャンペーン」につながることがないようにとの要請については、県は「この点は、皆さんが一番懸念されているところだろうし、われわれとしても最も注意しなければならない点だと思っている」とした上で、「『安全の押しつけ』のような展示にしてはならない」「何らかの考え方を押しつけるのではなく、放射線に関する事実を伝えて、判断をしていただけるものとしたい」と述べました。そして、検討会で出た意見は県が受け止めるものであるが、最終的な内容の確定は、予算上の判断も含め、県が責任を持って行うことを確認しました。

 FAPとしては、放射線の危険性については大人目線ではなく、子どもたちの目線できちんと表現していくように要請しました。県からは「日常生活による外部被曝および内部被曝をなるべく避け、不要な被曝をしないよう心がけるよう説明するパネルを作っていきたい」との説明がありました。

 FAPからは、検討会のメンバーは偏っており独立した専門家をさらに入れるべきだと要請しましたが、県は、検討会のメンバーを変える予定はないが、他の人たちから意見を聞いていくこともある、展示内容のあり方については随時意見を聞かせてほしいとのことでした。

 FAPからはまた、市民による保養プログラムの取り組みの実例などについて展示に盛り込むべきであると提案しました。

 事故の悲惨さを忘れさせない工夫が必要であるというFAPからの意見に対して、県は、「避難生活の実態など、被災者の話、不安、怒り、思いといったもの伝えられるようにしたい」とした上で、震災の教訓や記憶を語り継ぐという意味では別途「復興祈念公園」や「震災アーカイブ拠点」の計画があると説明されました。県はまた、私たちの暮らし方、すなわち省エネ、ゴミの減量化といった問題についても展示していきたいと述べました。FAPからは、被ばく労働者についてもきちんと伝えてほしいと要請しました。

 なお県は、200億円の予算には原子力研究開発機構や国立環境研究所の人件費や研究機材費は含まれてないこと、将来も含めてこのセンターの運営費用については国が拠出すべきものと考えていることを説明しました。

 次回、来年1~2月に第4回検討会を持たれる頃に、改めてFAPとして意見交換の場を持ちたいということを確認して、会を終了しました。

原子力市民委員会「原発ゼロ社会への道」


川崎哲

原子力市民委員会によって先月発表された政策提言書「原発ゼロ社会への道 -市民がつくる脱原子力政策
大綱」についてご案内します。

原子力市民委員会は、高木仁三郎市民科学基金が母体となって昨年できた市民科学者、非政府の専門家の組織で、座長を舩橋晴俊法政大学教授、座長代理を吉岡斉九州大学教授がつとめています。私も核廃棄物部会のメンバーという形で関わらせていただいています。

市民委員会が一年をかけて作り上げたこの政策提言書は、計230ページ以上にわたるもので、福島原発事故の被害の全貌から、事故への対応と福島第一の廃炉のあり方、日本における原発の核廃棄物の処理、原発規制基準と再稼働が許されない理由、そして再生可能エネルギーへの転換を含めた原発ゼロ社会への行程を包括的かつ具体的にまとめています。

とくに第1章「福島原発事故被害の全貌と人間の復興」は、計50ページ以上にわたって、事故被害の全貌(複合災害、複数の原子炉の破壊、放射線被ばくと健康被害リスク、陸地および海洋の汚染、社会的な対立と分断、原発事故関連死、人間の尊厳、メド立たない事故収束、被ばく労働、金銭的損失、国と県の不適切な対応)をまとめると共に、「人間の復興」という理念の下で、①健康の権利、②避難、生活再建支援、③除染、④農業・漁業の再建と食の安全、⑤賠償にわたってなすべき手段を提言しています。

これまで福島の現状と対応についてあまたの報道や論文や書物が発表されていると思いますが、この「原発ゼロ社会への道 -市民がつくる脱原子力政策大綱」ほど整理された形で包括的かつ具体的に問題と対策を列記しているものを他に私は知りません。

全文がオンラインでダウンロードできますので(以下のリンク参照)、ぜひご一読いただき、それぞれの活動に生かされるとよいと思います。この政策提言書はこれで完了というわけではなくて、今後とも各方面からのご意見を集めて改善・発展させつつ、全国的な議論を促進して、こうした提言の実現に近づけていこうというのが原子力市民委員会の姿勢です。同委員会の連絡先は、以下のリンクから見られますので、フィードバックも合わせてどうぞよろしくお願いします。

川崎哲
ピースボート

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原子力市民委員会のウェブサイト
http://www.ccnejapan.com/

原子力市民委員会『原発ゼロ社会への道―「市民がつくる脱原子力政策大綱」を発表―民意をふまえた政策形成の実現に向け、立場を超えた討論の必要性を訴える―(2014年4月12日)
http://www.ccnejapan.com/?p=3102

