賛同募集「サブドレン汚染地下水の海洋放出計画の中止を求める要請書」


澤井正子

全国の市民団体のみなさん、

「脱原発福島ネットワーク」、「ハイロアクション福島」から、下記「サブドレン汚染地下水の海洋放出計画の中止を求める要請書」への団体賛同を呼びかけます。

福島第一原発では、 「地下水バイパスの汚染地下水」をすでに5月下旬から海洋放出しており、11月中旬までに35回、55,908トンを放出 し、トリチウムの放出は約 115億ベクレル(第三者機関測定値)と公表されていま す。

東京電力と国は、新たに「サブドレン汚染地下水」の海洋放出を行おうとしてい ます。この「サブドレン汚染地下水」は、原子炉建屋・タービン建屋周辺の高濃度汚染 水を、水処理施設でトリチウム以外の放射性核種を除去したものです。東京電力は、「十 分な除去 性能を得られた」と福島県漁業協同組合連合会に説 明し、漁業者に対し「地下水バイパス」に続くあらたな「苦渋の決断」迫っています。

私たちは、膨大な量のトリチウム、汚染水の放出をストップさせ、さらに汚染水 対策がことごとく失敗している現状を踏まえ 抜本的な汚染水対策の確立をもとめ、「要請書」を東京電力に提出したいと思います。

「要請書」は、12月12日(金)「福島原発告訴団」の東京地検要請行動のあと、東京電力本社で代表が提出する予定です。たくさんの市民団体の皆さんの賛同をお願いいたします。

■「要請」に賛同いただける団体は、12月11日(木)18:00までに賛同の旨、メールまたはFAXでご連絡お願いいたします。メール、FAXとも、件名に【ストップ汚染水・賛同】と明記の上、賛同団体名と団体の所在都道府県名をお知らせください。
メール送付先:stop.osensui@gmail.com
FAX送付先:03-3357-3801(原子力資料情報室)

■福島告訴団の12/12の行動はこちらをご参照ください。こちらにも是非ご参加を!
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東京電力株式会社 代表執行役社長 廣瀬 直己 様       2014年12月12日
サブドレン汚染地下水の海洋放出計画の中止を求 める要請書

福島第一原発の過酷事故から3年9ヶ月、未だ事故の収束もな らず、全国各地に12万余の住民が過酷な避難生活を強いられ、放射能汚染と被曝の脅威にさらさ れている中で、東京電力と国は、放射能汚染地下水の新たな海洋放出計画を実 施しようとしている。

それは、福島第一原発の原子炉建屋・タービン建屋周辺の地下水を汲み上げて 地下水位を調整するサブドレン43本か ら汲み上げた高濃度放射性物質汚染水 を、サブドレン他水処理施設でトリチウム等を のぞく放射性核種を除去して海 洋放出するという、サブドレン汚染地下水の 海洋放出計画である。

東京電力は8月、サブドレン他水処理施設の設置を原子力規制庁に申請し、 約500トンの試験くみ上げを行い、くみ上げた高濃度放射性物質汚染水を水処理 施設に通して「十分な除去性能を得られた」と福島県漁業協同組合連合会に説 明したが、漁業者は当然のことながら反発している。

福島第一原発では、 汚染水貯蔵タンクの近傍下流に位置する12本の観測井戸 からくみ上げた地下水バイ パスの汚染地下水を5月下旬から海洋放出しており、 11月中旬までに35回、55,908トンを放出 し、トリチウムの放出は約 115億ベク レル(第三者機関測定値)とされている。原子炉建屋に1日約400トンの地下水 が流入して、高濃度放射性物質汚染水となっているのは周知の事 実で、建屋周辺の高濃度放射性物質汚染水を水処理後に放出 するサ ブドレン汚染地下水放出 計画は、地下水バイパスに 「苦渋の決断」をした漁業者はじめ住民にとっては耐え難いことだ。サブドレン汚染水の海洋放出の実施後は、さらに海側の地下水
ドレンからの汲み上げ放出も 予想される。漁業者や住民に困難な選択 を迫る不誠実で不当な対応が繰り返されている。

東京電力は、サブドレンの活用で地下水の流入が半減するとしているが、地下水バイパスに成果もなく、2号機トレンチの止水も失敗して凍土遮水壁の効果も疑わしい状況である。汚染水は「アンダー・コントロール」という安倍首相の国際公約は誠に問題で、制御のめどすら立たないのが実態ではないか。展望なき計画に漁業者も国民も納得していない。海洋汚染を拡大させ、国際的な信用を 失うサブドレン汚染水の海洋放出計画は中止し、 抜本的な汚染水対策を確立することを求めて、下記の通り要請し回答を求めるものである。

1、 サブドレン汚染地下水について、海洋放出計画は中止すること。
2、汚染地下水放出計画について、漁業者に限らず広く市民を対象に説明会を開催すること。
3、地下水対策について、あらゆる情報の公開、実効性に疑問のある凍土壁の中止とスラリー固化等の導入、汚染水の コンクリート固化の検討など、抜本的な汚 染水対策を確立すること。

