原子力規制委人事にノー緊急署名


満田夏花

原子力規制委の人事案が政府から示され、国会で審議されようとしています。なかでも問題なのは、田中知氏の人事案。これを就任を認めてしまえば、原子力推進派はやりたい放題。

今だって問題だらけの形だけ審査をやっている原子力規制委員会ですが、「原子力村の、原子力村による、原子力村のための」原子力規制と化してしまいます。

何よりも、政府は自らがつくった規制委の人事のルール(原子力事業者/関連団体出身ではないこと、原子力事業者等からお金をもらっていないこと)を守るべきではないでしょうか?

ということで、以下のような緊急署名を始めました。「こんな人事案は認められない!」「3・11を忘れるな!」という声を国会に届けましょう!拡散お願いします。
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【緊急署名】 原子力規制委 原子力ムラ人事案にノー!
国会議員のみなさま
原子力規制委員会の人事案に反対をしてください!
署名フォーム1(PCのみ):http://goo.gl/KvgRwo
署名フォーム2(携帯&PC)https://pro.form-mailer.jp/fms/0f88850f59845
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締切:6月5日(木)朝9時
★この署名は、6月5日(木)午後に、主要な国会議員の事務所に提出予定です。ぜひ、提出行動にもご参加ください。
提出行動集合 14:30に、参議院議員会館ロビー
★提出行動のあと、15:30から衆議院第二議員会館前で抗議行動を行います。こちらもぜひ!
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政府が国会に提示した原子力規制委員会の人事案に反対してください。とりわけ、田中知氏は「原子力ムラ」の中心人物であるばかりか二重の意味で、原子力規制委員会の委員として欠格です。

1.2011年から2012年にかけて、「原子力産業協会」の役員を務めていた。
2.日立GEニュークリア・エナジーや東京電力の関連団体から献金や報酬を受けていた。

2012年7月3日に内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室が出した文書の「欠格要件」に関する記載には、「就任前直近3年間に、原子力事業者及びその団体の役員、従業者等であった者」とあり、政府の関連文書に列記された団体には「原子力産業協会」が明記されています。

また、同文章には、「就任前直近3年間に、同一の原子力事業者等から、個人として、一定額以上の報酬等を受領していた者」としています。

今回の人事が強行されれば、「原子力ムラ」の公然たる復活であり、福島原発事故がなかったかのような暴挙にほかなりません。政府は自らが定めたルールを守るべきです。国会議員には、一人ひとりの良識を発揮して、このとんでもない人事案に対して反対することを求めます。

呼びかけ団体:
原子力規制を監視する市民の会
脱原発福島ネットワーク
原発いらない福島の女たち
ハイロアクション福島
福島原発30キロ圏ひとの会
反原発・かごしまネット
FoE Japan
福島老朽原発を考える会
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
柏崎刈羽原発反対地元三団体
原発からいのちとふるさとを守る県民の会
フクシマアクションプロジェクト
ふくしまWAWAWA-環・話・和ーの会

※問い合わせ先
原子力規制を監視する市民の会
TEL/03-5225-7213 FAX/03-5225-7214
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町3-12明成ビル302号

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★下記の通り、原子力規制委の人事案に反対する抗議行動を行います。ご参加ください。

【明日!】・日時6月3日(火)18時30分~20時、
・場所:首相官邸前(国会議事堂前駅)、
・呼びかけ:原子力規制を監視する市民の会 http://goo.gl/SzHRiL

・日時:6月5日(木)15:30~16:30
・場所:衆議院第二議員会館前
・呼びかけ:原子力規制を監視する市民の会
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【関連情報】
[談話]田中知氏の原子力規制委員会委員への任命案について(原発ゼロの会)
http://genpatsuzero.sblo.jp/article/98410602.html

[社説]規制委人事案 撤回も視野に再検討を(5月31日、北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/542587.html

規制委員候補に電力側から報酬 田中教授、50万円超(5月27日、共同)
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052701002272.html

[書き起こし]規制委の「中立」基準 適用せず
(5月30日、東京新聞「こちら特報部」)
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/580-2044.html

田中知氏は金塗れの御用学者ではないのだろうか?


竹内雅文

「福島県環境創造センター(仮称)設置準備検討委員会」というものが存在するようです。県の作成した会議の資料を見ると、この委員会の会長が田中知氏であることが分りました。

田中知(たなかさとる)氏は東京大学教授で、日本原子力学会会長も務めています。

2012年2月6日の「朝日新聞」(電子版)には、この学者に関して、私たちにとって甚だ心配な記事が載っています。田中氏ら3人の学者が「2010年度までの5年間に原発関連の企業・団体から計1839万円の寄付を受けていた」というものです。

福島第一原発の事故の後で、「原子力政策の基本方針(原子力政策大綱)を決めるため内閣府原子力委員会」というものができたわけですが、そこで田中氏は専門 委員に選任されています。朝日の記事は、こうした政府の機関で専門委員として発言する人が、業界から金を受け取っている人でいいのか、という疑問に立って 書かれているわけですが、朝日の記者に対して田中氏は「寄付を認めたうえで、「会議での発言は寄付に左右されない」などと話している」そうです。

こうしたスキャンダルを報道したのは朝日だけではありません。2012年8月19日の「デイリー東北」にも、この人物等3名が「2010、2011年度の 2ヶ年で計912万円を電力業界などから受け取っていたことが全国市民オンブズ連絡会議から発表された」という記事がついています。

その記事では「田中氏は日立GEニュークリア・エナジーから2カ年で計120万円、」と献金元も特定されています。モロ、日立とGE合弁の原子力企業から金を 貰っていたことになります。そういう甚だご立派な方がこの福島環境創造センターの設置の準備に当っておられるということは、私たちが常に念頭に置いておくべきことがらではありましょう。