以下のページから全文(PDF約6MB)がダウンロードできます。
「原発ゼロ社会への道――市民がつくる脱原子力政策大綱」
http://www.ccnejapan.com/?page_id=3000

【目次】
序章 なぜ原発ゼロ社会を目指すべきなのか
はじめに
0-1 原子力発電の経営上の弱点
0-2 福島原発事故の被害
0-3 原子力発電の倫理的欠格
0-4 法律に基づく原発廃止
0-5 原子力発電に対する比較総合評価
0-6 3 つのE の全面否定
0-7 社会的道理性の4つの原則
0-8 電力需給逼迫とコスト増加の問題
0-9 民意を反映させた政策改革
0-10 原発再稼働問題についての考え方
0-11 原発ゼロ社会の実現は難しくない

第1章 福島原発事故の被害の全貌と人間の復興
第1章の構成と概要
1-1 被害の全貌とその特質
1-2 「人間の復興」にむけた諸原則
1-3 被害実態の把握と評価のあり方
1-4 対応1 健康の権利
1-5 対応2 避難、生活再建支援
1-6 対応3 除染
1-7 対応4 農業・漁業の再建と食の安全
1-8 対応5 賠償

第2章 福島第一原発事故炉の実態と「後始末」をめぐる問題
第2章の構成と概要
2-1 福島第一原発事故の実態と未解明課題
2-2 事故原因を究明することの必要性
2-3 事故収束の現状とあるべき取り組み体制
2-4 抜本的対策としての空冷化
2-5 事故炉の最終処理はどうあるべきか
2-6 事故収束にあたる作業員の健康管理と被ばくの低減

第3章 放射性廃棄物の処理・処分
第3章の構成と概要
3-1 核燃料再処理政策の転換
3-2 高速増殖炉政策
3-3 ウラン濃縮
3-4 議論と合意のための「場」の形成
3-5 新たな核廃棄物管理組織の必要性
3-6 使用済み核燃料のリスク低減政策
3-7 プルトニウムの処理・処分
3-8 高レベル放射性廃棄物の処理・処分
3-9 低レベル放射性廃棄物と核施設の処理・処分
3-10 核燃料サイクルを巡る国際関係
3-11 核セキュリティ政策
3-12 原子力研究
3-13 人材確保・育成

第4章 原発再稼働を容認できない技術的根拠
第4章の構成と概要
4-1 安全性の考え方―規制の役割と限界―
4-2 新規制基準制定の経緯とその構成上の欠陥
4-3 立地審査指針を適用しないという重大な改悪
4-4 原発は地震・津波に耐えられない
4-5 設計の見直しなしに過酷事故は防げない
4-6 適合性審査で明らかになった過酷事故対策の問題点
4-7 新規制基準は「世界最高水準」には程遠い
4-8 原子力施設の安全管理に関する自治体の権限と防災対策の問題点
4-9 原子力規制組織および運営の実態

第5章 原発ゼロ社会への行程
第5章の構成と概要
5-1 原発ゼロ社会への行程の基本的アウトライン
5-2 国民的合意形成と政策決定プロセス
5-3 東京電力の破綻処理と福島原発事故に関する損害賠償、事故処理体制の確立
5-4 福島原発事故以外の事故に対応するための原子力損害賠償制度の見直し
5-5 東京電力以外の事業者がもつ原子力関連設備の廃止と立地自治体の自立支援
5-6 持続可能な社会を実現するエネルギーシステムへの転換
5-7 原発輸出と国際的責任

終章 「原子力複合体」主導の政策決定システムの欠陥と民主的政策の実現への道
終章の概要
6-1 これまでの原子力政策の決定システムの欠陥─原子力複合体の支配力
6-2 政策決定と民意の乖離が、なぜ生まれるのか
6-3 民主的な政策決定を実現する条件は何か

おわりに
日本の脱原発を世界に広げていく

軍事費に対する世界アクション・デー


川崎哲

皆さま
ピースボートの川崎哲です。来る4月14日(月)に昨年一年間の世界の軍事費に関するデータが発表されます(ストックホルム国際平和研究所が毎年発表しているもの)が、これに合わせて、世界各地で「軍備のお金を減らして人々のために回せ」と呼びかけるアクションが行われます。「軍事費に対する世界行動デー(GDAMS)」というものです。
東京では、軍事費の問題を、日本が直面する「命と安全」の問題との関連で考えるシンポジウムを開催します。日本における「被災者・避難者支援」「原発事故・被ばく労働」「格差・貧困」などのテーマと、世界における軍事費や軍縮の動向をつなげて考えようというものです。
詳細は以下の通りです。多くのみなさんにご参加いただきたいと願っております。

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軍事費に対する世界アクション・デー(GDAMS) 2014 東京アクションシンポジウム