● 呼びかけ団体:脱原発福島ネットワーク、ハイロアクション福島

連絡先:いわき市鹿島町久保於振1-2  TEL:0246-58-5570

«資料» 福島の海水分析比較の結果提示と新試料採取のため、IAEA専門家2名が日本を訪問


2014年1031

IAEA プレスリリース

IAEAの海洋専門家2名が1147日、日本とIAEA研究諸施設との海洋水分析の比較の結果報告ために日本を訪問する。日本の12施設を含めた30の研究施設の能力考査の結果も報告される。専門家はまた、福島第一原発に近い海岸で、新しい試料を採取する。

2人の専門家、モナコにあるIAEA環境研究所のデイヴィド・オズボーンと、IAEA放射能測定研究所長のイオランダ・オズヴァトは東京の海外特派員センターで記者会見にも出席する。

この研究施設間比較と能力考査の目的は、海洋モニターの結果の透明性と信頼性を高め、また結果を科学的に正しく理解しやすい方法で一般の人たちに提示することである。「東京電力福島第一原子力発電所14号機の解体に向けた中期、長期行程表に関する、IAEA国際相互見直し派遣団」の報告書に含まれている、海洋モニターの助言が上げている諸点の路線に沿った仕事である。2013年の末の時点で、当該原発解体の計画案と装備に向けた日本の努力を、見直したのが、その報告書であった。

IAEAは、広く世界の分析研究施設に対して、分析能力が強化される助けになるよう、同様の作業を主導している。

東京の外国人記者クラブでの会合は2014114日の1500から行なわれる。出席希望の記者は、外国人記者クラブに事前の申し込みが必要である。また、日本の原子力規制委員会が、115日に久之浜港で、写真撮影とインタビューの機会を設ける。福島第一原子力発電所近海での試料採取の舟は、この港から出航する。参加希望のジャーナリストは、事前登録と詳細について、規制委に電話すること。[81-3] 5114-2105

汚染水から海を守れ!8.27福島県警激励行動


佐藤和良

福島原発告訴団は、8月27日(水)に「福島県警への激励行動」を呼びかけています。

福島原発告訴団は、東京電力福島第一原発の放射能汚染水海洋放出事件について、昨年9月3日第一次、同12月18日を第二次として6045名が告発人となり、福島県警察に刑事告発を行いました。

告発内容は、タンクからの漏洩について、善管注意義務を怠り事業場における事業活動に伴って人の健康を害する物質を大量に排出したこと、さらに地下水からの漏洩について、福島第1原発の原子炉建屋地下には山側から海方向に毎日約1000トンの地下水の流れを迂回させて海に排出する経路を確保しなければ、放射性物質に汚染され海に排出される事態を認識しながら,平成23年(2011年)6月17日政府から検討を求められた原子炉施設を囲む遮水壁の設置について、経営破綻を危惧して先送りし、その後約2年間抜本的対策をせず放置し、危機的な状況を政府規制担当者らに説明しなかったこと。
さらに今日に至るまで、毎日300から400トン、東京電力が認めたもので平成23年(2011年)5月以降、海洋に流出したセシウム137は20兆ベクレル、ストロンチウムは10兆ベクレルに上る、人の健康に有害な放射性物質を大量に含んだ汚染水の海洋排出を引きおこし、事業場における事業活動に伴って人の健康を害する物質を排出した、人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)による「公害罪」の被疑事実で、東京電力株式会社及び東京電力元幹部武藤栄ら32名を告発したものです。

福島県警察は、告発状を受理し捜査を行っていますが、第一次「汚染水告発」から早1年が過ぎようとしています。
汚染水の海洋流出は止まることを知らず、昨年8月の汚染水タンクから高濃度汚染水300トンの漏えい、放射能濃度の過小評価、度重なるALPSの不具合、無責任な地下水バイパスによる汚染水の放出、トレンチの凍土遮蔽の失敗、サブドレンくみ上げ汚染水の海洋放出計画など、汚染水問題はますます深刻化、泥沼化しています。

こうした現状に、弁護団の海渡弁護士は「結果がわかっていながらお金を惜しんで対策を怠り、品質保証のない、漏れることが明らかに予想できたタンクを、ただ漫然と2年半作り続けた結果、汚染水は流出した。これが公害罪に問えない理由はない。福島県警には、福島県民の仇(かたき)を取ってほしい!」と話し、汚染水事件は、廃炉事業における放射能廃液の垂れ流しで公害罪の適用が相当であること、海を汚染する放射能廃液の垂れ流し=深刻な汚染水公害は、2011年6月に4面遮水壁建設計画を止めた当時の武藤栄東電取締役らに明らかな責任があることは明白です。
しかも、責任を示す文書が証拠として提出されており、無責任な汚染水対応を止めさせるためにも汚染水漏えい事件の立件が必要なのです。

福島県警は捜査に着手しているものの、未だ強制捜査をしておらず、福島県民の願いに十分応えていません。度重なる汚染水の海洋放出に苦慮する漁業者はじめ福島県民、国民は、福島県警による厳正な捜査と真相究明を期待しています。
福島原発告訴団は、8月27日午後、「これ以上海を汚すな!」「福島県警は強制捜査を!」と、福島県警へ上申書を提出する激励行動を行います。

*海の放射能汚染をくい止めるためにアピールしましょう!
8月27日(水)

12:00 福島駅東口集合、
_              スピーチ
12:30 デモ行進(予定)
13:00 福島県警本部(福島県庁内)に上申書提出、
_          隣の公園で参加者スピーチで交流会
13:30 終了

福島原発告訴団が汚染水告発を行っている福島県警に対して、「豊かな海を(なんとか)守って!」というアピールを行います。魚のコスチュームや大漁旗など、工夫を凝らしてご参加ください。

お問い合わせ/
福島原発告訴団 本部事務局
〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
電話 080-5739-7279  メール 1fkokuso@gmail.com
ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

東京電力「地下水バイパス」問題


佐藤和良

4月に提出した県内外75市民団体連名の廣瀬社長宛の 「深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出に抗議し、無責任な『地下水バイパス計画』の実施を強行しないよう求める要請書」に、ご賛同頂きありがとうございました。
5月14日、東京電力(株)平送電所で実施した、再開第10回東電交渉で要請書に対する回答があり、これに対する質疑応答を行ったのでご報告します。

*また、報道によりますと、東京電力は「地下水バイパス」を5月21日にも実施する意向であることが伝えられています。
このため、私たち「脱原発福島ネットワーク」は、このような東京電力の意図的な放射能の放出にたいして、改めて全国の市民団体の皆さまとともに、下記「要請」を公表し、「ストップ・汚染水」の広範な声を挙げ、命の海へのさらなる放射能放出を止めたいと願っております。沢山の市民団体の賛同をお願いいたします。

*同時に、東京電力への「地下水バイパス」実施に対する中止要請、抗議等のファックス、メールの発信にご協力いただけますようお願いいたします。

<4.4「深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出に抗議し、無責任な『地下水バイパス計画』の実施を強行しないよう求める要請書」への5.14東京電力の回答>

1、深刻な放射能汚染水の漏えい及び海洋放出の停止に全力を挙げ、無責任な「地下水バイパス計画」の実施を強行しないこと。

●回答/汚染水の海洋への流出防止に向けて、当社は緊急的対策として重層的に対策を検討実施しておりますが、海洋への影響は限定的であると考えております。なお、地下水バイパスは地下水が原子炉建屋への流入量を抑制する緊急的対策であり、建屋に流入する前の地下水をくみ上げ、水質確認を実施の上、運用目標値を確認し、海へと放出するものであります。

2、全てのフランジ型タンクの漏えい検査を実施し、漏えいの実態、原因、影響の範囲等を明らかにすること。

●回答/タンクからの漏えいについてはエリアに堰を設け、水位計の設置、パトロールの強化などにより漏えい検知に努めております。フランジ型タンクからの漏えいについて、底板の解体等により原因調査を実施した結果、漏えい部からは、パッキンの飛び出し及びフランジ面の発錆が確認されております。

3、原子炉建屋周辺の凍土壁によらぬ遮水壁の設置、汚染水のコンクリート固化、溶融炉心の空冷化計画の策定などを実現すること。

●回答/凍土遮水壁は、基本設計がとりまとまったことから、規制庁に平成26年3月7日に実施計画の変更認可申請を提出し、現在、審議いただいております。
また、凍土遮水壁は、規制委員会等よりご指摘いただいていることは承知しておりますが、当社は、資源エネルギー庁・施工会社と連携をとりながら、引き続き、丁寧にご説明を行っていくとともに、凍土遮水壁の成立性について、現在実施している実証試験の結果も踏まえて検討してまいります。なお、汚染水量の低減を目的とした地下水流入抑制対策は、凍土遮水壁の他、建屋貫通部の止水、サブドレンの活用等の対策を進めております。さらに、冷却水の低減を目的とした格納容器内燃料デブリの空冷方式についても検討をすすめております。

<回答への質疑応答(抄)>

Q:地下水バイパスは報道があったが21日から実施か?運用目標値に照らして、トリチウムが1500Bq/Lを超えるようなら井戸ごとに止めるのか?

A:日程は決まっていない。12番井戸は、超えたので止め、再分析、1200Bq/Lだったので再開。

Q:H4エリアの観測井E1の数値の跳ね上がりの原因は解明されたのか?水位計は?

A:H4エリア周辺における地下水分析結果。ウェルポイントの汲み上げの効果があり、再開して現在も続けている。地下水バイパス実施後も継続する。
当初、1000トンタンク5個連結で受け入れタンクのみに水位計設置。不十分で11月全部に設置。警報の確認には行ったが、確認が不十分で目視するべき箇所を確認しなかった。
地下水バイパスは  地下水であって汚染水ではない、トリチウム1500Bq/Lの目標値とした。国の濃度基準の6万Bq/Lより十分低い。セシウムはいベクレルとの基準値を決めるに当たって、周囲の河川と同等濃度とした。トリチウムに関しては、河川レベルとは関係ない。

Q:周辺河川と同等なら熊川の数値は幾つか?分析しているのか?放出規制は、総量規制でないと意味がない。

A:地下水バイパスでの放出の最大値が放出されると仮定して、トリチウムは年間量を計算し 0.5兆Bqで、事故前の年間2兆Bqよりずっと少ない。熊川の分析はしていない。

Q:地下水バイパスで汲み上げた水が汚染水でないなら、東電本社や他電力会社で使用しては?福島の海に流してもらいたくない。汲み上げ水を運んで、東京で使ってはどうか?