武器からひとへ
「安全保障費」を問いなおす

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詳細 http://www.peaceboat.org/topics/archives/145
チラシ http://www.peaceboat.org/files/uploads/global9_gdams2014tokyo_flyer.pdf

【日時】 2014年4月14日(月)15:00~17:00

【場所】 参議院議員会館 B107会議室
地下鉄有楽町線「永田町駅」、丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」

【定員】 110名 (※14:40より会館1階ロビーで通行証を配布します。)

■開催趣旨

現在、日本政府は「積極的平和主義」を掲げつつ、「国を守り抜くため」として対外防衛力を予算、装備ともに拡大させています。その一方で、人々の目の前の安全や暮らしは、後回しにされていないでしょうか。

震災と原発事故から3年を経た今も、26万7,000人にのぼる人々が避難生活を送らざるをえない現実があり、事故現場の深刻な事態も続いています。また、社会保障の分野では、生活保護基準が段階的に引き下げられるなど、予算の削減がすすめられています。

安全保障を「ここに暮らす人々の生命や安全をいかに守るか」という広い視野で捉え直したとき、いま私たちが問われている命の緊急課題は何であるか、その見え方が変わってくるはずです。

この集会では、軍縮や貧困、被災者支援や原発・除染の問題などに携わる国内外のスピーカーを交えて、日本が取り組むべき「安全保障」の課題、あるべき財源配分の在り方について皆さんと考えてみたいと思います。
関心のある皆さまのご参加をお待ちしています。

※この集会は、毎年4月に呼びかけられている「軍事費に関する世界アクション・デー(GDAMS)」の一環として開催します。集会では、同日発表される、2013年・世界の軍事費報告(ストックホルム国際平和研究所による)の速報もお伝えします。

■内容
1) 〈速報〉 2013年 世界の軍事費報告
2) 【報告】 軍事費・安全保障をめぐる世界の動き、日本が直面する「命と安全」の問題
3) 【ディスカッション】 広義の「安全保障」と、あるべき財源配分について

■登壇者
塚田晋一郎 NPO法人ピースデポ
スージー・スナイダー 国際平和団体パックス(オランダ)
ロレタ・カストロ ミリアム大学・平和教育センター(フィリピン)
福田健治 福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
中村光男 被ばく労働を考えるネットワーク
ティルマン・ラフ 核戦争防止国際医師会議(オーストラリア)
大西連 NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
猿田佐世 シンクタンク・新外交イニシアティブ(ND)
川崎哲 ピースボート
〈司会〉 松山晶 GDAMS 2014東京アクション実行委員

※英日の逐次通訳あり。日英通訳はありません(必要な方は、お申し出ください)。
【参加費】 無料
【主催】 ピースボート、グローバル9条キャンペーン、GDAMS 2014東京アクション実行委員会
【お問い合わせ】 ピースボート 電話:03-3363-7561 (担当:渡辺里香)

詳細 http://www.peaceboat.org/topics/archives/145
チラシ http://www.peaceboat.org/files/uploads/global9_gdams2014tokyo_flyer.pdf

「脱原発世界会議」福島懇談会
グループページ: http://groups.yahoo.co.jp/group/npfree_fukushima/
グループ管理者: mailto:npfree_fukushima-owner@yahoogroups.jp

福島子どもプロジェクト2014春


川崎哲

ピースボートは本年も「福島子どもプロジェクト」として、南相馬の中学生たちに国際交流の機会を提供します。明日出発してシンガポールとスリランカを訪ねるプログラムの概要は以下の通りで、幅広く支援金も募っております。ご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いします。

「福島子どもプロジェクト2014・春」~異文化を体験するアジア国際交流の旅~

ピースボートとピースボート災害ボランティアセンターでは、“保養”と“国際交流”の体験を通して、“夢”と“健康”を届けたいと2011年の震災後から「福島子どもプロジェクト」を立ち上げ、実施しています。今回参加する子どもたちは、南相馬市の中学生12名です。他民族国家として知られるシンガポールと、民族間の内戦の歴史を持つスリランカを訪れ、異なる民族や宗教、言語をもつ人々が共存することの難しさや大切さについて学びます。また、スリランカでは、2004年のスマトラ沖地震による津波の被害とそこからの復興について現地の人々とも交流する予定です。現在資金が足りていません。是非、暖かいご支援をよろしくお願いします。

◆期間:2014/3/21~31 (11日間)

◆子どもたちの様子はブログをチェック!
http://pbv.or.jp/blog_fukushima/

◆ご支援のお願い

◇クレジットカードでの募金はこちら↓↓↓
http://pbv.or.jp/donate/fukushima.html

◇その他、郵便振替、銀行振込で出来ます!
詳細→http://pbv.or.jp/donate/fukushima.html