Q:場当たり的対策で、信頼性獲得には程遠い。放出は、総量で捉えるべき。全フランジ型の検出検査をやっていないので、全容を把握しようがない。21日確定ではないと言っているが、早期に説明会の開催を求める。地下水バイパスの水は、放出せずに東電による利用計画を求める。

A:県議会には説明している。公開して広く説明し、漁業関係者には厚く説明している。

Q:海は人のものだけではない。生命の源である海を冒涜するものであり、考え方そのものがまずい。放出前に市民説明会をしてほしい。

A:市民説明会は考えていない。去年、福島市といわき市で既に開催した。(注*国の主催、東電ではない)

Q:凍土壁は、東電監視委の元NRC委員長からも疑問視されているが、あの技術は通用するのか? 巨額の経費にみあうのか?凍土壁に失敗したら、誰が責任を取るのか?

A:失敗とは何を想定しているか? 地盤も沈まないと思っている。

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東京電力への要請・抗議のメール、ファクスは下記宛先になります。
(「地下水バイパス」が実施されないよう急ぎお願い致します。)

下記「要請書」でも、オリジナルの抗議文でも、よろしくお願いいたします。
メール:genshiryoku-center@tepco.co.jp
FAX:03- 3596-8539

「要請書」に賛同頂ける団体は、5月19日(月)12:00までに下記宛先に、メールまたはファックスで連絡をお願いいたします。5月20日に「要請書」とともに団体名を公表させていただきます。

件名に【ストップ汚染水・賛同】と明記の上、賛同団体名と団体の所在都道府県名をお知らせください。
メール送り先:stop.osensui@gmail.com
FAX送り先:03-3357-3801(原子力資料情報室:担当・澤井)
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要 請 書

東京電力株式会社
代表執行役社長 廣瀬直巳 様

2014年5月20日

母なる海への「地下水バイパス」という
意図的な放射能汚染水の放出を中止してください。

福島第一原子力発電所の過酷事故は、3年以上の年月を経ても収束の見通しもなく、大量の放射性物質が環境中へ放出されています。このような状況での中で、報道によれば、東京電力が「地下水バイパス」を5月21日にも実施する旨、伝えられています。私たちは、この「地下水バイパス」が放射能を含み汚染された地下水である可能性が高いことから、決して外洋に放出することは許されないと考え、その実施中止を求めます。

福島第一原子力発電所では、1~3号機の溶融した核燃料の所在もいまだにわからず、ただ冷却水を注入する作業が3年間行われてきました。そのために大量の高濃度汚染水が発生し、鋼板をボルトで固定しただけのフランジ型タンクに貯蔵されていました。昨年夏以降これら複数のタンクから数百トンの汚染水が漏洩し最大で1800ミリシーベルト/hという非常に高い汚染が確認されています。福島第一原発事故は国際原子力事象評価尺度ですでに「レベル7(深刻な事故)」、人類史上最悪の原発事故と評価されています。東京電力は、その同じサイトで新たに「レベル3(重大な異常事象)」とされるような汚染事故を重ねて起こしているのです。「地下水バイパス」によって放出される地下水は、フランジ型汚染水貯蔵タンクの近傍・下流に位置している12本の観測井戸からくみ上げられたもので、漏洩した高濃度汚染水による汚染の可能性が非常に高いと考えられます。

「地下水バイパス」という言葉も、事実を隠しています。実際、東京電力自身が設定している「地下水バイパス」の運用目標でも、1リットル当たりセシウム134は1ベクレル、セシウム137が1ベクレル、ストロンチウム等全βが5ベクレル、そしてトリチウムは1500ベクレルという値が設定されており、けっして汚染のない地下水ではなく、汚染されていることが前提になっています。さらにこのような放出がいつまで、どのくらいの量が放出されるのか、全体像は一切明らかになっていません。このような濃度だけの基準では、いくらでも大量の放射能を放出することが可能になり、特にトリチウムは1500ベクレルという高い値でこのような汚染水が放出されることは、また新たな国際問題に発展する懸念もあります。

福島第一原子力発電所の沖合、そして東北地方沖合の三陸沖は、世界三大漁場といわれる豊かな海です。この海の恵みは日本国民の宝であり、さらにこの恵みによって生きる漁業関係者等の生活の場でもあります。東北の真の復興を願う多くの人々にとっても、「地下水バイパス」というこれ以上の放射能汚染水の放出は、その願いを打ち砕きかねません。私たちは、このような「地下水バイパス」の実施を中止するよう、重ねて強く要請いたします。

賛同団体名○○○○、

以上○○団体
連絡先:「脱原発福島ネットワーク」
いわき市鹿島町久保字於振1-2
TEL:0246-58-5570

福島原発告訴団–汚染水で4.28行動


福島原発告訴団からのご案内です。

福島原発告訴団・ふくしま集会「深刻化する汚染水問題!」
4月28日(月)
13:30〜15:30 講演と報告 福島市市民会館 第2ホール
講演:「汚染水漏洩の実態」 阪上武さん(福島老朽原発を考える会)
現状報告:河合弘之弁護士、保田行雄弁護士、海渡雄一弁護士
15:45〜 新浜公園から福島県庁にデモ行進
16:30〜 福島県警本部に上申書提出  

福島原発告訴団が第一次「汚染水告発」を行って、早7ヶ月が経ちます。
汚染水問題はますます深刻化しています。昨年8月19日の、タンクから高濃度汚染水300トンの漏えいをはじまりとして、放射能濃度の過小評価、度重なるALPSの不具合、安全が明確とは言えない地下水バイパスの決定と毎週のように事件が起きています。
作業員の被曝や海の汚染が本当に心配です。
オ リンピック関連事業による、セメントや鉄筋などの資材不足と、人件費の高騰により作業員の確保がますます難しくなって、汚染水対策が困難になっていくので はないかと懸念されます。汚染水対策の初動がもっと的確に行われていたら…と思わずにはられません。汚染水の現状を学び、県警へ「強制捜査」を再度要請し ましょう。

«資料» IAEA、福島第一解体作業の最終報告書を提出


2014213

IAEAプレスリリース

国際原子力機関(IAEA)は2014212日、東京電力の福島第一原子力発電所解体の計画と遂行に関する日本の作業を二つの部分から見直す作業の中での発見事項を述べた報告書を、日本政府に提出した。

日本からの求めに応じて、日本の「東京電力の福島第一原子力発電所の解体に向けた中期および長期行程表」を、それぞれに独立して見直す専門家チームをIAEA2つ編成した。最初のチームは日本を201341522日に、2つめのチームは1125124日に訪問した。

「日本は、戦略を改善し、福島第一の安全な解体を推進するに必要な財源の割り当てるのに、よい基盤を作り上げた」とIAEA核燃料サイクル&廃棄物部長のフアン・カルロス・レンチホは述べた。「状況はしかし、なお錯綜しており、施設の長期の安定を確実にするためには、解決しなければならない、たいへん困難な問題点が幾つも残っている」

専門家チームは発電所解体に関する広範な問題点を点検した。例えば、東京電力の4号炉使用済み燃料プールからの燃料棒取り出しの作業、現場に溜り続けている汚染水の管理などである。

チームは、経済産業省の高級官僚や東電とも突っこんだ話し合いを行なった。またチームは事故の現場を2度訪ずれ、発電所の状況と、施設の解体に向けての進展具合に関する生の情報を得た。

またチームは海水、海底堆積、生物相を含む海洋環境での放射能状況をモニター作業に、日本がどのように力を尽しているかを調べた。その結果を、原子力規制委員会と議論した。

「チームは日本が設置している海水と食用海産物とのモニターシステムが、納得のいくものであるという印象を受けた。さらに、チームは日本が国際標準レベルに基いた食品限度規準を導入していることを観察した。こうした体系的なアプローチは、関係地方行政による流通制限とともに、市場に出ている海産物の安全を確かにする」とレンチホは述べた。

報告書は福島第一原発の解体の準備に向けた日本の進歩に敬意を表し、燃料取り出しの努力や、汚染水の管理、廃棄物管理などの、広範な諸問題に技術的政策的な助言をしている。

現場での汚染水の保管量が増大していることについて報告書は、東電はこうした水の処理にいっそう力を注ぐべきであり、その上で、これから先の管理については、あらゆる選択肢を検討すべきであり、許容限界を満している秩序立ったものでさえあれば、放出もを始める可能性もその中に含まれるとしている。この選択肢に向かうのであれば東電は、適切な安全性と環境影響のアセスメントを準備しなければならないし、またそれは定期的な見直しに付されるべきである。この文脈の中で報告書はまた、規制委が海水モニタープログラムを強化すべきであり、そのためには研究機関間の突合せを行なって、環境データの調和を保障していかなければならないと強調している。

「核の安全に関するIAEA行動計画」に基いて日本が申請した解体派遣団は、20119月にIAEA加盟国によって承認を受けている。「行動計画」は地球的な核の安全枠組みを強化するためお作業計画を定義しており、世界中の経験から最大の利益を引き出せるよう、別の国の専門家が相互に出入りして見直しをすることを奨励している。

グレグ・ウェブ (IAEA広報担当)

12・18 汚染水第二次告発!


福島原発告訴団は9月3日、福島第一原発の汚染水放出事件について、東京電力の新旧幹部32名と法人としての東京電力株式会社を、公害罪の被疑事実で福島県警に刑事告発をしました。
告発は10月11日に受理され、捜査が開始されました。
そして、5000人を超える人々がこの汚染水放出事件の責任を追及する告発に参加し、12月18日に委任状第二次提出を行います。
委任状の提出と、記者会見、報告集会を行いますので、みなさまお集まりください。

12月18日(水)
9時40分 福島県庁西庁舎入口前 集合
10時 福島県警に委任状提出
11時~12時 記者会見&報告会
(会場:チェンバ大町3階 福島市市民活動サポートセンター:福島市大町4-15)

何が起っても、国は私たちを守ってくれない


人見やよい

2013年10月26日、山口県山口市新亀山ふれあい広場で開かれた「反原発デー集会」より

山口の皆さま始めまして、私、今、ご紹介いただきました人見やよいと申します。福島県郡山市というところから来ました。よろしくお願いします。

山口来るの始めてです。上関原発、もうすっかり止まってるんだとばっかり思ってました。ここへ来てまだ建設埋め立ての計画がただ止まっているだけだとうかがって、本当に耳を疑っています。原発は本当にもういらないものだっていう認識を3.11で私たちは嫌というほど味わっています。これは私、福島県民だから言うんですけど、唯一良かった点はそれだと思うんです。もう原発はいらないっていうことを日本国中の人が知ることになった。それだけが唯一、良かった点だと思います。

良かったなんて言うと福島県の人たちから怒られますけれども、本当、それけです。原発事故で良かった点は。原発がなくても;こして原発が一個も動いてなくても、ゼロでもこうやって皆が普通に暮していけること分ってしまった。それまで、3割原発に依存していると言われていたことが瞞しだったことが、十分、分ってしまった。そして原発は、一度事故を起してしまったら、手のほどこしようがなくなるっていうことも、日本中の方が本当によく分ってしまった。これがオブチガタになってしまったことだけが、本当に唯一の救いです。

それ以外のことは本当、福島では、とんでもない毎日です。私の住んでいる郡山市というのは、原発から60km離れてます。だけどうちの庭は先日、除染のための事前調査というのが市からやって參りまして、庭先で測ったところ土は、0、86μSvありました。0、86μSvっていうのは、もう本当にそろそろ避難しなけりゃいけない数字ですよね。O,6というのが放射線管理区域ですから、それ以上、レントゲン室より高いところで私は今、暮しています。

で、この低線量被曝っていうのは、福島医大や国や厚生省によると影響はないっていう認識らしいです。私たち何度も、国に言ってます。霞が関行って、官庁交渉してます。高い地域は苦して欲しいっていうこと、言ってます。だけどその度に、様々な知見、長崎、広島、チェルノブイリ、様々な知見をもってしても、この低線量被曝というのは影響がないとされてますよ、と。それが世界の知見です、とおっしゃるんです。だけど世界の知見っていうのは、IAEAが決めたものだったりするわけなんですよね。ICRPであるとか。

で、その人たちはやっぱり原発を推進していくっていう立場でものを言っていますから、事故が起きても、「ここは安心し暮せるんですよ」っていうのぞ真っ先にキャンペーンに来るんです。去年も決ました。IAEAが12月に、福島県郡山市にやって来て、世界大会、開いていきました。福島県でですよ。福島県にやって来て、「これからも世界は原発を進めていくんだ、OH!」っていう大会をやったんです。百何十ヶ国のIAEAの代表が各国からやって參りました。その人たちが口々に言ったのは、「これからも福島の知見を活かして、安全に原発を推進します」っていうことだったんです。

本当に耳を疑いますよね。例えば広島や長崎で「これからも原爆を落しますよ」っていう国際集会やったら、皆、本当に信じられないでしょう?それオ福島県ではやられてるです。「これからも安全にやっていきます」と。そしてIAEAが何やったかっていうと除染のこと、健康調査のこと、測定のこと、そのことを福島県と協定を結びました。で、調印もその日して、それから何をやるのかなって思ったら、何か毎日、測ってるらしいです。飛行機飛ばして測ってるらしいです。

でも飛行機は10mの上を何か無人の飛行機飛ばしているらしいんですけれども、10mの上で測られても、本当の線量は分らないです。地面で測ってみないと本当に分らないです。小まめに測らないと、どこにホットスポットがあるかも分らないし、どこで、そこで子どもたちが遊んでいるのかも絶対、分らないと思うんです。それなのに、安全宣言をするためだけにそれをやってるとしか思えません。

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そして県は三春町というところに、環境創造センターというのを建てるっていうのを、IAEAと一緒になって、建てますっていうのを今、やてるんですけど、それが何をするのかと思ったら、つい先日、その概要というのが発表になったんですが、その、放射能教育のためのどうやらテーマパークらしいんですね。そこで何をやるのかと言ったら、やっぱり低線量被曝は安全です、ここで安心して暮してくださいっていうのを子どもたちにこれからも教えていく教育のためのどうやらそういう建物ができるらしいんです。

で、360°映せる大きな、何か日本では2つしかないというデジタチが入るらしです。そこでこれからも、「福島県の皆さん、安心して暮してください」っていうのをやっていくんじゃないかなと思うんです。とっても信じられないです。何でそんなことが行なわれなきゃならないんだろう。よく「福島県の人間は原発、受け入れたじゃないか」って言われるんです。原発、受け入れたんだから、危険を承知でしょう?と。今更、被害者面するなっていうのも、よく言われるんです。東京なんかでデモやてると、そういう野次も飛びます。

だけど、受け入れたわけじゃないですよね。受け入れたのは、絶対に安全だと言われていた原発ですよね。こんなに危険なものだと思っていたら、誰も受け入れなかったでしょう?だから上関の皆さんはこうやって三十幾年間、ずっと反対しておられるというのは本当に素晴しいことだと思います。

で、福島県は今から五〇何年前に誘致して、そこから始まっているんですけど、当時の人たちは過疎化が進む村で、ここは将来的には、仙台のような大都市になりますって、騙されたんです。安全です、と。これからの、未来のエネルギーです、って。本当に国に騙されたんです。それで受け入れたんです。一基受け入れたら、次々と原発立地のために降りてくるお金があって、そのお金によって、麻薬漬けのような形にされて、次々と受け入れさせられたんです。それで受け入れた本人も責任があるじゃないか、被害者面すんなっていうのはやっぱりおかしいと思うし、で、私たちは何にも教えてもらえませんでした。

ご存知のようにスピーディも何ヶ月も隠されてました。逃げる時に、逃げさせてもらえませんでした。すぐにもう100mSvでも安全なんだというお医者さんが福島県に入ってきて、逃げようとする人を止めましたし、逃げた人もその言葉を聞いて信じて帰ってきてます。だけどやっぱり、ご存知のように、出ましたよね。甲状腺癌、子どもたち四〇何人も。疑いありを含めて44人ですか。出てます。だけど因果関係はないって言ってます。

で、先日、東電交渉、いわき市で行なわれて私も参加してきました。その時に言ったのは、東電の方がおっしゃったのは、「因果関係は被害者が証明しなくちゃいけないんですか?」って質問したら、「その通りです」っておっしゃいました。今は、先生方は因果関係はないと言っているのだから、それは被害者の方で証明してもらわないと、払えないと、そういいうことをおっしゃるのです。

しかも、今、汚染水の問題で、何度もニュースで出ていますよね。建屋が建っていて、粘土層があって、その下に砂岩と言われる層があって、そこを汚染水が毎日、1000トンですか、流れていて、日々、400トンあまりの汚染水が外に流出しているという図を私たち何度も見てます。で、皆、疑問に思っているんです。砂岩の上にある粘土層の上にある建屋っていうなは、私たちが聞いた説明とはまったく違うんですよね。何度もボーリング調査を行って、強度な岩盤の上に建てられてるから、安全です、原発は本当に100%安全なんですって福島県民はずっと言われてきたんです。だけどん砂の上に建ってる、粘土の上に建ってる原発って、どこが強固な岩盤なんですか?全然、岩盤じゃないですよね。砂の上ですよ。

砂岩の上に建っている原発っていうのは、私たちが聞かされていた説明とまったく違うじゃないですって、東電の方におうかがいしたら、「あ、それは見解の相違です。その岩盤と言っているのは、その粘土層だ」っていうんですよね。子どもが聞いてもおかしいって思うでしょう?砂の上に建ってる粘土が岩盤だなんて言われたって。しかもその砂の中は、地下水がゴウゴウと流れているわけですよ。それなのに私たちはそういうことを言わて、騙されてきている。そして、今も色んなことが多分、騙されてるんだと思います。

何を言っても聞いてもらえないです。被害を認めてくれと、ただそれだけでも認めてくれないです。そして、いつの間にか分断というのが行なわれています。で、子ども被災者支援法、できました、昨年の6月。超党派の議員立法です。私たちはようやくこれで救済が始まるって思ってました。素晴らしい理念が書かれてました。避難した人も、留まる人も、これから避難をする人も、すべて漏れなく救済される素晴しい理念がそこには書かれていたので、本当にホっとしたんです。

これでようやく、よかった、国の腰が上がったんだと思いました。だけど先日、基本方針、発表されました。蓋開けてみたら、福島県の中の33市町村に限定です。その33市町村って、どうやって決めたのかもよく分らないです。数字の上で決めたのかも分らないし、その町の・・・・何でしょうね、何で決めたんでしょうね。私は未だに分らないです。他にも、年間1mSvを超える地域って全国にいっぱいあります。東京だってそうです。千葉だってそうです。ホットスポットいっぱいあります。年間1ミリ遥かに超える地域っていっぱいあるのに、そういう人たちは権利が認められないってことをはっきりと、国は言うんです。だから何が起っても、国は私たちを守ってくれない。そのことをずっとこの2年半、ヒシヒシと感じています。

本当にそうなんです。原発、建てられてしまったら、おしまいです。国は守りません。東電は補償しません。何かとなったら逃げます。そして私たちは、東電や国や、皆さん、原発に責任があったと思われる人を訴えました。福島原発告訴団として訴えてます。たくさんの人が賛同してくださいました。告訴人となって訴えました。で、受理もされました。だけどこの間、「不起訴」っていう決定が出ました。

何で不起訴かっていう理由を聞きに東京地検と福島地検の説明会に参加してきました。何か、そこでおっしゃるには、「予見不可能だった」っておっさるんですね。津波の想定も、予見不可能だったと。だけど、10mを超える津波っていうのは、十分、予見もされていたし、地元の人たちも、集会の度に言ってました。「こんな高さではすぐに乗り超えてくる」っていう話がいっぱい出てました。

だけど、予見不可能だったって言う。で、土木学会の、何かそういう紙に書いてあるんだそうですよ。何か、この何十メートルという津波の予想は信憑性が低い、というそういう一文があるそうなんです。その一文があるが爲に、当時の規定をもってきては予見が不可能だったという結論で、とても罪に問えないっていう結論を検察側は出しました。

だけど、その土木学会っていうのは東電の社員がほとんどです。自分たちに都合の悪いことはやっぱり、書かないですよね。そしてアリバイ作りのためにそういう一行を何気なく紛れ込ませておくなんてお手のものだと思うんです。で、これからも予測不可能の件でも、福島のこの知見を活かしてこれからも罪に問われないように、たくさんの色んな工作が行なわれていると思うんです。で、どんな想定があっても、「信憑性が低い」であるとか、そういうことがさり気なくそっと書かれているんじゃないかと思うんです。

そして、大丈夫だと言われている、「これは活断層じゃない」と言われていることも、「その活断層だと言っているこの先生の話は信憑性が低い」なんて、さり気なくどっかに書いてあるのかも知れない。いずれ裁判になった時のアリバイのために。だから、国のやることを信じちゃいけないし、国が最後に救ってくれるなんていうふうに本当、信じちゃいけないと思っています。そして毎日、そういうことをやりながら、思うんです。やっぱり、ここは日本の生き方を変える一つのチャンスにしなきゃいけなかったはずだと思うんです。

この、私たちのとんでもない被害っていうのは、これからどんな被害が出てくるか分らないです。子どもたち、これからどんな病気が発症してくるか、分らないです。この被害がね、日本が、日本がライフスタイルを変えて、方向転換をするきっかけにならなかったら、本当に私たち、死んでも死に切れないです。悔しくてたまらないです。そして、日本はそんなに上を上・・・・、右上り、右上りって、目指していかなくっていいんじゃないかと思う。そして経済なんかドンドン上がらなくってもいいんじゃないかと思う。

美しい海があって、安心して作物を作れる大地があったら、それで暮していけるんじゃないかと思うんです。そういう方向で、皆で目指していくべきだってべきだった。べきだったし、これからも、べきだと思います。それなのにオリンピックなんか招致しちゃってね。これからも、経済が上がっていくことが素晴しいんだなんていうふうに、何か上の人たちは進めています。で、そのオリンピックのために、国の整備をして、これからも都会では電気がドンドン必要になって、っていう方向をね、目指してしまうんだとしたら、これからの7年間っていうのは本当に「失われた7年間」になると思う。もったいなくてしょうがないです。

国がどんな方向を目指そうと、「国民はそんなことを望んでないんだ」っていう、私たちは安心して暮せる、豊かな自然を子どもたちに残すんだっていうことをね、力を合わせて、スクラム組んでやっていくしかないって、思うんです。そうしていただかないと、本当に、私たち、悔しいです。悲しいです。はい。だから、上関が絶対に建てられないで済むように私たちも本当に遠くからですけれど、応援しています。

何かあったらすぐ来ます。何でも言います。これからも頑張ってください。有難うございました。

«資料» 福島第一原子力発電所の汚染水漏れに関するIAEAの声明


2013年8月21日

IAEAのWEBサイトより

本日、IAEAは福島第一原子力発電所の状況に関し以下の声明を発した。

「日本の原子力規制委員会が、東京電力福島第一原子力発電所び放射性水漏れを国際核事件物差し(INES)で第3水準に格付けする意向であるとメディアが報じていることに、IAEAは強い関心を持っています。

日本の当局は機関に対し、発電所の状況に関する情報を引き続き提供していますし、機関の専門家たちは事態を注視し続けています。

IAEAはことは重大であると考えており、要求があればいつでも援助できる態勢をとっています。」

«資料» 日本:福島の原子力発電所の修復には莫大な労力が必要,とIAEA


国連ニュースセンター配信記事

2013年5月24日

金曜日に公表された報告書の中で国際原子力機関(IAEA)は、2年前に強力な地震と津波とによって損壊した福島第一原子力発電所を沈静化するには、日本がその方向で多大な進展を果してきているとは言え、まだまだたくさんの障害があることを、改めて喚起している。

福島第一原子力発電所の沈静化に向けたロードマップの作成に日本は努力しているが、それを査定する任務を負ったIAEAのチームが現地に派遣された。この報告書は、その結果としてまとめられたものである。

「日本の作業者たちは発電所の原子炉を冷却と安定化に漕ぎつけました。」報道へのコミュニケの中でこう解説するのは、IAEAの核燃料サイクル&核廃棄物管理技術部の部長、フアン・カルロス・レンチホである。

「しかし、現場での汚染水が累積してしまっていることが、状況の安定に致命傷を与えかねず、これ以外の修理、修復のプロセスに着手するより前に、できるだけ早く解決しなければならない、深刻な問題であり続けています。」とレンチホ氏は付け加えた。

報告書には、戦略や計画作成、立場の異なる諸関係者のかかわり方、原子炉の核燃料の管理などについて、一連の勧告が記載されている。

「IAEA の専門家たちによる報告書が日本にとって有益であり、また日本で原子力を運用している諸機関が福島第一の破局の教訓を忘れないための、手助けになって欲し いと思います。そうした点から見ますと、日本政府がこの報告書をちゃんと出版してくださるというお話を有り難く思います」とレンチホ氏は付け加えた。